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201907_魔の嫁友訪問ラッシュ

写真は冬の築地の写真であり、内容とは全く関係が無い。


気づけば育休ライフも残り3ヶ月を切った。
最近は愛しのなっちゃんとの触れ合いを殊更に重んじている。
育休を取った場合と取らなかった場合、触れ合いの時間の差は一体どのくらいあるのだろう。

以下、あくまでイメージで試算してみる。
①まず、育休を取らなかった場合
平日→朝1h+夜1h=2h
休日→07:00〜19:00=12h ※昼寝は無視
1ヶ月(仮に平日22日 休日8日として)
→2h×22+12h×8=140h
1年→140h×12ヶ月=1,680h

②次に、育休を取った場合
平日および休日→07:00〜19:00=12h
1ヶ月→12h×30日=360h
1年→360h×12ヶ月=4,320h

あくまで概算だが、日換算してみると、
1,680h÷24h=70日分
4,320h÷24h=180日分
4,320h÷1,680h=2.57倍
育休を取得すると、育休を取得しない場合に比べて約3倍近い濃度で家族の時間を過ごすことができる!
これが将来、果たして良い結果に繋がるのか。
娘から最後までクサ父扱いされずに済むのか。
楽しみである。


記すことを疎かにしていたせいで、記憶が完全に歪んでいる。
嫁の日記を読みながら書こう。そう、嫁は毎日育児日記をつけているのだ。偉い。

生後2ヶ月〜3ヶ月頃。
愛娘なっちゃんにも、少しずつだが笑うなどの表情が見られるようになってきた。なっちゃんも少しずつ人間に近づいてきた(?)ようだ。同時に黄昏泣き(赤ちゃんはつい、黄昏時に感極まって思わず泣いてしまうとかしまわないとか)も若干増えてきた...。

この頃やっとこさベビーカーを購入したことで、散歩する範囲が格段に広くなった。
抱っこ紐の場合、いくら慣れてもアカン坊の重みがモロに腰に響くため長時間の移動は中々キツいのだが、ベビーカーというツールは凄い。快適だ。人の歴史は凄い。と気を抜いていると、溝を越えられず焦ったりする。
段差が多くスロープが少ないような所は抱っこ紐が活躍したりする。

嫁様はまだ手術の傷口が痛むのか、長くは歩けない。体力もまだまだなので、基本的に私がベビーカーを押し、その横を嫁様が一緒に歩く。時には抱っこ紐で。基本的になっちゃんとの散歩は私の日課となっていた。

この頃から、近隣の保育園見学を予約し始めたり、そんな時期。


嫁はとても社交的で付き合いが広い。
私も友達は少なくないとは思うが、社交的な方ではない。汚安い居酒屋の隅っこが好きだし、会社の懇親会などでも、端でしっぽりと少人数で中身の無い話で盛り上がってる方が性に合っているタイプである。なんて将来性がないのだろうか。頑張ります。

嫁様の友人も皆礼儀正しく社交的であり、色んな人がお祝いに伺いたいとひっきりなしであった。
5月〜6月はおそらく生活に慣れるのに精一杯でもてなす余裕はないだろうと思っていたので、7月に入って怒涛のように訪問予定が詰まっていた。
正直、私は家族ぐるみの付き合い的なものが苦手であった(今はだいぶ慣れてきました)。というか、そんな(ステキな)時間よりも、今は自分たちの安息や我が子のケアや今後の話し合いなど優先した方が良いのでは、とは言えぬ。
ということで、私から見るといつかの結婚式などで会ったことがあったような(無かったような)人たちを招き、まだ慣れない我が子をあやしながら相槌を打つ機会が増えるのだった。

これが地味に辛かった。なんて嫁には言えない。
以前であれば、「あ、どうもですー。酒飲みます?」とか「へぇ、凄いですね。たぶん。おそらく。じゃぁ酒飲みましょう。」なんて具合でとりあえず酒を飲み始めるところなのだろう。そしてそのまま寝るのだろう。
でもそういう感じじゃないし。
私はひたすらになっちゃん抱っこに専念する。嫁は久しぶりの友人訪問とあって、精一杯もてなす。我が子が泣けば、ちょっとベッドに行ってよしよし、我が子がグズれば、「おしっこかなぁ」なんて言いながらベッドへ避難し、我が子を理由にちょっと一息ついたりする。嫁は友人達と楽しくお話をしている。嫁にとっては束の間の休息であり、同時にお客様をもてなす日。久しぶりの大人の時間。なのだろう。
うん、おしっこはしていない。でもオムツを広げてうちわで扇いであげながらベランダを眺めたりする。初夏の生温い午後のひととき。
「平和だな...。」
間違いなく平和である。
色んな人がなっちゃんの誕生を祝ってくれるのである。こんなに嬉しいことはない。今振り返ってみれば、こんな日々も私を少しずつ父に育ててくれたのだ。


◆本日の1冊
「ライムスター宇多丸のラップ史入門」
宇多丸の8時間におよぶNHKラジオ番組の収録をまとめた一冊。これは凄いです、とても勉強になります。これ1冊読めばとりあえずラップ史を網羅できるようになっていて、今日からあなたも時代を背負う気鋭ラッパーの仲間入りです。

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