選択の時 【Miracle Fanta詩 Ⅱ 318】 2 トリカラボ 2023年7月20日 16:37 「おいおいおい!!何がどうなってんだ!!」── 意思号の船長、ライスワイフ「分からない!でも、一気に負の感情を取り込んだに違いない!一体誰が…!」── 発明家、ドブナガドブナガが辺りを見渡すと明らかに周りの空気とは色彩の異なる空間が目についたその中心にはミナミが居た「ミナミ!やめるんだ!自分の負の感情に飲み込まれちゃいけない!何か良い方法は…」── ドブナガそんななかでもニガマトはどんどん巨大化してゆき遂には魔導炉室エンジン・ルームを覆い尽くすまでの大きさになってしまった最早魔導炉エンジンが機能しているか定かではなかった「おい!魔導炉がヤバいぞ!このままコイツが巨大化すれば、この船はホントに街に落っこちる!」── ライスワイフ「オイラに任せろ!魔導炉に熱を加えて再燃させてやる!」── 紅いツナギのホッキョク「バカ!ヤツはもう魔導炉と一体化してるんだ!このまま魔導炉に魔法を注いだら、熱だろうがなんだろうが、ヤツの肥やしだ!魔導炉がヤツの今の動力源なんだ!」── ライスワイフ「じゃあどうすれば…」── ホッキョク「アタイがなんとかするから、アンタたちはミナミをなんとかしな!」── ライスワイフそう言ってライスワイフは冬籠りのクジラ号の甲板へ向かい一旦魔導炉室|《エンジン・ルーム》を飛び出た「どうにかしろったって…」── ホッキョクミナミの周囲には漆黒の闇が拡がっておりそれはどこか鈍く光り輝いているようにも見えた「どうすればいいんだ?」── ドブナガ◀︎ 前頁ページ◀︎ ▶︎次頁ページ ▶︎ ダウンロード copy #御話詩 #rpp #ロールプレイングポエム #FANTA詩 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート