ぴょん、ぴょん、ならぶ
リビングの床に、けんけんぱのように少し離れた○を5つ作った。ジョイントマットにマスキングテープでペタペタと貼っただけのものである。
そもそも発端は息子だった。本を少し隙間をあけて並べて、その上を飛び石のようにぴょんぴょん跳んで遊んでいたのだ。
いやいやいや。本は着地した時に滑ることもあるし、本を踏むのも良くないことだし、やりたいことはわかるけど駄目だよ、と。代わりに同じことができる環境を作ってみた。それが、マスキングテープの丸だった。
貼られた丸を見た息子は、早速ぴょんぴょん跳び出した。最初のジャンプで、一番近いところにある2つの丸に片足ずつ着地する。次のジャンプは、1つの丸に両足で着地。最後のジャンプは、最初と同じように2つの丸に片足ずつ着地する。
全部の丸を跳び終わったと思ったら。タタターと走っていって、「ピタ!」と気をつけをした。
「おわったらここに並ぶんですよー」
先生のようなことを言う。保育園でやっているのだろうか。
「つぎはおとうさん!」
と言うので、夫が跳ぶ。しかしぱっと見た感じは同じように跳んでいるのに、「ちがう!みてて!」と言って実演してくれる。何度目かでOKが出て、夫は息子の後ろに並んだ。次は私の番である。何故か私は一発OKで、夫の後ろに並ぶ。最後に「でんしゃごっこ!ぼくが先頭だよ!」と言うので、前の人の服を持って歩いた。これも保育園でしているのだろうか。
「俺たちに教えるようになったんだね〜」
という夫。確かに最近、ブロックで作ったロケットの操縦の仕方を教えてくれたり、息子が先生になって何かを教えてくれるという場面が増えてきた。それだけできることが増えて成長したということなのだろう。
人に教えることで理解が深まる場面は沢山あるし、これからも息子が教えてくれる機会があるなら聴くようにしたいな。
ではまた明日。