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【No.13】採用工学のススメ ~グループディスカッションを導入する企業の狙いは?~

No.13

━━━━━━━━━━━━━━採用工学のススメ━━━━━━━━━━━━━━━━

       グループディスカッションを導入する企業の狙いは?

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 みなさん、こんにちは。藤原ユウマです。今週も採用工学のススメをお読み頂きましてありがとうございます。

 さて、みなさんクリスマスはいかがお過ごしでしたでしょうか。暦上では3連休となった今年、東京の観光・デートスポットは各所で混雑が見られ、交通機関も人だらけという感じでしたね。クリスマスは、混雑する上にレストランなどの予約は大変、かつ人手不足で料理の質もサービスも手が行き届いていない所もおおく、3重苦、4重苦で、あえてこの日に外出するコストパフォーマンスの悪さを感じました。

 さらにそれがデートであれば、男性からしたら相手の女性もサプライズや店の「格」みたいな部分への期待値が膨れ上がっているために、もう負け戦を挑んでいるようなケースもありますよね。需要と供給という言葉の意味を、最もわかりやすく体感できるイベントはクリスマスを置いて他に無いのではないでしょうか。今年も勉強になりました、メリクリ。

 先週のニュースですが、Amazonのレジなし無人スーパーのコンセプト映像がYoutubeに上がっています。(下記にURL記載)いや〜、アマゾンの躍進が止まりませんね。ビデオや映画、音楽を見放題・聞き放題の「Amazon Prime」サービスを筆頭に、日本にも上陸して話題になった「Kindle Unlimited」や「Amazon Dash Button」など、ユーザーが追いつかないほどのスピードで市場に新サービスを投入し続けています。そこに加えて、今回はレジ無しスーパーと言える実店舗の構想が舞い込んできました。

 レジでの決済不要で棚から取り出した商品をそのまま持ち帰ることができるという画期的なコンセプトであり、似たような取り組みとして、日本では格安ファストファッションチェーン「GU」がセルフレジを試験導入しています。ただし、GUではICチップ入りの非接触タグを商品につけ、レジに並ぶ代わりにお会計ボックスのようなところに入れると無線データで商品を自動識別するというものです。この方法での無人スーパーの実現も素晴らしいと感じていたら、アマゾンはまた別の手法を取り入れています。

 詳しくは下記記載のURLよりコンセプトムービーをご覧頂きたいのですが、入店時に専用のアプリで個人を識別、そこから好きな商品を選び、レジに並ぶことなく退店するという流れです。購入する(手に取って店から持ち出していく)商品の会計は、後日本人に紐づいたアマゾン・アカウントから決済される仕組み。まさに、現金要らずで買い物ができるシステムな訳ですが、実現に至ったキーテクノロジーは、センサー付きの棚とコンピューター・ビジョン、ディープラーニングなど自動運転車同様の技術を併用しているそうです。

 顧客が選ぶ商品を感知・監視しながら、個人に紐づけられたアカウントに会計学が積み重なっていきます。もちろん、棚にもどした商品は会計リストからも削除されるので安心です。

 レジが要らない未来型店舗の構想は、一年程前に400店舗ほどの出店を目指すと発表して話題になった、リアル書店の出店時からあったとも言われています。リアル書店での顧客行動データの蓄積やセンサー認識、深層学習を経てこの次世代スーパーの誕生が現実に近くなって来ているとしたら、アマゾンは本当に抜かりない戦略をとるなぁと感じます。

 かつて、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)でクラウドコンピューティングサービス市場を席巻したように、今回のレジ無しスーパーが実現したら既存の小売業は抜本的な構造改革に着手せざるをえなくなるようなインパクトがあります。

 実際、現在は取り扱い製品数を限定しているようですが、これからデータが貯まっていくにつれて、商品識別技術は上がっていくでしょう。そうなれば取り扱い製品の種類や数も広がり、レジ無しスーパーが標準規格になることも視野に入ってくるかもしれません。オンラインだけでなく、オフラインでもアマゾン帝国が猛威を振るっていますが、これはまだ序章かもしれないと思う程、淡々と彼らのビジネスは進んでいるような印象です。

『Amazon Go Is About Way More Than Groceries』

https://youtu.be/cA2-iMz479o

 さて、それでは今週の内容です。

【今週の目次】

1.グループディスカッションを導入する企業の狙いは?

2.今週のトピックステーマ

3.気になるアイテム

4.お悩み人生相談 Q&A

5.読者感想コーナー

6.終わりに

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1.グループディスカッションを導入する企業の狙いは?

 さて、前回は求職活動時に出会うことの多いグループディスカッション選考において、その合否にもっとも影響を与えるものを考察しました。グループディスカッションは不確実性に大きく左右する選考であることは間違いありませんが、選考を通過する確率をアップするためのコツはもちろんあります。

 これまで求職者側が選考通過(合格)率をアップしたい場合には、まず必須なのは相手を分析する(これがすなわち企業研究になるのですが)ことだとお伝えしてきました。企業の採用活動の意図やそこから成り立つベーシックな対策については、下記バックナンバーを参照してもらえればと思います。

『【No.9】採用工学のススメ ~「面接において何をアピールすれば良いか?」への唯一の答え~』

『【No.10】採用工学のススメ ~面接が上手くいかない人必見!企業の求める人物像を知るカギはビジネスモデル~』

『【No.11】採用工学のススメ ~自己アピールが下手な人は、自己分析に縛られている危険性アリ~』

 さて、企業の採用活動に目的・意図があるように、もちろんそこから紐づく各フェーズの個別選考にも目的があります。書類選考の目的はアレ、1次面接の目的はコレ、最終面接の目的はソレと言った具合ですね。

 そもそも、企業は選考フローを自由に設定することが出来る訳で、就職活動や転職活動を経験したことのある人は思い出してもらいたいのですが、書類選考の有無や面接の回数だって各企業で異なっています。それはグループディスカッションについても同様で、グループディスカッションを採用選考活動に組み込んでいる会社もあれば、組み込んでいない会社もあるのです。

 そうです、この流れからお分かりのように、グループディスカッションを実施する際にも企業には目的があるんです。それを理解しないことには、グループディスカッション通過の確率をあげるための効率的な対策はとれません。今回はそんな「グループディスカッションを導入する企業の狙いは?」というテーマを解説していきたいと思います。

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