複利的思考で物事を考える
こんにちは。
アインシュタインが「複利は人類最大の発明だ」と述べていたように、複利について知識を深めておくことは重要です。
複利と聞いて思い出すのは、ドラえもんに出てくる「バイバイン」という話です。のび太が、倍々に増えていく栗まんじゅうを食べきらなかったがために、地球が栗まんじゅうによって滅びる一歩手前までに追い込まれるというものです。
そんな複利について、今日は厚切りジェイソンさんの『お金の増やし方』を読んで、感じたことを書いてみたいと思います。
当然のことですが、複利を利かすためには最初の元手が必要です。
今まで何度も僕の投資法についていろんな人に話をしてきた。一人でも多くの友人や仕事仲間が幸せになれるならと思って、すべての手の内を明かしてきた。でもね、残念ながらいくら伝えても実際に行動に移してくれたのは本当に一握りの人なんだ。(8頁)
つまり、まずは0から1を出すこと。これができなければ、複利を利かすことができないのです。
母に言われて忘れられない言葉があって「お父さんは外でお金を稼いでくる。お母さんはいろんな商品を半額や割引にするクーポンを使って、お父さんの給料を倍にしているの。どちらも家計に貢献している」という言葉です。(46頁)
同じ額の給料を稼いでいたとしても、お金を増やせる人とそうでない人では、そもそもの思考方法が違うことがわかりますね。シンプルに支出を減らし、その分を投資に回すことが王道とされているのです。
毎日0.1%よくなるか、悪くなるかとする。1日だけではあまりわかるような差ではない。ただ、1年間続くと重なっていく。44%スキルアップ、または30.6%スキルダウン。今日は0.1%よくなるか?それとも0.1%悪くなる?毎日少しずつ。(189頁)
なるほど、現在の自分の力を100として、0.1%ずつ良い方向に成長していくと、1週間で100.721、1年後には144.0251となるのか!
早い段階でお金について学んで実行に移すこと以外に、毎日0.1%ずつ自分の能力を高める努力をしつづければ、数十年後には大きな複利が利いているということが言えそうですね。
このようにジェイソンさんの著書は、シンプルに「複利を侮ってはいけない」ということを伝えてくれています。
25歳から65歳までの40年間を複利6%で投資すると10万円が103万円になるように、毎日10分だけでも自らを改善する努力をすれば、あなたもきっと素敵に輝くはずです。
では、今日はこの辺で、また。