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両神山登山
昨年末、日本百名山の両神山登山を計画したものの、前日にキックのマスで足を負傷。
仕方なくこの日は宝登山を軽く登って万願の湯に行くというイージーなスケジュールに変更。それでもいろいろと得るものがあり今回の登山にも活かせました。
13日の金曜日、起床時間が6:30で前の日にほとんど用意は済ませていたので昼飯の食材をバックパックに詰めて出発しようと思ったら、嫁にレイが昨日全くウンチをしていないと知らされる。
マジかよ。と思い朝のマイナスの気温の中、レイがウンチするまで散歩。ウンチは出たものの予定より20分ほど遅れて出発。
そこから日高インターに向かうも途中の豊水橋は通勤時間で大渋滞。と思ったらロングリードを積み忘れていたことに気づきUターンして自宅に戻り、日高インターは諦め16号から入間インターを目指し高速乗る前に給油。更に20分遅れて予定より40分遅れの出発。
どうなることやら?
9:23登山開始
圏央道から関越に入り花園ICから西関東連絡道路を経て9時過ぎに無料駐車場に到着。前回の扇山の登山からYAMAPを使い始めたので後からでも正確な時間が解る。
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無料駐車場から日向大谷口を目指す。
山道に入る直前に柴犬?と遭遇。脇の山荘で飼っているみたいで主人らしき人がいたので挨拶すると、レイを見るや抱き抱えてくれと言う。
更には「犬なんか連れて来ては駄目だ」とお叱りを受ける。
まず犬を放し飼いしているのはそっちだし山に犬を連れて行ってはいけないなどと言うルールはない。
一瞬腹が立ったのだが無視して登山口に向かう。
鳥居を潜るような神域でも調べると両神山は犬を祀っていて悪い事ではないようだ。
初っ端から気分は最悪だが自然の中に入れば全てを忘れてただ前に進む。
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最初は緩やかでアップダウンがある。と言うか両神山は車で向かっている時も下から見てどの山なのか解らなかった。
一旦沢に降りて行って隣の山に移りそしてまた元に戻って登ったりなかなか目指す場所が解らない。
ピンクテープを辿れば迷う事は無いので突き進みます。
相変わらずレイはハイペースです。
途中の水場から流れる水で山道が凍っている場所がありました。先陣のレイが滑りまくっていたので山道から外れて回避しました。
俺もちょっと氷に上がってみたけど歩けるような状態ではなかった。
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11:13清滝小屋
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誰もいませんがここでレイの食事タイム。
夏以外は水をあまり飲まないレイですがドッグフードはしっかり食べました。
自分はロカボナッツをたべて再び山頂を目指します。
ここからは急になりジグザグ斜面を登って行きます。
この前行った扇山のような路が更に長く続いていく。
レイのペースだと本当にキツい。息を荒げながら踏ん張って進む。
考えてみると俺の体重にバックパックで100kgはある。それが8kgのレイにガンガン引っ張られているのです。
ストックは使っていないけどあった方が良いのか?と今回初め思った。
しかしまぁかなりのトレーニングです。
こんな登山者は他にいないだろうと思ったら一名いました。彼は俺よりもっとデカいし、その体で山を走ったりもします。
怪物君なので規格外です。
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そこから屋根にやっと辿り着き進むと鎖場に到着。
棒ノ嶺ぐらいだと全部自力で登ったレイでしたが今回は俺が助けないと登れませんでした。
一段ずつハーネスを引っ張り上げて上に運んでいきます。
写真を撮るような余裕はありません。
鎖場を終え、先に進むと黒い足場階段がありました。
何故かレイはこれを恐れて進もうとしません。
仕方なく抱っこしました。
この登山で抱っこしたのは初。何が怖いのだろう?
