見出し画像

ネットショップでコーヒー豆を販売するまでにした事

はじめまして!
ネットショップでコーヒー豆を販売している
trescoffee の太田です。
いつかは実店舗をと思ってはいますが、住宅ローンに3児の父という状況から、とりあえずはネットショップのオープンを目標にしていました。

僕と同じくネットショップのオープンを目指している方も多いかと思います。
ただ実際は何から始めれば良いのか分からない、自分も数年前はそんな状態でしたのでオープンまでにした事を書いておきます。


1. 図書館でコーヒー本を借りてくる

とにかく始めたくても何も分からない状態で、本を買い漁るお金も無いので大きい市民図書館で、コーヒー本を中心に自己啓発の本も借りてきて月に10冊ぐらいのペースで読んでました。
ただコーヒー本は内容が似通ってる物も多く、これはと思う本を後で購入して家に置いてます。
何冊か読めばそれなりに知識はついてきますので、次は実践です。


2. インスタを始めて手網焙煎に挑戦

インスタでは手網焙煎や、手鍋焙煎されている方も多くて、やり方を分かりやすくまとめてくれていたりします。
かく言う自分もインスタのハイライトにまとめていますのでよければ見てみてください

instagram→ https://instagram.com/tres_coffee_?igshid=ZDdkNTZiNTM=

手網、手鍋どちらも豆の変化や香りの変化が手に取るように分かるので、焙煎の流れをつかむのにピッタリです。
初期投資も少なくてコンロを入れても5000円以内で全て揃います。
・手網または鍋
・カセットコンロ
・焼き豆をあけるザル
・うちわ、またはドライヤー(豆を冷ます用)
・豆をかき混ぜるしゃもじ
・軍手とタイマー
このあたりが最低限必要になってきます。
後は温度計があればさらに良いんですが、とりあえずは無くても全然大丈夫です。


3. カッピングの勉強

焙煎後の豆をカッピング

焙煎を始めると、焙煎がどの程度上手くいっているのか、そもそも美味しいのか、など色々と気になってきます。
ちょうど焙煎を始めたころに、オンラインのカッピングセミナーに参加する機会があり、僕の場合は一通り勉強出来たのがラッキーでした。
他にもUCCさんや、大手のコーヒー屋さんでもカッピングセミナーありますので、焙煎されている方は是非参加してみてください。

カッピングは焙煎するなら必須スキルになってきます。
焙煎後のチェックで次はこうしたいと焙煎の調整をしたり、商品説明のフレーバーコメントもカッピングで拾い出します。
何より自家焙煎店は仕入れも自分でしないといけないので、豆の品質が良いのかどうかを見極めるのにとても重要になってきます。

とは言ってもカッピングで全てを把握するのはとても難しく、自分もまだまだなので偉そうな事は言えませんが…
それでも続けていってカッピングスキルを向上させるしかないというのが今の実感です。


4.焙煎機の購入

アポロ焙煎機


カッピングの勉強をすると、手網やサンプルロースターでのネットショップの販売は少し難しいかなと、自分は思いました。
というのも再現性や味作りの面で、出来ることがかなり少ないからです。
ただこの辺りは、あえてアナログな焙煎でのコーヒーを味わってみたいと思う方もいますし、実際に販売されていて僕より売れてるんだろうな~と思うロースターさんはたくさん居ます。

それでも、trescoffee としては実店舗を見据えていますし、目指したいコーヒーも「豆の個性を活かした、クリアで飲みやすいコーヒー」ですので、ガス火の業務用焙煎機は販売の絶対条件でした。
奥さんの理解をなかなか得られないまま家庭内借金をして…
なんとかワイルド珈琲さんのアポロ焙煎機を購入。
ほぼ業務用焙煎機と同じ操作が出来る小型の焙煎機です。


5. 焙煎の練習をして、いざ販売!

焙煎機が届くまでに、焙煎機の操作、プロファイル(温度上昇のグラフ)の勉強をして、4ヶ月ほど焙煎、カッピングして、自分が納得出来たタイミングでやっと販売スタートしました。
コーヒーの仕事がしたい!と思ってから2年近くかかりました。

現在は販売から半年ぐらい経ちました。
ただ、やはり数え切れないコーヒー屋さんの中から、個人のコーヒー豆を選んでもらうというのは想像以上に大変、かつ自分自身にも商品を売る力の不足を感じて、実店舗までの道のりはまだまだ果てしなく遠いです。


6. まとめ

じゃあ実際やってみてどうだったの?
これはもう、もちろんやってみて良かった!です。
売れなければ凹みますし、豆や備品など仕入れのための予算確保、良いことばかりでは無いですけど、だからこそ美味しいといってもらえた時は、本当に嬉しくて始めて良かったと心から思えます。

実際、販売するだけならカッピングも焙煎機も無くても販売は出来ます。
ですが急がば回れじゃないですけど、自分はこの流れでやってきて良かったと思ってます。
というのも、スタートしてからも改善したいところはたくさん出てきますので、納得出来る状態でスタートしたほうが、パニックにならずに済んで良いのかなと。

皆さんの参考になるか分かりませんが、コーヒーの勉強を始めてから現在までの2年間を、まとめてみました。
何かしらお役に立てたら幸いです。


ネットショップはこちらからになります。


いいなと思ったら応援しよう!