膨らんだ靴

寒いのでタイツをはいた。更に更に、分厚い靴下もはいた。

その足でいつもの靴を履いてみたら。不自然に膨らんだ靴が出来上がった。

毎年のことだし、履けないわけじゃないので結局これで行っているものの。靴に対してごめんよ…という気持ちが無いわけではない。

でも、このために靴を用意する人ってどのくらいいるんだろう。履けないなら用意するだろうけど、一応履けているのである。歩けるのである。その状態でそれ用に用意する人って1割もいないんじゃないかなぁと言い訳兼予想をしつつ。


「あと2ヶ月くらいの話だから、頑張ってみないかい?」と問えば、「どうせ次の冬もそうなるんでしょ」と返ってくる気がした。

どうにもこの靴はちょっと卑屈なところがあるのかもしれない。全部私の妄想だけど。

いつも助かってるのだよ。履きやすいから履いているのだよ。ありがとうー!とおだてつつ。今日も不自然に膨らんだ靴を履いて仕事に行くのであった。



ではまた明日。