赤い実調査隊、最終章
赤い実(クサイチゴ)を求めて三千里。
この記事の翌週、実が赤くなっているかどうかを一度見に行ってみた。すると。
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うーん、これは。どう見ても。
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食べられた後である。
道端に生えているものなので、おそらく好きな人が取った後なのかな?と思う。他の生き物の可能性ってあるのだろうか。
いやしかし他の場所にもあるのではないかなぁと探してみていたら
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あった!!このくらい赤かったら食べられそう。
しかし手を伸ばした実にはアリがいて。葉っぱの裏の方の実は無事そうだったので収穫した。
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ちなみにこの日はこれだけ見つけた。本当は左のくらいが食べごろで、上や右のはちょっと早いと思うけど。まぁ、食べられなくはないだろう。
というわけで、一番美味しそうなのを息子にあげて、あとは私と夫が食べた。
口に広がる懐かしい味。そうそう、こんな感じだった。ただ甘いとか酸っぱいとかだけじゃなくて、このイチゴ独特の香り?風味?があるのだ。野イチゴの話をするたびにその味も思い出していたし、その記憶とそんなに違いがあるわけじゃないんだけど。実際に食べるとより鮮明に思い出せる感じである。
息子は「思ってたより美味しい!」と言っていた。気に入ってもらえて何よりである。
夫は「子どもの頃食べてたスグリの実と似てる」と言っていた。え、スグリってすごく酸っぱくなかったっけ??私の中のスグリとは全然似ていないのだけれど、何かこう、共通するものがあるのかもしれない。
ちなみにその翌週も行ってみた。同じく食べられそうなのは3つだけ見つけた。
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赤くなる前の実もまだあったけど、とりあえず今年はもういいかなぁと思う。また来年、息子にやる気があったら一緒に見に行ってみたいなと思う。
山道で赤い実を探す中、こちらも見つけた。
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赤くて立派だけど、残念。こちらはヘビイチゴ。
「野イチゴとの違いはわかる?」
息子に聞いてみたら
「うーん、何となく。プツプツが云々かんぬん」
おそらくはっきりした違いはわかっていないけど、ぼんやり違いは認識しつつあるもよう。
こうやって同じ山に生えているのを見られたのは良かったなぁと思う。実自体も違うけど、生えている雰囲気も違うので。そういうところでも違いを認識できたらいいかなぁと思う。
そんなこんなで今年の赤い実探索は終了するのである。
せっかく身近に自然があるので、これからもいろいろ見ていけたらなぁと思う。
ではまた明日。