SummerPockets RB　プレイ日記その7（しろは～ラスト）

このプレイ日記は、読者が「SummerPockets RB」を完走していることを前提として、作品全体の根幹に関わる部分や追加要素のネタバレを呼吸のようにするので、まだサマポケRBを完走してないよって方は絶対に見ないでください。今回は前作サマポケを完走しててもサマポケRBを完走していないなら絶対に見ないでください。

また、過去のKey作品の話題を出す場合もあるかと思うので気にする人は気を付けてください。

しっかり履修済みの鍵っ子は本題へ。

前回で最終回のつもりが、書きたいことができたのでロスタイムです。
基本的には前作で一度やった内容なので、前回既存ルートの日記を書いた時と同様、箇条書きで追加部分だけを簡単に。

しろは

・追加CG入れてくる場面が序盤も序盤でちょっと意外。かわいいけど。
・既存ルートの新規挿入歌の使い方としては一番違和感がなかったです。
・何度プレイしても終わり方が爽やかすぎてオチで拍手してしまう。Keyの終わり方爽やかさランキングならリトバスrefrainとしろはで二強だと思います。

ALKA

・序盤、普通のキャラは自己紹介前だと名前欄に「女の子」とか「ちんまい少女」とか出て名前は表示されないんですが、何故か蒼ちゃん（と天善）だけ自己紹介前から名前欄に名前表示されるの前作から直ってなかった。つまりこれは仕様……？　時の流れを超越して羽依里の記憶に残っている蒼ちゃんこそが正ヒロインだった……？
（この日記、毎回蒼ちゃんの話題出ますが私が一番好きなのは鴎です。これだけははっきりと真実を伝えたかった）

・序盤の選択肢でうみちゃんにパパって呼ばせて進めたところ、

のみきルートが追加された今だと無用なダメージを食らう羽目になりました。
・鬼姫の石碑！　鬼姫の石碑じゃないか！！　やっぱり前回識ルートの時に考えたとおり、識ルートでやったことは夏休みループを飛び越えてるのでちゃんと夏休みにも反映されてるんですね。識の頑張りがループで無駄にならなくて本当に良かった。
・でもこれならやっぱり識クリア後以降の個別にも出てきたらおかしいので、識ルートはPocketsクリア後に解禁で良かったと思うの。（※約10時間後に手の平を返すことになる発言）
・母親代わりすら始めてない時期の、最初の最初、羽依里とうみちゃんが魚を釣って、しろはがそれを料理して、三人で食べるシーンで、もう泣いた。
・一周目より二周目、二周目より三周目と、作品に思い入れができるほど日常パートからして既に泣けてくるこの感じ、ほんとKeyのゲームですよね……。前作のサマポケ発表された頃は正直すっごく不安だったんですけど、しっかりKeyのゲームしててそっちの意味でも泣けるよねサマポケ……。
・絵本の挿絵追加！！？　これは良い追加ですね。
・ファーストキスシーンのCG追加！！　追加CG班、有能！！

・追加CG班、無能。

・リトバスの時はお風呂CGいっぱいあったのに！！　サマポケもお風呂シーンは多いわりに一枚もCGないし追加CGもなかったんだが！？　追加CG班は無能なGMなのか！！？（※後に手の平を返すことになる発言）

・追加台詞でもなんでもないけど、うみルートが追加された今、この台詞だけで泣ける……。未来では冷え切ってた親子だけど、この夏で羽依里がちゃんと愛情持って怒ったからね……。色々忘れていっても、ちゃんとあの夏は覚えててくれてるんですね……。
・この辺りからもう読み進めるのが本当につらい……。うみちゃんルートやうみちゃんの出番が多い識ルートの追加、あと単純にヒロインが増えて共通やってる時間が増えたこともあって、うみちゃんが失われていくことへの喪失感が以前よりもずっとキますね……。
・ただまあ、元々サマポケはALKAもPocketsも歴代鍵作品のグランドルートに比べれば、完成度では劣らなくても泣きの爆発力自体はそこそこだし、そんな泣かされるようなことは……とか言って油断してたら、花火のシーンで追加CGに完全に殺されました。このCGずるすぎない？　追加CG班有能すぎでは？

