想像力の限界

ちょっと大量に飲み物を買うことになった。

ペットボトルやらパックの飲み物やら。その数、全部合わせて200本くらい。


数を聞いた時はなるほどなるほど、そんな感じになったかーくらいで。普通に注文しにいって、普通に約束の日に取りに行った。

注文書を見せると裏に品物を取りに行ってくれる店員さん。しばらくして、物が積まれた台車を持ってきてくれた。その姿を見て私は驚いた。


あ、あれ…。何かこう、想像より迫力ありますね…?


台車にぎっしりしっかり積まれた飲み物たち。数は間違っていない。確かに注文した数はこれだ。でも私の予想では、こんなに積まれていなかった。せいぜい半分とか3分の2とか。そのくらいのものを想像していたよ…。車に入るかしら。


結局問題なく車に入ったし、問題なく搬入も完了したものの。想像と現実が随分違っていて、その驚きだけが残ったのであった。

私だってペットボトル1本、パックの飲み物1本の大きさは知っている。何度も見ていて馴染みのあるものである。

でもそれが200本となると。おそらく想像したようで全然できていなかったのだと思う。

もうちょっと大きな単位。例えば1箱の大きさをもっとしっかり想像できたら、今回の数の想像でもそんなに違いは無かったかも。


やっぱりこう、想像するには下地が必要で。ある程度自分に近いところでないと、具体的な想像ってできないんだなぁと。しみじみ思ったのであった。

これが射程圏ってことなんだろうと、何となく腑に落ちた出来事だった。



ではまた明日。