Fizik Antares Versus EVO R1 Adaptive (139mm)
奮発して3D Printerでパッド部分をつくったFizik Antares Versus EVO R1 Adaptiveを購入しました。日本では定価で45,800円と高額で、頼りの外通も取り扱いは購入当時なし(2021/1/12現在、Bike24,comで250ユーロ/約33,000円)。メリカリを見ていたら35,000円でみつけたので悩んで購入しました。箱付きでコンディションはよかったと思います。
本サドルの一番の売りは、3D Printerによって出力されたパッドにあります。Canyon Aeroad CF SLXでもショートノーズでパッドの厚い、TritoneやMisticaを乗り継いできたので、試乗しないでの購入はかなり勇気がいりました(小心者なのでネットで試乗サドルを申し込んだけどどこも無視された...)。ただ、ショートノーズのサドルは体重移動をするロードには合わない気がしたので、コンベンショナルなタイプのサドルにしたいと常々思っていました。
最新のテクノロジーを試したい好奇心が先行して購入に至りました。Specialized Mirror シリーズも気になりましたが、どこも欠品だったため、早々に選外となりました。
Fizik Antares Versus EVO Adaptiveも3つグレードがあり、上から 00、R1、R3とあります。カーボンレール(00、R1)かカーボンシートシェル(00のみ)かの違いがあります。カーボンシートシェルは軽量で剛性があり、路面からの振動がR1のナイロンシートシェルよりダイレクトとの評価があり、価格の問題もあってR1を選択しました。
装着したのは、Canyon Aeroad CF SLX(のちに、Ridley Noah FAST Discへ移植)で、サドルの調整をして翌日には200kmのライドに出かけました。不安がなかったわけではありませんが、早く乗りたいという好奇心がまたも勝りました。結果は...全く痛みもなく快適でした。乗り方やポジションなどによても異なると思いますが、前のり気味、ハンドル低め、90~95のケイデンスでのライドでした。ショートノーズ版も出たら買って、Canyon Speedmax CF SLXのFizik Misticaから交換しちゃうかも...
パッドの相性もよかったのですが、もう一つ気に入ったのは、サドルが濡れていても滑らないことです。汗っかきなので夏場はビブショーツも臀部がビショビショになります。そんな時でも滑ることがなかったのはうれしかったです。トライアスロンのバイクパートではウエアが濡れていることが多いので汗っかきじゃなくてもメリットはあると思います。
あと意外と見くびってFizik サドルを何年も使っていて無視し続けていたICSがすごく便利でした。ICSはサドルにアクセサリーを付けられるアダプターですが、アクセサリーの種類が限定されるのではと勝手に思っていました。が、愛用しているCat EyeのリアライトがCat EyeのSR-2ブラケットというアダプターを用意することで...なんとすっきりリアライトがおさまるじゃないですが...リアライトはずっとシートポストにカッコ悪いなと思いながらゴムバンドでつけていましたので...この発見はうれしかったです。
Fizik ICS対応サドル+Cat Eyeリアライト愛好者はすぐに導入を検討すべきです。ブラケットの取り付けやリアライトの取り付けがややコツがいりますが、近年まれをみる感動するパーツです。
ちなみに、SR-2ブラケットはSサイズとLサイズの2個セット。AntaresとMisticaがそれぞれSサイズとLサイズっぽかったので、ありがたく両方に装着させてもらいました。