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【No.30】採用工学のススメ ~<特別対談>株式会社ディーセントワークが見据える働き方の未来~

No.30

━━━━━━━━━━━━━━採用工学のススメ━━━━━━━━━━━━━━━━

    <特別対談>株式会社ディーセントワークが見据える働き方の未来

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 みなさん、こんにちは。藤原ユウマです。今週も採用工学のススメをお読み頂きましてありがとうございます。

 つい先日この4月にオープンした、GINZA SIX( https://ginza6.tokyo )に行ってきました。銀座松坂屋の跡地とその周辺エリアを再開発した商業施設です。銀座という立地と大人びた内外装からは、「高級」というフレーズがまさにピッタリでした。至るところにアートが施された建物内には、100を超えるブランドショップやオフィススペース、食やファッション、能楽堂に屋上庭園などが点在しています。訪れた日は、日曜日の夕方だったのですがかなりの人ごみで、入り口はごった返しになっているほど盛況でした。

 そんな中、エントランスからすぐのエスカレーターを下ると、有名ブランド「CHANEL」のショップが構えます。数ある高級ブランドの中でも、エスカレーター真正面のベストスポットをなぜ、CHANELが抑えたのかと言えば、店舗の柱に埋め込んだデジタルオーダーシステムにその理由があるように思います。

 お客さんは、ショップスタッフに声をかけて気に入った商品を購入するのではなく、壁面に設置された巨大タッチパッドから、気になる化粧品をスワイプしながら選ぶことが可能です。デジタルサイネージの最新版とも言えるような高級感を醸し出していて、高級ショップにはピッタリですね。実際、その巨大タッチパッドの前には溢れんばかりの人だかりでした。でも、そこで思う訳です。これって自宅でAmazonから購入すれば良くないかな?いえいえ、違うんですよね。

 きっと彼女たちは単に化粧品を買うだけではなくて、「超高級店で最新のオシャレなテクノロジーを使ったショッピング」という思い出を買っている訳ですよね。そして、周囲に群がって写真を撮る人々に対して優越感を得る。音楽が売れなくて、これからはライブだと言う話は以前から良く耳にしますが、ECで手間もなく買うことができる商品であっても、SNSで共有できるような自慢できる一枚になるのであれば、足を運ぶお客さんは多いのでしょうね。ライブでの販促は、あらゆるビジネスにおいて増々重要なキーフレーズになっていくのでしょう。

 さて、それでは今週の内容です。

【今週の目次】

1.<特別対談>株式会社ディーセントワークが見据える働き方の未来

2.今週のトピックステーマ

3.気になるアイテム

4.お悩み人生相談 Q&A

5.読者感想コーナー

6.終わりに

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1.<特別対談>株式会社ディーセントワークが見据える働き方の未来

今週は特別号として、対談記事を一足お先にお届けします。みなさんは、ディーセントワークという働き方を耳にしたことがあるでしょうか。新しい働き方、選択肢のある働き方といった近年尊重されてきつつある柔軟なワークスタイルを表すキーワードです。働き方改革が進む中、ディーセントワークというコンセプトを早くから広めてきた企業の高橋社長に迫ります。

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