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【No.11】採用工学のススメ ~自己アピールが下手な人は、自己分析に縛られている危険性アリ~

No.11

━━━━━━━━━━━━━━採用工学のススメ━━━━━━━━━━━━━━━━

    自己アピールが下手な人は、自己分析に縛られている危険性アリ

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 みなさん、こんにちは。藤原ユウマです。今週も採用工学のススメをお読み頂きましてありがとうございます。

 ここ最近、急激に寒くなってきましたね。年末の最後の追い込み、と仕事に励む人は多いと思いますが、くれぐれも体調を崩さないよう気をつけてください。

 さて、先週に引き続き、DeNAのキュレーションメディア問題が炎上し続けています。かねてより指摘されていたモラルやライターの買い叩きの部分に加えて、組織的な拝金主義が問題だとか、キュレーションメディア部門の事業責任者であるとされる村田マリ氏のコメントが出てこないなど、鎮火する兆しが一向に見えておりません。いやはや、もはや炎上にも慣れてしまったというか、飽きてしまったというか。

 今回で、キュレーションメディアについては一考されるキッカケとなり、既存の大手企業はその運営体制や記事内容を精査する動きが出ています。オリジナルの知的財産権の在り方が見直されるようになった一件でしたが、漫画「宇宙兄弟」が面白い動きを見せています。

 漫画「宇宙兄弟」は、そのイラスト等を活用した2次創作グッズを公認し、フリマアプリ「メルカリ」内販売できる仕組みを準備しているとのこと。宇宙兄弟とその著作権マネジメントを手掛ける株式会社コルクによって進められているもので、グッズには専用のロゴをつける等いくつかの販売ルールはあるものの、オリジナルコンテンツメーカーが公式にファンやデザイナーを巻き込んで2次創作を図るというプロジェクトです商品が売れれば、10%のライセンス料をコルクが受け取り、メルカリの手数料も別途10%かかるとのこと。

 オリジナルコンテンツを他社に使わせないように過度に規制したり、見つけたら鬼の首を取ったように怒り狂うような最近の流れの中で、この取り組みは鮮やかでスマートだと思います。

 本来、オリジナルコンテンツメーカーは自分たちの作品がどんどん世に出てくれることは歓迎すべきことであり、その影響力拡大に周囲を巻き込んで行くという流れをとりました。しかも、しっかりとその際の権利と報酬契約を明示することで、敵意むき出しに争う好戦的なスタンスではなく、やることさえやって守るものさえ守ってくれれば、私たちは同じ方向を見ている協力者ですよね、という意思表示をしています。

 敵対関係や炎上といった関係構築は、オリジナルコンテンツメーカーにとってもパクリ業者(まぁ、もちろん元々コレが悪いんですが。とは言え、完全には一掃されないのも事実。)にとっても、メリットは大きくありません。折角、周囲を巻き込むなら競創していこうじゃないの、という宇宙兄弟とコルクのやり方は、争い絶えず炎上だらけの世の中では殊更目を惹くアプローチですね。

「宇宙兄弟」の2次創作グッズ販売、権利者が“公認” メルカリで1月から

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1612/09/news103.html

 さて、それでは今週の内容です。

【今週の目次】

1.自己アピールが下手な人は、自己分析に縛られている危険性アリ

2.今週のトピックステーマ

3.気になるアイテム

4.お悩み人生相談 Q&A

5.読者感想コーナー

6.終わりに

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1.自己アピールが下手な人は、自己分析に縛られている危険性アリ

 では、今週も「面接において何をアピールすれば良いのか?」という就職活動生や転職活動をしている方から良く頂く質問に対して、お答えしていきましょう。

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