人生初花火
4歳にして。息子は人生初の家花火を体験した。
花火大会とかの大きな打ち上げ花火は見たことがあったが、手持ち花火や家でやるちょっとした吹き上げ、打ち上げ花火は初めてである。数日前からすごく楽しみにしていて「もうすぐ花火だね!」と1日に何度も言っていた。
そして当日。従兄弟たちもやってきて、皆で花火大会。息子も一本持ってやってみた。のだが。
「こわいこわいこわい!」
ということで、普通の手持ち花火は最初の一本だけで終わってしまった。
「端の方持ってたら大丈夫だよ?怖くないよ?」
と私がやってみせても、恐怖が先にくるらしい。元々怖がりな息子ではあったが、花火も怖かったようだ。
吹き上げ、打ち上げ花火は「きれいだねー」と楽しそうに見ていたが、やはり手持ちは近くに火花がくる分怖いのだろうな。しかしそれは、生き物の本能として間違ってはいないのだと思う。
結局、子どもたちがやるかなー特に息子は初めての花火だし奮発しよう!と買った沢山の花火は、その大半を従兄弟ーずその3の男の子と私、私の母でやることとなった。大人はせいぜい2、3本やれたらいいかな、くらいに思っていたのだが、女の子たちのうち1人が息子と同じく怖がり、1人は途中で飽き、早々に家の中に入ってしまったのだ。
あれ、子どもってもっと花火大好きでキャッキャとやるものじゃないの…?と思ったが、現実はこうなるらしい。やはり想像通りにはいかないなぁ。
残しておいても湿気てできなくなるかもしれないし、と最後はいかに頑張って消費するかになってしまった。せっかくたくさん買ったのに。少しもったいなかったな。それでも何年ぶりかわからない花火はやはり綺麗で楽しかった。従兄弟ーず達ももう少し大きくなったら、この楽しさがわかるのだろうか。
怖がる息子だったが、これならどうかなと最後の方で線香花火をあげてみた。線香花火の規模と穏やかさなら、息子は大丈夫だったもよう。線香花火と似た火の出方をする穏やかめの手持ち花火も、その後何本かできた。
次に買う時は、線香花火を多めにしよう、そうしよう。慣れれば徐々に他の手持ち花火もできるようになるのだろうか。
今回、予想以上に怖がるという結果になってしまったが、それもやってみなければわからない。息子も「花火ってこういうものなんだ」とわかってよい経験になっただろう。
1年に1度くらい、こうやって従兄弟ーず達と花火をしたいなぁ。やはり、夏の夜に皆で花火って、夏休みの定番だと思うのである。
ではまた明日。