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2020年バックナンバー

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2020年に投稿した記事まとめ(一部記事を除く)
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#現代催眠

催眠概念仮説についてざっくり語る

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現代の神経科学的見地から催眠現象を考えた結果、1つの仮説が生まれました…って話は前からしていますが、それを今回は軽くまとめてみました。 催眠概念仮説の話催眠現象はその人のもつコンセプトから発生するという仮説を立てました。 催眠概念が構築されることで催眠が経験されるという考え方です。 状態論と非状態論催眠概念仮説を採用することで。この両者の論争に終止符を打つことが出来るんじゃないかと思っています。 結論から言うと、どちらも正しく、どちらも間違っています。 まず、状態論

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催眠の定義 (2000年以降の状況)

皆さん催眠の定義に付いてどれくらいご存知でしょうか。 今回は原点に戻って催眠の定義についてです。 ウィキペディアで「催眠」を調べてみると以下のように書かれています。 催眠(さいみん、英: hypnosis)とは、暗示を受けやすい変性意識状態のひとつ。また、その状態(催眠状態)、およびその状態に導く技術(催眠法)を指す場合がある。催眠術(さいみんじゅつ、英: hypnotism)とも呼ばれる。 誰が書いたかは分かりませんが、非常にざっくりとしていますね。日本語版ウィキペ

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疲労と催眠、メタ認知と催眠、催眠と瞑想(マインドフルネス)

疲労と催眠の関係少し前から、脳が疲労すると催眠に掛かりにくくなるって話をしていますが、2019年の別の論文で行われた実験結果を見る限り、必ずしもそうとは限らないってことが判明しましたよ…

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催眠誘導を効率化する「偉大な力」

毎度のことですが、今回も適当なタイトルになっています。 少しスピリチュアルとか宗教みを感じるかも知れません。ただ、最後まで読めば納得できる考え方だと思います。 また少し話は脱線しますが、何故こんなに前置きが長いのか読者の方は既にご存知だと思うので、もう少しだけお付き合いくださいm(_ _)m 3月といえば私の誕生日なので、恒例の欲しい物をリストをこちらでも貼らせていただきます(流石に今年は三角コーンを除きました。まさか送ってくる人がいるとは…) https://amz

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催眠誘導とコールド・リーディングの美味しい関係

催眠をやる上でコールド・リーディングのテクニックが結構使えますよって話です。 ミスター・ヒプノシスなんて称されるミルトン・エリクソンもリーディングが上手かったという逸話がありますし、催眠の技術とリーディングの技術は結構似ているんじゃないかとも考えています。これについてはブログの方でも言及しているので、気になる方はそちらも御覧ください。 で、今回はリーディングの中でも特に話術の意味でのコールド・リーディングのテクニックで催眠誘導の前に使える物について触れていきます。 催眠

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凝視法と派生についての考察

今回は色々とテーマを考えて下書きも何本か書いてみましたが、とりあえず凝視法についてにします。 凝視法 / Eye Fixation古典的であり、且つ現代の臨床現場でも使われる基本的なアプローチになります。 名前の通り、視点を一点に集中させた状態で催眠誘導を行います。 見つめる箇所に付いては、空間のどこでも構いませんし、壁の点や空中のどこかでも構いません。集中して見つめていられる箇所であることが大事です。また見つめる物を「ターゲット」等と名前を付けておくとスクリプトが組み

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被催眠性に関するサブスケールについて

度々話題にするサブスケールについてです。 以前はTwitter等のSNSやサイトでこれについて触れている人は少なかったのですが…当ブログで言及してからTwitterでこれについて語る人が検索で引っかかるという興味深い現象が起きたりしている、被催眠性に関するサブスケールです。 なお、Tweetだったかで見かけた人は、私の意訳をそのまま使っていたので、単純に影響を受けただけかも知れません。 話は脱線しますが…マジック関連の書籍、特に和訳本では故意の誤訳や余り使われない言い回

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