直径25cmの餃子を食べたことある?
前書き
どうもこんにちは、Triad.fmのやぶきちです。いつもラジオのご視聴ありがとうございます。日々ためになりそうでならない話を展開している我々3人ですが、先日第8回にて年内の目標を決めるといった内容を話しました。12月にです。年内の目標ですよ?
とち狂ってる。
うん。私思いました。
そこでの私の目標は「栃木県宇都宮市の餃子専門店みんみんを来店する」といったものでした。しかし、このご時世コロナを危惧してその目標は内々で断念されました。
けれど私やぶきちは三度の飯より餃子好きで有名です。
やはり餃子が食べたい、しかしコロナが...。
そんな葛藤の末に「それなら自分で作ればいいんじゃね?」という話が。
食べる人から作る人へ…逆転の発想になるほどと妙に納得してしまったが、私やぶきちは包丁を最後に握ったのは恐らく小学生の頃なのでは?というぐらいにはまともに料理をしたことがありません。そんな私にできるのか?不安でいっぱいでした。さらに、追い打ちで
「ただの餃子じゃつまらないからデカイの作ろ、3mぐらい!」
鬼か!!誰だ言った奴!
今年の節分は二人に向かって渾身の力で豆をぶつけてやろうと心に誓いました。
「料理に不慣れな男が、馬鹿でかい餃子を作る。」
こうして私の目標は更新された。
ということで、前書きが長くなってしまいましたがここからはやぶきちがオムライス大の餃子を作る過程を話していきたいと思います。
イカれたメンバーを紹介するぜ。
ニラ・・・切るとくさい。
白菜・・・ミルフィーユにすると美味しいよね。
キャベツ(1/2)・・・どうして葉っぱが玉になっていくのか不思議な食べ物。
ひき肉(279g)・・・最近、NETFLIXでミュージアムという映画を見たのだが、それのとあるシーンを思い出してちょっとグロい。
そして、今回の問題児。
餃子の皮(35枚)・・・包容力の塊。のはずだったが後でコイツのせい(?)で泣くハメになる。

調味料
醤油・・・大さじ4杯
ごま油・・・大さじ2杯
ニンニク(チューブ)・・・4cm程度
生姜(チューブ)・・・4cm程度
まごころ・・・無限大
そういや俺、みじん切りできないじゃん
まずはキャベツを半分に切る。 おお!俺、包丁まだ使える...!!! そんなことに感動していたが、如何せん料理の経験が無いため必要な量もわからず最初は丸々1つブッ込むつもりでいた。大事故である。どんな大食漢だよ。『千と千尋の神隠し』の千尋の両親になるところだった。最終的に使うのは1/4になった。 ちなみに同作品で出てくる坊は湯婆婆の「息子」なんだよ?息子!知ってた?見た目の年齢差バグってね?どうでもいいけど。 芯の部分は食べられないので切り取って捨てる。 外側の葉は汚れているので2,3枚むしって捨てる。 そして洗って細かく切っていく。
こんな感じになったところで気づいた。
この後みじん切りにするらしいが、さっき包丁で物を切れたことに喜びを感じていた私がそんなことできるわけねーだろ。
遥か昔、木から降りた人類は道具をつくり出し火を使うようになった。さらに新しい道具を考え、言語を使い出した。道具を使うのは人間の本能。
本能を剥き出しにしてこいつをズタズタにしていこう。
...過程などどうでも良い。勝てばよかろうなのだ。 こうしてみじん切り問題は解決した。未熟は機械で補おう。
続いて、白菜。下の赤枠の部分は切って捨てよう。
葉が段になっているので何枚かむしって切っていく。
キャベツ同様に切れたら洗ってから文明の利器にみじん切りを依頼する。
うむ。機械におんぶに抱っこだが悪くないのでは?
さて。次はニラ。まずは画像の赤枠の部分約5cmを切って捨てる。
適当な間隔で切っていき、唯一の味方ともいえようマシンの中へ放り投げる。この短時間で包丁で指を切った。俺すごい。
だがこれが痛恨のミスだった。コイツは機械でみじん切りにしようとしても張り付いて全然切れない。
それどころかくっさ!! 台所や機械がめちゃめちゃ青臭くなってしまった。 これに関しては軽く包丁で切る程度でよかった。このミスは次?に繋げよう。
ひき肉を半分ぐらい?入れてみる。
こねこね。ニラ、キャベツ、白菜、ひき肉を混ぜる。今時ソーシャルディスタンスを保たなくていいのはお前達ぐらいなもんだな。
味のしないタネは嫌なのでニンニクと生姜のチューブを各4cmほど、醤油を適当に大さじ4杯ぐらい。ごま油も大さじ2杯ほど入れてみる。
後は味の素もちょっとふりかけて混ぜ混ぜしたらタネは完成!ここまでの時間としては45分くらいかな?
