製品×ストーリーにこだわる
どうも、Kamackです。
私たちには好きなブランドがあります。山口絵理子さんが設立したマザーハウスというブランドです。
このブランドは、「途上国から世界に通用するブランドを作る」という哲学のもと、アジア最貧国のバングラデシュを支援したい一心で山口さんが2006年に創業しました。
彼女はこのバングラデシュという地で何度も裏切りに遭います。
デザインを盗まれたり、夜逃げをされたり・・・。
それでも、彼女はあきらめません。
自分の工場を持っていないためにこういう裏切りに遭っているんだ、だから自社工場をもったらきっと変わるはず、という信念のもと、頑張り続けました。
念願の自社工場を手に入れ、毎年、半分の時間はバングラデシュに住み、従業員とともにカバンの制作に打ち込みます。
今や複数の国に工場を持ち、日本国内外に36店舗を持つ大きなブランドとなりました。マザーハウスで働いているバングラデシュの従業員は工程を全て学べること、また賃金が通常の工場の2倍出るなど条件が非常に良く、幸せに働いています。
※ストーリーの詳細を知りたい方は、山口絵理子さんの著書「裸でも生きる」をぜひ読んでみてください。
私が日本にいる時、自分のカバンを買う際や、妻の誕生日プレゼントでアクセサリーを選ぶ際は、マザーハウスを第一の選択肢としていました。
新興国支援の気持ちがあり、それには単発の寄付よりも、持続可能なビジネスの方が間違いなく大きな支援になると思っています。
加えて、純粋に製品の品質がすごく良く、見た目が良くて使いやすいのもあります。某TAKE〇 KIKU〇HIやP〇ul Sm〇thを買う層であれば、価格・デザインを考えると違和感なく選べるような気がします。
もしマザーハウスに【新興国支援】というストーリーが無かったら、私は上記のブランドのどれでも良い、という感じになっていたと思います。
製品にとって、ストーリーというのは強い差別化要因になるんですね。
上記の例は【製品】に加えて【新興国支援】という組み合わせでしたが、【製品】に組み合わせるストーリーには、他にも【地方創生】【環境問題】【健康】というようなものがあります。
そして、私たちのブランドが提供したい価値はまさにこのあたりです。
一例を挙げると、下記の記事(Yuko記載)にもある通り、通常の化学物質で作られた日焼け止めが与える環境への影響が問題視されてきており、ハワイで環境に有害な化学物質を含む日焼け止めの使用が禁止されました。ハワイだけではなく、パラオ、メキシコ、フロリダなどでも同様の規制が始まっています。
身に付けるもの、肌につけるものは、自分のためとというのに加えて、自然や環境のことを考慮して選んでいく時代になっていくと思っています。
私たちがグラシア・オーガニックで扱っているMunnahの化粧品は、日焼け止めをはじめ、肌に良いだけではなく環境に配慮しており、全て天然成分の配合です。
環境に良い、オーガニック製品をスペインから皆様へお届けしたいという想いでグラシア・オーガニックを始めています。
このブランドを少しでも多くの皆様に伝えられたらと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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