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フィリピンの農園と小学校へ!

こんにちはYUTOです
先日五泊6日でフィリピンに行ってきたので
旅の様子と思ったことを綴っていきます


きっかけ

まずなぜ今回フィリピンに行くことになったのか
フィリピンの貧しい家庭に奨学金を届け、現地との交流を深める活動をしている団体がふじみ野市にある。
この団体のお手伝いかつ勉強させていただくために参加を決意した。

1日目

成田の夜便だったので
午前中は船橋のPhillocoffeaへ寄り道

首都マニラのニノイ・アキノ国際空港までは約5時間
現地に着いたのは丁度日を跨いだくらいだった。
ちなみに時差は1時間、シンガポールと同じだ

もちろん税関でチェックを受けるのだが
無愛想ではあるものの全く何も聞かれなかった
仕事が雑なのか日本のパスポートが強いのかはわからない
入国しバスターミナルへと向かう

2日目

バスターミナルへ着いた
熱帯雨林気候の猛烈な湿度と暑さ。2月とは思えない
ここからルソン島北部のバギオへと向かう
バスで5時間北上。このバスがすごかった

夜行バス

着くと標高1500m越えで涼しい!
避暑地で観光地としても人気のようだ
ローカルなカフェでパンケーキとコーヒーを。
コーヒーが薄い。苦くはなかった

ここでジプニーがお出迎え
ここから先の移動はほぼ全てジプニーだ。
日本製のエンジンを積んだ派手なデザインの改造バスで
排気ガスを撒き散らしながら走る。

ここからコーヒー農園まで2時間かけて山を登っていく
途中でランチの鶏を絞めて捌いてもらった、これもなかなか衝撃的な光景

鶏糞臭、、、

ちなみに詳しい場所はコーディリエラ・バギオ・トゥブライだ、多分

農園主のモンローさんに挨拶
俺は日本でコーヒーを淹れているんだ!と一丁前に自己紹介
農園を案内していただき、
種まき、土づくり、収穫、脱穀、乾燥、焙煎の工程を見た。
ティピカとブルボン、ロブスタを栽培していて標高は1200m

食べると甘い!!
ロブスタ
エチオピアンロースト的な感じ

全て手作業でとにかくしんどい!気がとてつもなく遠くなる作業
日本ではほぼ栽培されていないので貴重な機会。
一粒には手間と思いが詰まっていると。
赤い熟したコーヒーチェリーだけを摘んで、水で欠点を弾いて
脱穀をし、2日おいて乾燥台に並べて、シルバースキンを取って
最終的に欠点豆を弾くという工程。果てしない
時期になると100kgほどやるらしい

モンローさんはスペシャルティの定義にもあるようにFrom Seed to Cupに力を入れていた
近隣農家をまとめる団体も運営されているが伸び悩んでいるらしい
収穫にも限界があるし、商品は増やせないし。
だからこういったツアーは長期的な収入源になるのだと
ランチも作っていただいた
鶏肉と米とサヨテ。あとスイカとバナナ

ランチ

全体的に薄味でスープを回しかけると程よい
食後にコーヒーを。臼と杵で豆をグラインドし浸漬式で茶漉しを使うスタイル
油分と味がガツンとくる。チョコレート、ナッツといったフレーバーだろうか
Qグレーダーの方もいらっしゃってコーヒー豆もいただいた

これは3月9日のイベントで提供するので是非!
夕方には山を下ってマンガルダン方面へ。

夕食はマーケットに行った
コーラがビニール袋で提供され、驚いていたら
ガイドしてくれた方にWelcome to Philippines!!と言われた笑

この日だけホテル泊。かろうじてお湯が出てベットがあった。
これがどれだけ素晴らしいことかを後から知ることになる

3日目

朝にはホームステイ先に移動をし朝食を。

春巻きとなす

このマーシン村の産業である漁業体験。フィッシュパンへ
膝上まで沼に浸かり素手で網にかかった魚を獲るという何とも衝撃的な体験
ヒレに刺されながら獲っていく。昼ごはんのためだ。

自分で獲った魚
闘鶏

ランチにこの魚を食べた
思ったより臭みもなく美味しかった

闘鶏も見に行った。少しお金に余裕のある男性たちはこれに明け暮れているらしい。

フィリピンといえばジョリビー!
チキンとライス、パイナップルジュースを注文
チキンがめちゃ美味しい、日本のKFCより好き

午後は農業を見に田んぼへ
用水路のコンクリートを歩いている
細すぎて体幹がない僕は落ちそうで大変だった
水を汲み上げる施設は太陽光発電だった
日本と同じく後継や高齢化問題で生産量が落ちてきているらしい

