靴下越しのアスファルト

そろそろ下校時刻だなということで。てくてく歩いて息子を迎えに行っていた。

天気は曇り。風もそれなりにあって、歩くにはちょうど良い気温である。

ふと、靴の中に石が入って気になった。立ち止まって靴を脱いで、靴をひっくり返した。

しかしおっとっと。少しバランスを崩して、靴をはいていない方の足をアスファルトにつけてしまったのである。

瞬間、感じたのは熱だった。「え、熱っ」思わず声に出して再びパッと足を上げた。


いやいやいや。だって今、曇っているのである。それも朝から割と曇りが多かったのである。気温だって最近にしては低い方で。私の体温より10度くらい低い。なのにこんなに熱いんだ?熱いって感じるんだ?私が「熱い」と感じるということは、少なくとも私の体温よりは上だということだと思う。

えー…。気になってもう一度足をつけた。冷静になって改めて感じてみると、熱くはなかった。温かいくらいかなと思う。それでも確かに感じる熱。曇っていてこのくらいの気温でも、これだけの熱さを持っているのか。


ぼんやり知識としては知っていた。アスファルトは熱くなる。照り返しとか、そういうのもある。ヒートアイランド現象が云々かんぬん、そんな話もある。

実際、今まで生きてきてずーっと接してきているわけで、その間にその熱を実感したことは何度もあったと思う。真夏に触って「熱っ」って思ったこと、何度もあったと思う。

でも日がガンガン照っていて熱いのは当たり前というか。曇りで気温もそうでもなくて、なのにこれだけ熱いという方が個人的にはインパクトがあって驚いたのだった。


環境問題がどうこうとかそういう話に持っていきたいわけではなくて、ただ熱くて驚いたという話。

しかし真夏にこの地面の熱さをどうにかできたら、それだけで随分違うんだろうな。

これから地面の熱さも意識して歩いてみたいような。しかし気にすると余計に暑くなりそうなので意識しない方がいいような。2つの間で微妙に揺れ動いている現在なのであった。


今回、熱さに驚いたと共に。靴のすごさも実感した。石とかはもちろんのこと、熱さ寒さからも日々守ってくれているのだな。感謝感謝なのである。



ではまた明日。