悪意と対面する悪意【Miracle Fanta詩 Ⅱ 301】
このふたりの間には
まるで窃盗団のような会話が展開されていた
そんな中
クジラ号の通路には
カツンカツンと
小気味の良い音が
無機質に響き渡っていた
魔導炉室に入って来たのは
この艦の長であり
白雪の大軍総帥マダムネヴァであった
マダムの持つ
全てを見通すダイヤモンドの瞳が
怪しく光っていた
その瞳の奥には
確かに一度途絶えたはずの
悪意の炎が再び燃え上がっていた
◆コマンド◆
・あなたは、モントローザと一緒に
焼きたてのソーセージの裂けた部分を思い浮かべてみる。
モントローザは恍惚の表情を浮かべながら
石薔薇でムチを生成し
それをしならせ構えた
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