横浜不良哀歌。
某神奈川県藤沢市のとある人気のない公園では余裕の笑みを浮かべた国沢透が3人を相手に大立ち回りを演じていた。
透はこの辺の不良の間では知らないもののいない札付きのワルだ。
曇り空に吹き荒ぶ生温い風が砂埃を巻き上げて、少し長めの学ランの裾をはためかせている。
相模大野1「おい、国沢。てめえの時代ももう終わりだよ。俺ら相模大野3人衆がこの辺もひっくるめて牛耳ってくんだこれからはヨォ。悪いけどお前はここで処刑だな。」
国沢「なんだよ相模大野3人衆ってのは。くそダセェ名前ぶら下げて藤沢ででかいツラできると思ってんじゃねぇぞ?」
相模大野2「なんだとコラ!!」
相模大野3「タココラ!!!」
国沢「はぁ。まあいいよ。3対1が卑怯だとか言うつもりはねえけど、よっぽど自信がねぇらしいな。いいよ、まとめてかかって来いよ。早くいかねぇとこの後横浜へ呼び出しくらってんだわ。1日に2回も殴り合いすんのしんどいだよ。さ、ほら、さっさとやろうぜ。」
3人衆「ぶっ殺してやるぜ!!」
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