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タスクシュートを始めたきっかけ


2013年5月運用開始

私がタスクシュートを生活に取り入れたのは2013年の5月でした。
以降10年に渡って、タスクシュートは私の生活の一部になっていて、現在はタスクシュート認定トレーナー1期生として活動するための準備を進めています。
これからタスクシュート関連の記事を投稿していくにあたり、私の経験を振り返ってみたいと思います。
ちなみに、私が使っているタスクシュートのツールは「たすくま」です。

タスクシュート以前

「たすくま」を使う前もタスクシュートのことは知っていましたが、当時はExcelベースのアプリしか存在せず、デスクワークの仕事じゃなかった私にはあまり魅力的なツールに思えず、名前を知っている程度の存在でした。

GTDの実践を目指す

当時の私のタスク管理の基本方針はGTD(Getting Things Done)で、OmniFocusというアプリを使ってタスク管理をしつつ、別のタイムログアプリを使ってログを取っては、Evernoteに1日の記録としてエクスポートしたデータをせっせと貼り付けていました。

OmniFocusによるタスク管理

OmniFocusは、単なるToDoリストではなくプロジェクトやコンテキストという異なる視点でタスクを絞り込んで表示できる点が画期的でした。
期限や推定所要時間なども登録できるものの実際にかかった時間は記録できず、レビュー機能は貧弱。完了したタスクはほぼ使い切りで、リストのメンテナンスに手間と時間がかかることが悩みでした。

タイムログアプリで使途時間の記録

時間の記録にはタイムログアプリを利用していました。いくつかのアプリを試して、「aTimeLogger」というアプリに落ち着いたと記憶しています。記録する行動をあらかじめ登録しておく必要があったので、睡眠、食事、仕事、練習・・・といったざっくりした記録しか取れないものでした。

Foursquareで訪問場所の記録

Foursquare(現在はSwarmアプリ)で訪問した場所の記録をしていました。Swarmを使った訪問場所の記録は、現在でも続けています。

Evernoteでレビュー

レビューは、一日の終わりにEvernoteにノートを作成して写真やエクスポートしたデータを手作業で貼り付けていました。かなり手間がかかることとOmniFocusには当日完了したタスクをエクスポートする機能がなく、その点も不満でした。

フランクリン・プランナーの時代

スマートフォンが世の中に無かった時代は、アナログツールでタスク管理をしていました。

私が使っていたのは「フランクリン・プランナー」というシステム手帳で、10年くらい使っていました。
ただのスケジュール帳ではなく、ミッション・ステートメントから月単位や日単位の行動に落とし込んでいくという、いわゆる逆算思考が当時は画期的だと感じて、何とか使いこなしたいともがいていた記憶があります。

今なら理想と現実のギャップにストレスを感じていたことを素直に認められますが、当時はこの手帳を使いこなせたら理想の自分になれる・・・と違和感に蓋をして使っていました。

タスクシュートがもたらしたもの

私が「たすくま」を使い始めて、最初に感動したのは次の点です。

ログが翌日のプランにつながる(レビューが超手軽)

プラン→ログ→レビューのサイクルの中で、私はログから入ったパターンです。何かを始めるときにスタートボタンを押して、終了時にリピートタスクを作成するかどうかレビューする・・・ということを繰り返して、使途不明時間を減らしていく作業が楽しかったです。

一日の終了予定時刻が分かる

ある程度リピートタスクの登録が進むと、毎日多くの時間を同じことの繰り返しに使っているという事実に驚きながらも、朝の時点で一日の終了予定時刻が分かるようになります。

ログをEvernoteにエクスポートできる

たすくまは、一日の結果をEvernoteの1つのノートにエクスポートすることができます。エクスポートする内容には完了したタスクのリストや完了時のメモや写真、タスクを実行した位置情報の地図も含むことができます。

理想と現実のギャップが小さい

タスク管理を志す誰もが陥る罠かもしれませんが、理想を描いて現在の自分をそこに近づけていこうとするけど、実際はそうならない苦悩。現実に使った時間の記録をベースに日々のタスクリストを作成する仕組みは、この苦悩を軽減してくれました。

自己流の限界

とはいえ、自己流のタスクシュート活用には限界を感じることもありました。

タスクシュート方式の良さが伝わらない

人にたすくまの画面を見せても、「凄いね」とは言われるが「やってみようかな」と言われない。
どうしてタスクシュートの良さが伝わらないのだろうか・・・という疑問が湧くようになりました。

順算思考の悪い面が出ていた

「日記を10年続けることができた人間は何かを成し遂げた人である」って誰かが言ってました。私に3分だけ時間を下さい。
タスクシュートのログは、ある意味日記のようなものだと思うのですが、10年使い続けた今も何かを成し遂げた達成感はありません。
タスクシュートも、どこか惰性で続けているだけのような感覚も芽生えていました。

そしてタスクシュート認定トレーナーへ

状況を打開する方法が分からないままでしたが、タスクシュート認定トレーナー第1期募集のメールを見て、これは良い機会だと感じて参加を申込ました。
9月から始まった講座ではバリバリに活用されている方々とご一緒させていただいて、講座や課題に対するコメントの鋭さに刺激を受けまくっています。

今は、悩みながらもタスクシュートを使い続けてきた経験を、これからタスクシュートを始める人や、使い始めてみたものの活用しきれていないと感じている人のサポートができるように、理念から学んで日々のタスクシュート活用にフィードバックしているところです。

タスクシュートトレーナーとして認定されたら、講座でお会いしましょう。

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