【旅行記】人類の宝を観に行ったら、吉田麻也のデビュー戦もついてきたお話。その④
2012/9/23にアップしたやつ。
さて、ロンドンです。
ロンドンは、「観戦篇」「観光篇」に分けてお送りいたします。
今回は、この旅のハイライト・「イングランドのフットボールを観にロンドンに行こう! 観戦篇」です。
普通に時系列でお送りしますけどね。
2012/9/15(SAT) ロンドン晴れ・朝寒い、昼は暑い
ロンドン、最高気温20度前後です。
乾燥していて、過ごしやすいです。
そんなロンドン♪ ロンドン♪
今日は、午前中ロンドン市街の名所を観光したのち、愛するアーセナルFCの試合を観に行きます。
朝起きて、8時ごろにホテルを出ます。
昨日着いたのは夜中だったのでよく解らなかったのだけど、外観はこんな感じでした。素敵なとこです。
さて、今日朝イチの目的地は、ノッティングヒル。
ポートベロー・マーケットと言う、アンティークの蚤の市を観に行くんです。
ハイドパーク沿いをてくてくと歩きます。地下鉄でも行けるんだけど、あえてのお散歩。
街路は清潔で、緑が多くて、何だか素敵なところですね。
30分くらい歩いて、ポートベロー・ストリートに到着。
そう言えば昨日の昼から何も食べてないね! と言う訳で、その辺のスタンドカフェで朝ごはん。クロワッサンとデニッシュ+コーヒー。この朝食を私は大いに悔やむことになります。
道路沿いには少しづつ露店が立ちつつあります。
ちょっと早かったかなーなんて言いつつ、ぶらぶらと歩きます。
こんな感じで、アンティークものとか、あとは普通にバッグとか服とかの露店が並んでおります。1kmくらい並んでるんじゃないかな? 懐中時計の露店に滅茶苦茶惹かれましたが、「つかわねーな」ってことで見送り。生鮮食品とか、ケバブとか食品の屋台もあり、私は「ああ……ここで朝ごはん食べれば良かった……」と、激しく後悔したのでした。
いやしかし、見ているだけで楽しい! 旦那は、自分のイニシャルのアルファベットのスタンプを買ってました。この旅で、この人はチョイチョイと小さなみやげものを買うことが好きなのだということが判明。イタリアでも「真実の口」のミニレプリカ買ってたし。どこに飾るの? それ。
さて、この朝のロンドン、超寒かった。
素足+モカシンと言う私、ローマで薄着だった観光客たちを全くバカに出来ない。超寒い。
あまりに寒かったので、通り沿いのアメリカンアパレルでしましま靴下買ったよ。11ポンドだった。微妙たけーな。
ノッティングヒル周辺は、どことなくお高級な雰囲気。
東京で言うなら、自由が丘とか、そのへん? みたいな。
チェルシー辺りが田園調布? みたいな……。
道行くローカルの人も、みんな身なりが良くてお金持ってそう。
マーケットを往復し終わるころには、お客さんでごった返していました。
このまま、地下鉄のサークル・ラインでノッティングヒル・ゲート駅から、ウエストミンスター駅に行くつもりだったのですが、ここでこの旅いちばんのトラブル発生。
なんと地下鉄が運転してなかった。点検で止まってた。夜やれよwwww と思うのは、私が日本人だからなんでしょうかねー。
これ、ロンドンの地下鉄マップなんですけど、この赤線で囲んでるところら辺が、この土日は点検で運転中止。
聞いてねえよ! 超困るよ!
駅でゲットした地下鉄のマップとにらめっこしつつ、どうやったら、おのぼりさんが一番ウマイこと名所を観て回れるかを検討。
この辺は混乱していてあんまり覚えてないのですが、とりあえず、トラファルガー広場近くの駅に降りて、トラファルガー広場まで歩きました。
はい着いた。トラファルガー広場。
その足で、ザ・マルを通り、セント・ジェームス・パークの木立の中を通り抜けます。
ザ・マルは、ロンドンオリンピックのマラソンコースだったから、見たことあるよ!
ロンドン、観光客多かったなあ。
土日だったからって言うのと、黄金コースだったからって言うのは、勿論あると思いますが。
セント・ジェームズ・パークを歩くこと20分弱。バッキンガム宮殿が見えてきました。
宮殿の上に、ユニオン・ジャックがはためいているよ。ってことは。
エリザベス女王がいるよ!!!!
じゃっかんテンションが上昇。
バッキンガム宮殿のいちばんの見物と言えば、衛兵交代式です。
たまさか、通常開催されるのと同じ、11時半くらいに到着していて、「もしかしたら観れるかな?」って思ってました。
ただ、9月は一日おきの開催らしいので、どうかなー? って思ってたら、我々と同じ東アジア系のオバチャンに話しかけられる。
おばちゃん「今日、衛兵交代式ってあるの?」
私「うーん、わかんないけど…メイビー」
おばちゃん「あんたの持ってるガイドブックに載ってないの?」
私「載ってないっす」
とりあえず、宮殿そばまで行ってみました。ら、こんな看板が。
うーん、残念。
潔く諦めて、歩いてビッグ・ベンと国会議事堂、ウエストミンスター寺院を観に行ってみます。
はい、着いたよ!
