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デッキ紹介記事 #01『極神ビーストウォーズ』
皆さんはじめまして!
さんかくホークと申します。
さて、この度はデッキ紹介記事というものを書いてみよう!と思い立ちました。
拙い箇所もあるかと思いますが、一人でも多くの方に極神の良さが伝われば幸いです。
それではよろしくお願いします!
▼デッキレシピ
デッキレシピはこちら。
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▼コンセプト
《極神聖帝オーディン》をはじめとする極神おじいちゃんズを全力で介護して戦います。
「1ターンで三極神!3妨害!」みたいな初動全振りデッキではなく、シンプルでテンポの良いデュエルを目指しています。
使い勝手の良い「極星獣」を多く採用し、「獣族」サポートも活用しています。
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基本的に《極星天グルヴェイグ》を軸とします。
メインデッキの「極星」モンスターは全てリンク素材となります。
その重たーいコストをいかに確保していくかがポイントとなります。
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▼初動
・基本パターン
通常召喚した「極星」モンスターで《極星天グルヴェイグ》をリンク召喚し、効果により《極星獣グリンブルスティ》《極星工イーヴァルディ》《極星獣タングリスニ》を特殊召喚します。
《極星工イーヴァルディ》特殊召喚時の効果により《極星宝スヴァリン》をサーチし、その3体で《極神聖帝オーディン》を《極星天グルヴェイグ》のリンク先にシンクロ召喚します。
初動と呼ぶにはいささかシンプルですが、まあまあ硬い盤面だと思っています。
《極星天グルヴェイグ》のリンク先に「極神」モンスターがいる場合、自身は攻撃対象とならず、リンク先の「極神」モンスターは効果対象となりません。
加えて《極星宝スヴァリン》の効果により「極神」モンスターが存在する限り毎ターン相手フィールドの表側のカードを全て無効化できます。
イメージとしては《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》の無効効果を全体化して毎ターン使えるという効果。強い。
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しかし何と言っても《極星天グルヴェイグ》のコストによる手札消費が非常に激しく、その軽減策として《レスキューキャット》と《チキンレース》を採用しています。
後者はドロー効果の後にも場に残るため自身をコストにできます。
前者は単なる+1枚のカードではなく、上振れの《ナチュル・ビースト》へと繋がります。
その場合以下のような初動となります。
《レスキューキャット》通常召喚
効果により《極星獣タングリスニ》《エレファン》を特殊召喚
2体で《ナチュル・ビースト》をシンクロ召喚
《エアーズロック・サンライズ》等で《極星獣タングリスニ》を蘇生
《極星獣タングリスニ》で《極星天グルヴェイグ》をリンク召喚
→前述の動きへ
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この動きは「《レスキューキャット》+蘇生カード」の代わりに
「《レスキューキャット》+《ダイナレスラー・コエロフィシラット》」
「《ダイナレスラー・コエロフィシラット》+《極星獣タングリスニ》+蘇生カード」
でも同様の動きが可能となります。
(ここまでの《極星獣タングリスニ》は《極星獣タングニョースト》でも可)
更に《神縛りの塚》があれば《極神聖帝オーディン》に効果破壊耐性と戦闘破壊時1000バーンを付与できます。
・《極星宝フリドスキャルヴ》パターン
初動の別パターンが《極星宝フリドスキャルヴ》使用ルートです。
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強力なリクルートカードですが「この効果で特殊召喚したモンスターが存在する限り、EXデッキから「極神」モンスターしか特殊召喚できない」という呪い制約があります。
そう。《極星天グルヴェイグ》をリンク召喚できないのです。
デザインどうなっとんねんと思いましたが、BACH収録の超絶強化で環境入りしちゃう可能性を秘めていましたからね。その調整ですよきっと。
冗談はさておき。。このデッキは《極星天グルヴェイグ》が軸です。
そのため《憑依覚醒-デーモン・リーパー》を経由します。
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特殊召喚の条件は「魔法使い族」と「レベル4以下の地属性」です。
地属性は多く採用しているため《極星宝フリドスキャルヴ》で魔法使い族をリクルートします。
そこで採用したのが《極星霊アルヴィース》です。
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皆さんご存じでしょうか?
