人質取り【地底帝国の詩 100】
ヤマトとギロチヨと構成員のひとりは
培養液に沈んでいるため
目を開けることが出来なかった
そのため
ヤマトが気配を察知し
出てくることを合図として
他のふたりも出る算段のようだ
慌てて入って来た研究員が
ヤマトの入った培養液カプセルの前を通ると
他のふたりはそれに反応して勢いよく飛び出た
肝心のヤマトは
身長が足りず
カプセルから出ることに苦労していた
ギロチヨは前を横切った研究員を人質に取ると
それはかつてのギロチヨの同僚
アサツキであった
◆ 新事実 ◆
・人質にとった研究員は、かつてのギロチヨの同僚、アサツキであった。
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