いちばん下の銅像は、オマケのチャーチル像だよ!
いやしかしすごい人だったなあ。どやどやしてた。ウエストミンスター寺院も人がたくさん並んでました。
そろそろお昼を食べて、エミレーツ・スタジアムに行かねばならぬのですが、そもそもこのウェストミンスター周辺はほとんど地下鉄が動いていません。エミレーツ・スタジアムのある地下鉄ピカデリー・ラインのアーセナル駅に行くために、どうにかしてこの、ウエストミンスター周辺からピカデリー・ラインの走っている駅まで行かねばならず。
色々検討して、ウエストミンスターからエンバークメントまで地下鉄に乗り、乗り換えてチャリングクロスまで行き、そこからは歩きでレスター・スクエアに行くしかないと言う結論に。1駅ずつのコマギレな移動です。今にして思えばレスター・スクエアまで歩けた気がするわ。
そんな訳で、良く解らない地下鉄の止まりっぷりに大混乱しながら、とりあえずピカデリー・ラインに乗って、アーセナル駅に行くことにしました。昼ごはん食べてない! お腹すいたお!
グナーの皆さまでいっぱいのピカデリーラインが、アーセナル駅に着きました。
降りました。
あ、意外と、住宅街なんだね。
駅出て、右と左、どっちに行くのかな? (結論から言うとどっちでも良かった)
とりあえずグナの皆さんについて行くと、ボックスオフィスが見えてきました。
その前でハンバーガー売ってたんで、ハンバーガー買って食べました。3ポンド。
「アニオン要るか?」って言われて、「アニオンって何?」 って聞き返したら、「アニオンはアニオンだよ!」って言われて困った。
その後「Onion」だったと解った。
ロンドンの人の英語って、BBCのニュースとかと、全然違うよね……。(;ω;)
フレンドシップマフラー販売のお知らせ。
ボックスオフィスの横の階段をてくてく登ると……
キターーーーー(°∀°)ーーーーー!!!!!!
Fly!!!!!! Emiraaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaats!!!!!!!
感動です。
感動ですとも!
記念撮影。
今年のシャツはフェル様です!!!!
フェル様は、クラブを去らないって信じてる!!!!!
ソデから下のテーシャツがはみ出しているのは御愛嬌。
さて、入場して席を探したらば、アッパーのかなり後ろの方の席でした。
ピッチが一望できる席です。
で、旦那と連番で席が取れなかったんだけど、10個くらい離れたとこでした。
「隣の人が1人だったら、席を交換してもらおうよ」とか言いつつ。
↑この白く反転してる辺りの席でした。
試合開始。
血圧あがるわー。
遠いことは遠いのだが、とても見やすい。
一応オペラグラス持参で行ったんだけど、全然使わなかったなー。
試合はしょっぱなからひたすら、アーセナルがポゼッションしまくる展開です。
いい感じでスルスルパスが回るね! と思ってたら、ギブスの高速クロスが相手DFに当たってからの1点!!!!
ヤッホーイ!!!!!!
そして前半30分くらい、ポドルスキの神FK決まったー!!!!!!!
He scores when he wants,
He scores when he wants,
Lucas Podolski!
He scores when he wants!!!!
このチャントも一緒に唄うことが出来て、幸せじゃ!!!!!!
いやしかし、地元ファンからのポドルスキに対する人気は結構スゴイです。
メンバー紹介のときも、彼だけ歓声が大きかった。
グナーの期待をヒシヒシと感じました。
少し話は変わりますが、私の右隣には、2人連れのチョイコワモテのお兄ちゃんたちがいました。
立ち上がりながら色々わめきながら試合観戦してたお兄ちゃん。
私の左は空席で、前半終わっても空いてたら、旦那がここに座っても良いかなーなんて思ってたそのとき、お兄ちゃんに「ヘイ! 写真撮ってくれよメーン!」って言われたんで、撮ったんす。
お兄ちゃんズ「サンキュー! お前1人で来てんのかよメーン?」
私「旦那があっちにいるよ」
お兄ちゃんズ「何だよ! 隣空いてるんだから連れてきちゃいなよメーン!」
私「えっマジで? いいかな?」
お兄ちゃんズ「気にすんなよメーン!」
と言う訳で、「あ、それ、OKなんだ」みたいな軽さだったんで、目論見より20分ほど早く、旦那と並んで観戦できました。ありがとうメーン!!!!!
さて、この後、ポドルスキのFKのキッカケを与えてしまったサウサンプトンのDF、ホーイフェルトが交代になります。
誰が来るんだべ、と思ってたら……
吉田キタ━━━━(°∀°)━━━━ッ!!