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途中何名かの登山者と会いました。
レイは吠えたりもしなかったし皆に褒められていました。
そんなに大きくないレイに「よく登れますね」と声をかけられると「全然自分より凄いんです」と答えるのが定番になってます。
小屋の辺りまではとても天気が良かったのだがだんだん曇ってきました。
ラストスパートで両神山神社に到着。
そこを通過して山頂を目指す。
12:38山頂
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最後も鎖場でレイを引っ張り上げながら登る。
登り切った後は今までに無いくらいに達成感を感じた。
初の日本百名山。今までで最高の高度。そして俺達にしてみれば長い時間だった。
「良くやったぞ」とレイに声をかけてると山頂には先着の方達がいました。
いきなり犬が現れて少々驚かれているようでした。
やはり少し曇ってきたせいでパノラマビューはあまり良くなかった。出発が遅れたのが悔やまれる。
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これは天気の良い時にもう一回チャレンジしたいものです。
山頂はとても狭く俺のランチセットを広げるようなスペースは無いので先着の方達よりも先に下山。
どれくらい下山に時間がかかるかも解らないので清滝小屋まで一気に戻ります。
鎖場も慎重に降りて事故のないように。
山荘のおっさんが危ないから犬は連れて来るなと言っていたのならそれは有難い事だけど、やっぱり駄目だはねぇな。
レイに何かあれば飼い主の俺の責任なのです。
しかしまぁ勢いよく下る下る。
リードはバックパックのベルト部に繋いでいるのだけどレイは小柄ながら結構パワーがあるので止まれと途中で何度か叱りました。
13:56再び清滝小屋
今度は俺のランチタイムです。
今まではSOTOのCB缶を使うバーナーで火を起こしていました。
しかし宝登山に行った時にパワー不足で全く温めれず冷たいパスタを食べた経緯があったので新しいギアを用意しました。
ガスと言えばIWATANIのプリムスP-153。
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.cmmさんに頂いたジビエのミンチで作ったミートソースを半分冷凍していたのでここでリベンジです。
前回は茹で時間削減の為に茹でた麺を持って行ってそれを温める作戦だったのだけど今回は乾麺の状態から茹でようと思います。
まずはまだ凍っていたミートソースをお湯を沸かして解凍。そのお湯に塩を入れてパスタを茹でる。メスティンに入れる為に麺は真っ二つ。
8分茹でるとお湯を切り上質のオリーブオイルを投入。沢山のミートソースを載せて粉チーズを載せて完成。
味は最高でした。
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しかしのんびりしている時間はないので食べながらケトルで湯を沸かしスタバのドリップコーヒーを用意する。
本来豆を挽いて用意するのだけど時間がないのでパスタを食べながら←じゃあ飲むな。
山を見渡しながら飲むコーヒーは最高。
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しっかり後片付けをして日向大谷口を目指す。
行きで落ち葉に滑って転落しそうなところがあったので下りは、より気をつける。
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16:07下山
日向大谷口に辿り着いた。
鳥居に向かって安全で楽しい登山が出来たことを感謝して一礼。
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そこから駐車場まで下り満願の湯に向かう。
今回の登山の為にSKINSのカーフサポーターを用意した。
前途した重量で登るので脹脛がいつもやられるので買ってみたのだがこれは最高に良かった。
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登山中に足に痛みを感じる事はなかった。
疲れたレイを車に残して温泉へ。
受付でお金を払っていると急に右足の腿裏が攣り倒れそうになったところをカウンターを掴んで踏ん張った。
苦悶の表情の俺は受付の人に今山登ったばかりでダメージが…と伝えると「ゆっくり浸かっていってください」と優しく言ってくれた。
どうやら汗を流し過ぎたようだ。
足を引き摺りながら自販機でジュースを買いそれを飲みながら足を自分でマッサージ。
前回よりも来た時間が遅くて温泉は人も多くはなく夕方料金で安くなっていた。
露天風呂も人がいなかったので貸切状態で外の人工滝を眺めながら足のストレッチ。
歩けるようになったので車に戻り高速を飛ばして帰宅。
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エピローグ
家に帰ると塾に2人の娘を送った嫁がちょうど帰ってきた。
嫁が作った鍋を食べながら今日の登山のお話。
後で輪に一杯飲みに行こうかな?と言うと嫁は「私も連れて行くのか?」と言う。
は?行きたかったら連れてくけどと言うと「今日私の誕生日なんだけど」
……またやってしまった。
先月まではしっかり覚えていたのに直前にいつも忘れる。
と言うか何故娘達も話題にしないのか?
温泉入ってストレッチしている場合でもなかったし朝の出発の遅れがより一層悔やまれる。
ケーキ屋もやっていない。
輪に行こうか?と誘ったらちょっと悩んだ嫁は帰りが面倒だからと言って断った。
仕方ないので独りで輪に行った。
今回も登山の話かと思われるかも知れないけどピラニアとよばれた男の続きは結構記憶が鮮明に残っていて生々しく思うように書けない事が多いのです。
今でも団体があったりジムがあってそこに人がいたり何かに遠慮すると自分の見てきたものは書けないし皆そうやって誰かを傷つけないように生きているのかな?とか思ったり。
あった事は暴露話にでもなり得るわけでゆっくり頭を整理して有料記事なども使いながら書いていくことにします。
次回“ピラニアとよばれた男”とうとう長南亮24歳が試合をします。
最後まで読んで頂きありがとうございました