①の効果は一見《極星天グルヴェイグ》のコストを軽減できる有用な効果かと思われますが、シンクロ召喚ではなく「EXデッキから特殊召喚」のため、ただでさえ何もできないのに蘇生ができない「極神」となってしまうのです。
そのため比較的使いやすい②の効果を使おうにも採用しづらいモンスターでした。
しかし《極星宝フリドスキャルヴ》でリクルートして《憑依覚醒-デーモン・リーパー》の召喚コストとすることで自然に墓地へ送る事ができます。
②の効果で「極神」の墓地送りをトリガーとして別名の「極神」を特殊召喚できるため、牽制としては十分な役割です。
そして言わずもがな《憑依覚醒-デーモン・リーパー》採用の最大の理由は《極星宝フリドスキャルヴ》の制約解除です。
特殊召喚時の効果で蘇生した「極星」モンスターで《極星天グルヴェイグ》をリンク召喚でき、自身はコストで除外します。
このデッキ随一の面白コンボです。
また、展開効果を持つ《極星獣グリンブルスティ》や《極星工イーヴァルディ》の素引き、あるいは《極星獣タングリスニ》や《極星獣タングニョースト》の効果発動によって場にシンクロ素材が並べば《極星宝フリドスキャルヴ》で直接「極神」のシンクロ召喚を狙う事も可能です。
▼その他採用カード
基本的に《極神聖帝オーディン》の高い打点で攻めていきます。
《極星宝スヴァリン》で守りを固め、更なる「極神」のシンクロ召喚も視野に入れつつ、自分では何もしない「極神」達を下記のカードでサポートしていきます。
・「極星」関連
・《極星天ヴァナディース》
基本的には第二の《極星獣グリンブルスティ》です。
「極星」チューナーの代わりになれるため任意の「極神」のシンクロ素材に使用可能です。
「極星天」チューナーであるため《極神聖帝オーディン》の蘇生効果のコストになります。
理想は《極星天グルヴェイグ》のリンク素材として早めに墓地に置いておきたいです。
・《貪欲な壺》
2ターン目以降のドローソースです。
中盤から《極星天グルヴェイグ》のリクルート先が足りなくなる事が多く、息切れ防止も兼ねています。
ちなみにこのカードの存在により《極星獣グリンブルスティ》の墓地の「極星」を回収する起動効果は使わない事が多いです。
・《奇跡の光臨》
天使族専用の帰還版《リビングデッドの呼び声》のようなカード。
意外といぶし銀な役割を担っています。
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対象候補は《極神聖帝オーディン》《極星天ヴァナディース》です。
《極神聖帝オーディン》は自己蘇生効果を持ちますが「表側のこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズ」という非常に限られた場面でしか使えません。
この効果をケアされて除外される事も多々あり、《奇跡の光臨》で帰還させる選択肢が生まれます。
OCG化の際に何故か天使族になった数少ない恩恵を活用しましょう。
《極星天ヴァナディース》は《極星天グルヴェイグ》《極神聖帝オーディン》のコストで除外状態となる場面が多いです。
《奇跡の光臨》は帰還により《極星天グルヴェイグ》のリンク素材を出力しつつ自身は場に残るためコストのかさ増しになります。
・《極神皇トール》
「極星獣」チューナーを素材とする「極神」の1体です。
固有の起動効果は「極神」の中では最も強いと思います。
ちなみに《極神聖帝オーディン》固有の起動効果は「そのターン中に魔法・罠の効果を受けない」です。永続効果でつけとけや
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①の効果によって突破できる盤面や、墓地に《極星獣グリンブルスティ》しかおらず破壊が見込まれる場合に出てきますが、優先順位は《極神聖帝オーディン》の次点となります。
なんだかんだ言って《極神聖帝オーディン》の4000打点は魅力的なんです。
・《極神皇ロキ》
正直あんまりシンクロ召喚したことないです…
固有の魔法・罠無効効果もバトルフェイズ限定で、「極星霊」チューナーを採用してないため自己蘇生効果も使えないです。あと打点も低い。
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しかし決して雰囲気採用ではなく、前述の《極星霊アルヴィース》の②の効果で特殊召喚する場合があります。
「墓地に同名がいない「極神」モンスター」を特殊召喚できるため、リクルート先として3体目の「極神」は必要となります。
・《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