吉田麻也、プレミアデビューです。別に写真撮ってないけど。撮っとけばよかった。
グナーに思いっきり「Whoooooooo?」って煽られてた。
日本人の私としては「いや彼は日本のナショナルチームのメンバーで結構やるんっすよ」って言いたかったぜ……。
ですが麻也選手、出場して数分、ニョに思いっきり裏をとられて失点のキッカケを与えてしまいます……。
その後も我らがガナーズ、またもやギブスからのOGで前半4点ゲット、余裕の折り返しだぜ! なんて思ってたら、よく解らないスチェスニーのミスで1失点。
勿体ねえ……。
気を取り直して後半が始まります。
ズーム無しだと視界はこんくらい。でも本当観やすい。
ズーム有りだとこんな感じ。
その後もアーセナルが終始ボゼッションして、ジェルビーニョの2点目と、終了間際にウォルコットが1点獲って試合は終了。勝った! 1試合で6回もゴールシーンが観れたぜ! ラッキー!
ウォルコットはゴールゲットしてもセレブレーションをせず、あれ? と思っていたんだけど、よく考えたらサウサンプトンは彼の古巣でした。試合終了後もセインツサポのところに、チェンバレンと挨拶しに行っていたし。ええ子達やのう、とちょっとホロリ。
失点にからんだほろ苦デビューになった吉田ですが、前半こそ固さがあったものの、後半は最終ラインから良いパスを供給していました。左のSBとの連携がイマイチで、あんまりチャンスになってなかったけど。縦に長い良いボール出したり、あとは数少ないCKからまさかのオーバーヘッドを狙ったりと、他のセインツの選手の心が折れてるのが如実に見受けられる中、気持ちを切らさずにいた姿勢も良かったと思います。この次のビラ戦では勝利と結果を出していたようなので、しばらくスタメンで行けると思いました。
麻也ちゃん、エラソーなこと言ってゴメンね! でも頑張ってね! 応援してるよ!
そしてそして、エミレーツスタジアムのサポーターたち。
彼らの素敵なところ。
何があっても常に拍手!
Jリーグで、ドリブルで仕掛けた後にボール獲られたり、ラインから出ちゃったりした後、客席から「あー」と言う落胆の声が漏れるのはよくある光景です。
エミレーツだと、「あー……ワーッパチパチパチ」って、すぐに拍手がかぶさってた。これは素直に良いことだなと思った。自分がJの試合を観に行った時には、これを心がけたいなって思いました。
さて、上機嫌でスタジアムを後にする前に。
アーマリーでお買い物だ!
お土産いっぱい買いました。
今回の旅行でMAX散財したよ。
今回、ブランド品とか全く買わなかったわ。イタリア行ったのに。
アーセナル駅からオックスフォード・サーカス駅でセンター・ラインに乗り換えて、セント・ポールズ駅で降ります。
↓はセント・ポール大聖堂(の裏側)。
ロンドンの金融街、洗練された街並みっすなー。
と言うか、ロンドンは街並みがとてもステキ。行ったエリアがお金持ちエリアだったからかもしれないけど。
街歩きの楽しい街ですね。
晩御飯はこのパブです。Ye Olde Cheshire Cheeseと言う古いお店。穴倉みたいな部屋がいくつか地下に広がっていて、雰囲気がありました。席が見つからなくて困っていたら、女性2人組が「私たち、帰るからどうぞ」って言ってくれた。おのぼりさんに優しい国だ。
私たちの隣の席のお客さんたちがフルアムのサポーターでした。さすが、イングランドやなあ~と思うことしきり。土曜の夜に23区内の盛り場で飲んでても、サッカー帰りの人に会うこととか、あんまないし。
今日の試合の思い出を噛み締めながら、フィッシュ&チップスと、エール&シェーパーズ・パイを食べました。
ここの料理は美味しかった。
ただ、なんつうか、見た目がスゴイテキトーって言うか、とりあえず皿に盛って、茹でたニンジンとグリンピースをよそっといたぜ! って感じだった。一年分のグリンピース食べたわ。
でも、繰り返しますが、料理自体は美味しかったんです。何か一言言いたくなるけど、美味しかった。イギリスの料理、わりと美味しいじゃんって思ってた。この食事までは。
そしてパプです。パブ、楽しいね。お店の人も、親切で丁寧だけどほっといてくれる感じが良いなあ。自分はこう言うスタイルがすごく合うなあと思いながら飲んでました。お客さんがあんまり長居しないのね。サクッと飲んでサクッと帰ってく感じとかも含め、大人っぽいなあと思ってました。そう、ロンドンって大人っぽい街だよね。
日本のパブにも行ってみよーっと!
で、地下鉄乗ってお宿に帰ってきました。
今日もよく歩いた。お洗濯しながら爆睡です。
明日は、旅の最終日。
「イングランドのフットボールを観にロンドンに行こう! 観光篇」に続きます。