20ペソ=60円

この旅で一番美味しかったといっても過言ではない
道端で売っていた焼き鳥。

泊まる部屋が布団とエアコンなしで枕だけ。
爆音扇風機と犬の遠吠えの中就寝、疲れすぎて気絶に近い9時間睡眠。

4日目

朝食!ここまで来ると食べることだけが楽しみまである
家庭的なソパスを。
何味かと言われるとわからないが薄い牛乳と野菜?みたいな
美味しかった

さて本題の小学校へ
鉛筆、消しゴム、ノートを渡しに
子供達のウチから湧き出る熱気とパワーに圧倒された
と同時にさまざまな問題も垣間見えてくる

英語はかろうじて通じてるくらい
日本の昔遊びにも興味を持って遊んでくれた
あのエネルギーはどこへ行ってしまうのだろうか

ラナス小学校

団体が支援している奨学生の家に訪問した
道を一本入るとそこは別世界
失礼なのは承知の上で
ここに住んでいるのか、と
戦後から時が止まっているよう
井戸を中心に集落を形成している
描写と表現が非常に難しいが
写真に収めることすらも憚られるレベル
その中でも夢を持って必死に努力している

住宅
夜道

5日目

4時起床。日の出を見にいく
ボートに乗りフィッシュパンの間を抜けリンガエン湾へ
ここは歴史的に縁がある場所で
戦時中まで日本が占領していたらしく
アメリカのルソン島の戦いリンガエン湾上陸作戦が行われた戦地なのだ
バギオの山と朝焼けが美しい
この写真の背後からアメリカ軍が攻めてきたのかと
思いを馳せると少し複雑な気持ちになる

ボートを降りて歩くとホセ・リサールの像が
世界史でやったなー、、、
カトリックの国なので教会もある

独立運動

戻って朝食と休憩
2時間ぼーっとしてみた
犬とヤギに囲まれながら雲をみていた
日本にいたら絶対しないのでこれもまたいい時間で新たな発見。

Sagada

この後に別の学校と奨学生の家を訪ねた
サガダコーヒーも購入した

6日目

この日も4時起きで
大体4時間くらいかけて空港へ向かう
ニノイ・アキノ国際空港はコンパクトで良い
フィリピン最後はマクドナルド
ジョリビーと同じフライドチキン+ミートスパゲッティ
ジョリビーの方が美味しい

成田に帰ってきて安心したのか腹痛に襲われたものの
健康に過ごし無事に帰ってくることができました!

まとめ

現地の方々を決して下に見ているわけではないという前提で

日本人がいかに豊かで幸せな生活を送っていることか
屋根があってお湯が出てトイレが流れて衛生的って素晴らしい
にも関わらずその幸せを感じ取れていない
我々は日々目まぐるしい社会の中で生きている
というかもはや生かされている
追われすぎて周りが見えなくなって
余裕がなくなり自分を見失ってしまう

原点に一度立ち返って
本質的かつ根本的考えてみてはどうだろうか
こんなにも何でも揃って不自由のない生活が送れているのだから
何も思い悩むことはない、気楽に思い詰めずに

日本人特有の周りの目を気にして周りに流される
のではなく
自分の人生は自分で生きる
資本主義社会に生きている以上は仕方ない部分もあるが
あまりにも色々なことに囚われすぎているのではないかと思う

同行した方の人生が詰まっているという言葉を借りるとするならば
生きるために食べるのか食べるために生きるのか
こうやって何もせず山と空、星と月を見る
幸福論や脱成長に詳しいタチではないが
自分自身の幸せの再定義が必要だなと感じだ

そして現地で感じた人との繋がり
昔の日本を想起させる近所との繋がり、村全体の繋がり
経済的に豊かかはわからないが
みんな笑顔で親切であたたかくて
日本人が失ってしまった大切な何かを持っていた
社会的には我々より豊かであろう
だからこそ僕のやりたいことは意義があると思う
地域コミュニティ、地域密着、居場所作りだ
勝手ながら彼らには発展した日本のように
これを失ってほしくないとも思う

未知の世界、新たな発見という観点で
欧米やリゾート地では味わうことができないものがたくさんあるので
ぜひ一度は東南アジアへ行ってみてもいいかもしれない

コーディネートしてくれたCJをはじめとした現地スタッフ、クムスタカリンク、ツアーに同行してくれた方々ありがとうございました
滅多にできない貴重で有意義な経験でした。

最後まで読んだいただきありがとうございます!!
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