キルラインを大幅に下げられる最終兵器です。
《極星天グルヴェイグ》の効果発動ターンはエクシーズ召喚できませんが、デュエルの流れの中で《極星宝スヴァリン》の②の蘇生効果や《奇跡の光臨》によって「極神」を2体並べることは難しくありません。
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・汎用カード
残りは汎用カードとなります。
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・《ラーの翼神竜-球体形》
《神縛りの塚》のリクルート先を念のため採用しています。
相手の大量展開を抑制し、奇跡的に自分フィールドに戻ってきたら《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の素材になります。
・《三戦の号》《三戦の才》
現代の汎用パワーカード。
前者は場面に応じたサーチ、後者は《極星天グルヴェイグ》のコスト確保に。
・《サンダー・ボルト》《心変わり》《ハーピィの羽根帚》《ツインツイスター》《死者蘇生》
説明不要の汎用カード。
・《反逆の罪宝-スネークアイ》
面白除去カード。
《オーディンの眼》と言い張りましょう。
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・《伍世壊砕心》
《極神聖帝オーディン》を蘇生することでほぼ全てのモンスターを対象を取らずに破壊することができます。
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・《ブラック・ローズ・ドラゴン》《氷結界の龍 トリシューラ》
一発逆転の最強シンクロモンスター。
チューナーである《極星天ヴァナディース》は非チューナーに「極星」を要求しますが、シンクロ召喚先には制限はありません。
レベル変更効果もあるため汎用シンクロが採用圏内となります。
・《トロイメア・フェニックス》《トロイメア・ユニコーン》
みんな大好き汎用リンクモンスター。
手札コストは重いですが永続魔法・罠で詰みたくないため採用。
▼採用を検討したカード
色々試した結果抜けていったカード達も一応紹介させて頂きます。
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・《オネスト》
このデッキは「極神」の高い打点を頼りにしており、そこを超えられてしまうと意外と手詰まりとなってしまいます。
《極神聖帝オーディン》で返り討ちにできれば一番カッコいいですね。
OCG化の際に何故か光属性になった数少ない恩恵がこの《オネスト》を使えるという点です。
しかしこのデッキにおいて大きいのは《極星天グルヴェイグ》の存在です。
「極星」モンスターを全て光属性に変換できるため、腐ることなく《極星天グルヴェイグ》で上から殴り倒すことができます。
・《増殖するG》
《極星天グルヴェイグ》のコスト確保として最も安直かつ強いカード。
他に手札誘発を採用していないため、それ以上でも以下でもなくデッキから抜けてしまいました。
・《メタファイズ・アセンション》
このカードを代表とする「メタファイズ」カードは除外をキーとして発動する効果を持つテーマです。
必要枚数が多く事故の原因になるため獣族に取って代わられてしまいました。
デザイン的にはかーなり好みなのでいずれどこかで使いたい。。
・《スキルドレイン》
《極星宝スヴァリン》登場以前に使っていました。
《極神聖帝オーディン》《神縛りの塚》と並べばかなり強固な盤面となりますが、突破されてこのカードが残ってしまうと巻き返しが絶望的になってしまうため《マジック・プランター》と併せて無理やり運用していました。
・《リビングデッドの呼び声》
万能蘇生&《極星天グルヴェイグ》のコストかさ増しカード。
デッキ枚数を減らす過程で抜けていってしまいました。
・《サイバース・クアンタム・ドラゴン》
《極神聖帝オーディン》《極星天グルヴェイグ》と共に並ぶと謎の強固さを発揮します。
並ぶ場面がほぼ皆無だったため単体で使える《ブラック・ローズ・ドラゴン》と交代しました。
▼おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございました!
長々と書いてしまいましたが、皆様に少しでも興味を持っていただければ幸いです。
私自身もこのデッキへの理解度がより深まったような気がします。
気が向いたら他のデッキの紹介記事も書いていければと思いますので、その時はまた読んで下さい!
それでは!!