罠の解除 【地底帝国の詩 102】
ヤマトたちは
アサツキを人質に取りながら
研究棟内を見つからないように移動していた
研究員に見つかりそうな時は
アサツキに対処してもらいながら
自分たちは少し離れたところに隠れていた
我ながら汚いやり方だと思っていたが
そうする他良い方法はなかった
センサーの在処である動力ルームへ辿り着くと
センサーの主電源を切断することに成功した
テンムスに報告したが
彼女たちは現在どうやら
鏡の断片のある部屋の付近に居るらしかった
部屋は厳重にロックがかかっており
動力ルームにはない独立した電源で
作動しているようだった
そもそも電源ではなく
何者かの心力でロックされているらしかった
◆ 新事実 ◆
・鏡の断片のある部屋は、
心力によってロックされている。
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