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イージスシステム搭載艦を考える。

8/31に毎日新聞が、市ヶ谷と永田町が計画を進めているイージスアショア代替艦、所謂「イージスシステム搭載艦」について、「基準排水量2万トン、全長210m以下、全幅40m以下である」と報じました。
私としては現在開発中の高高度迎撃飛翔体でいいんじゃねと考える人間なのですが、大艦巨砲主義者としてもまぁ興味深い船になりそうなので、少しどんな船にするべきか、考えてみたいと思います。



しっかしとんだゲテモノ、バケモノですねぇ。一瞬我が目と回線の不調を疑ったものですがそんなことはなく周りのミリタリークラスタの皆様も一様に困惑しておられました。そりゃ中国の055型よりデカい、排水量で言えば河内型戦艦クラス、全長ではダンケルク級戦艦クラスの水上戦闘艦というのですから仰天するのも無理もありません。

実際にどんな船になるのかな?
私個人の推察と妄想ですので話半分に聞き流すなり誹謗中傷するなり煮るなり焼くなりして下さい。
時事通信によれば、イージスシステム搭載艦が巨大化する理由は
「アショアで配備する予定だった米ロッキード・マーティン社製の大型レーダー「SPY7」を転用するが、既存のイージス艦レーダーより重く、重心のバランスを取る必要があるため、船体が巨大化する。」

と述べてあるが、私はこの理由での船体の巨大化は俄には信じ難いです。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2022083100730&g=pol

SPY-7を積むだけであれば、スペインのボニファス級、あるいはカナダのCSCフリゲートのように7,000トンクラスで十分なはずです。

SPY-7を搭載するスペインのボニファス級
同じくSPY-7を搭載するカナダの次期フリゲート

洋上での安定性と弾薬搭載数を増やすことが目的なのでは、と思います。安定性を重視してるからこそL/B比5という掘削船が如くの寸胴な船になったのでしょう。

また、乗組員がたったの110人であり、乗員には全て個室が与えられるそうです。こいつはたまげた。しかし自衛艦で乗組員には全て個室が与えられる船を最近どこかで見たような…YOT?
まさかとは思いますが、退役した自衛官の再任用で乗員を担わせるつもりなのでしょうか?そんなことはないとは思いますが…。

自民党の佐藤正久参議院議員は自身のTwitterで「SM3-ⅡA、SM6、12SSM、将来HGV機能への拡張性。
対潜戦用はデコイとソナーで対応。魚雷なし
対空機能のESSM、CIWS、ガンの装備は?
東シナ海運用時は個艦でなく艦隊行動」
と述べているのですが、ESSMやCIWS、砲と言った個艦防空の装備が一切ないということなのでしょうか?これが事実ならさすがにどうかと思います。せめてSeaRAMやESSMは積むべきたと思います。個人的な欲を言えばオートメララ76mm砲を6基ほど積んで欲しいですね。(パスタ脳)

対潜戦については魚雷自体はなくてもいいと思いますが投射型静止式ジャマー(FAJ)を積んでもいいと思います。

あきづき型護衛艦(2代)のFAJ

潜水艦の補足、攻撃はSHに任せればいいですし。

推進機関ですが、私は原子力を強く推したいと思います。洋上で長期間遊弋するためには長大な航続力が必要であり、そのためにはやはり原子力推進がベストでしょう。三菱がトラックに乗る規模の原発を開発中らしいので、それで発電した電気を用いた統合電機推進が良いのではないでしょうか。イメージとしては米海軍の原子力打撃巡洋艦CGN-42級ですね。原子力を電源に用いることで真水の確保も容易となるでしょう。長期行動をさせるのには原子力推進とクルー制が有用だろうと思います。ただ、原子力の場合建造費、維持費だけでなく解体も面倒になりそうなのが気がかりですが。

原子力打撃巡洋艦CGN-42

今回はここまでです。
北海道のお話サボってごめんなさい。

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