地獄
さて。オムライスぐらいの大きさが現実的なところだがそれにしても普通の皮では絶対にその大きさの餃子は作れない。
小麦粉と水で餃子の皮は作れるらしいがそこまで手間暇かけてられる時間がなかったので既存の皮に水をつけて融合することにした。しかしこれが地獄の始まりだということを僕はまだ知らない。
固っっ!!!!融合させるのがまず無理。固すぎた。握力がなくなるぐらいの力で無理やり混ぜて体重を乗せながら潰してようやくくっ付いてくれた。 けれどこれだと全然餃子の皮とは呼べないので生地を伸ばす必要がある。
綿棒とか言う便利な道具がたまたま家にあったので助かった。こいつでゴリゴリ潰して伸ばしていく。
伸ばしていく。
伸ば……?!全然伸びねぇ…。 無理無理。既製品ではなく小麦と水で作るべきだった笑
水を足してはこね、足してはこねて45分。 だいぶ伸びてきたがムラが生じてしまった。このままだと確実に不味くなるので足で踏んで更に伸ばしていく。
かなり伸びてきた。ムラが出ないように時々裏返したりするのがポイント。
生地を作るだけで1時間ちょいかかってしまった。次に繋げよう。まぁ、いい感じにオムライスサイズぐらいまでは包めそうなので及第点としよう。
こんなものだろうか。生地にタネを乗せていく。なんせ普通のサイズですら作ったことがないのでどれぐらい入れるのが正解なのか分からない。入れすぎると焼いてる時に出てきちゃうらしいので慎重に。
多少歪な形だがそれっぽくは包めた。てかフライパンギリギリまでとかサイズ感が頭悪すぎる。蓋を閉じれないと蒸せないので
このように上からフライパンで蓋をする。デュアル蓋✨
いや、絵面が面白すぎる。
見て欲しい。ちゃんと餃子になってる!!!!!え、デカイ。(今更)
これを見た時は凄くテンションが上がって子供みたいにはしゃいでしまった。
ちなみに蒸すのに50分ぐらい、焼くのに5,6分ぐらいかかった。通常の餃子は15分ぐらいで焼けるので普通に笑った。来月のガス代の請求書を見るのが怖い。
いざ実食。
一見小さめの皿に乗ってる餃子に見えないこともない。ぱっと見騙せそう。
サイズを測ってみよう。うーん、25センチ!!!!靴のサイズと同じ!!!!!!大爆笑してしまった。そんな大きさの餃子を食べれるとは、餃子愛好家としてはこれ以上ない幸せである。
さて、サイズの面では今回の課題としてはクリアだろう。気になるのはやはり味である。食べ物である以上、不味かったら全てが台無しだからね。箸では切りずらかったのでナイフとフォークを使って口に運んで行く。
美味!!!!嘘だろ!正直絶対美味しくないと思ってた!ごめん!美味すぎる!
タイラーに報告したら、「普通に成功してんじゃねぇよwww」とのこと。その意見には全く同意であった笑
それにしても量も程よく、だいたい普通の餃子15〜20個分程だった。これは大成功ですね。いやぁ、美味しゅうございました!
さて、ここまでの時間は
タネを作る(45分) + 生地を作る(1時間) + 焼く時間(55分) = 2時間40分
総合評価、アホ。手間暇かかった割には餃子20個分なので効率を考えたら普通に餃子焼いた方が絶対いい。でもロマンを求めた結果なので仕方ない。ロマンはあった。
あとがき
というわけで今回は「ただの餃子じゃつまらないからデカイの作ろ、3mぐらい!」を実現させました!3mは無理でしたが、25cmで許してもらえないだろうか。感想としては「楽しかった」の一言に尽きますね。
久々の料理ということもあったのですが、何より普段作らないようなサイズ感で自分が大好きな餃子を作るという未知の体験は他では味わえないワクワク感が終始続いていました。人間ワクワクしてる時が一番パワーあるのでは?と思いました。ただやっぱり次回があるならば次こそは宇都宮の餃子専門店「みんみん」を来店したいと思います。それではこの辺で。
皆さん今後ともtriad.fmをどうぞよろしくお願いします!