・うみ……。

・ゲーム開始プロローグ最初の最初以来の羽依里のボイスきたー！？
・良かった、羽依里がボイス付きで会話したのが木戸のばーちゃんだけにならなくて……。これで羽依里がボイス付きで会話した女性は木戸のばーちゃん、しろは、のみき、ですね。木戸のばーちゃん何？
・でも今更こんなとこだけボイス追加されても正直違和感がなくもないというか、これだけなら別にボイスなんていらな
・ボイスいる（しろは出産シーンで嗚咽をもらしながら）
・あのシーンはただただ悲しいだけで泣き所じゃなかったはずなのに、声のせいでまんまと泣かされた……。たばかったな……。

Pockets

・まあさすがにPocketsに追加はないでしょ。あっても「ポケットをふくらませて」後の羽依里のボイスくらいでしょ。
・「ポケットをふくらませて」の絵本の追加が不意打ち＆ずるすぎる。
・前作から完全に謎だった最終頁、ここで出すんですね……。AIRの「青空」で絵日記が出た瞬間や、CLANNADの「小さなてのひら」で汐が走る姿が出た瞬間に近い破壊力を感じましたよこれ……。
・ラストのEDはアスタロアじゃなくてアルカテイルなんだ！　前作の締めでまたOPが流れるってのも良かったですけど、これも贅沢に楽曲使ってる感じでいいですね。
・いやぁこの、静かな終わりだけど、ちゃんとまた始まるんだなって余韻を長く引く終わり方がいいんですよね、サマポケは……。……は？
・アルカテイル後に追加テキスト！！？
・ってなんで識が！！？
・お、おぉ……？　な、なんだこの展開は、このCGは……？　あれか、真琴ルートラストや智アフ追加ラストの「※画像はイメージです」か……？　それともまさか、CLANNADラストのタイトル画面的な現実の……。
・あ、あああああぁぁぁ～～～！！　現実～～～～！！！！（号泣）
・識が……、識が見つけてくれたんですね……。識が個別にいてくれてよかった……。誰だよPocketsクリア後に解禁しろとか言ったの……。識はおまけルートとしてじゃなく本編にいるべき存在ってはっきりわかんだね……。（号泣）
・瞳に羽依里としろはの姿を映す構図天才か？　追加CG班は世界を狙えるGMなのか？（号泣）
・！！　そうか、「うみ」の「瞳」に「しろは」を映すことで、うみを先導してしろはへと繋げた「瞳」の存在も示しているんですね……。（深読み）
・ていうかこれ、本編でもドラマCDでも公式SSでもどこでも描かれなかったPocketsアフターでも、ちゃんと羽依里としろはは結ばれたってことですよね。前作も終わり方的にそうなんだろうと思えはしても、ちゃんと正史として出してもらえたのは本当に報われた感があって嬉しい。そして、そこにちゃんとうみちゃんがいるのが何より嬉しい……。
・アルカテイルの歌詞と繋げながらのその最後のCGはずるすぎる。（号泣）

以上です。
なんというか、ぶっちゃけ追加ルート終わった時点では残りは消化試合くらいの気持ちだったんですが、ALKAとPocketsのピンポイントな追加が素晴らしすぎて、絶命しました。
前作やっててRBやらないのはありえないというレベルの完成度ですね。
ここまで読んでる方は当然プレイ済みだと思いますが、周りに前作やっててRB未プレイの人がいたら煽り散らかしてさっさとプレイさせましょうね。

サマポケは世界観やキャラクター、設定、シナリオの雰囲気は大好きで歴代Key作品でもかなり高水準だなと思っていたんですが、「泣き」という一点だけを見ると歴代のKey作品には一歩劣るかなという印象だったんですよね。
それが今回の追加で遂に泣きの破壊力まで獲得してしまい「むてきでーす」になってしまった感じあります。
今まで「Key作品ってどれからやればいいの？」って人に聞かれた時はだいたい「KeyらしいKey作品をやってみたいならAIR、とっつきやすいとこから入るならリトバス」って答えてたんですが、今後はどっちにも「サマポケ」って言うことになりそうです。
本当に、サマポケは良いゲームになりました。

それでは今回で本当にサマポケRBプレイ日記は最終回です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。