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【広報ノムラの宝探し】vol.4 「入社1年目で行動力を発揮できたわけ。びわ湖ペーロン大会に挑んだ新卒 矢野さん」

ノムラです。今回ご紹介するお宝は、脅威の行動力で入社1年目をまとめ上げ、「びわこペーロン」に初挑戦した矢野 鈴太郎さん(上記写真左)。ペーロンとは、龍の頭がついた手漕ぎの船、ドラゴンボートのこと。矢野さんは10人漕ぎの部に同期のメンバーを集めて参戦したそうです。入社1年目とは思えないリーダーシップの持ち主と見ました! しかし、そもそもなぜペーロン? 早速伺ってきました。

【今回のお宝】 矢野 鈴太郎さん
【お宝プロフィール】
2024年4月入社。メカトロファインテック事業本部
第二事業部製造部製造チーム。現在はフィルム製膜装置を担当。矢野さんは主に現地での据付、立ち上げ業務を行っています。小学生の頃はサッカー、中学、高校ではバドミントン部。大学でもバドミントンサークルに所属。バドミントンでもシングルスよりはダブルス派らしく、チームプレーが大好き。元気のもとも、ストレス解消法も「人と話すこと」。人といるのが大好きだそう。大阪出身。


入社1年目でも主体的に行動できる

ノムラ 今日は、瀬田工場の1階にあるカフェテリア「TRENG BASE」でお話し伺います!
 
矢野  ありがとうございます。そして、お宝認定までしていただいて。
 
ノムラ 何やら1年目の皆さんで大会に出たと聞いて気になりまして。いきなりですけど、24年入社はものすごく仲がいいですよね。
 
矢野  24年入社は男性が多くて、ほとんどが湖南寮(東レエンジの男子寮)に住んでいるんですよ。ご飯も風呂も一緒なんで、ほぼ部活の合宿みたいな感じで一緒にいるからでしょうね。
 
ノムラ 結束力が強いんですね。でも、だからと言って、いきなりびわ湖のペーロン大会出ようぜ!とはならないですよね。きっかけは何だったんですか?

毎年、夏に行われる「びわこペーロン」。10人漕ぎ、20人漕ぎの部がある。
パドルでひたすら漕ぎ、速さを競う。 (写真:びわこペーロン)

矢野   滋賀のアクティビティをネット検索していたら、たまたま「ペーロン大会」を見つけて。びわ湖はすぐそこだし、みんなでドラゴンボート漕ぐの楽しそうやん!と思って、すぐ同期の友達に声かけたら「ええやん!」って言われたんで、そこからいつも昼休みに一緒にいるメンバーから声をかけたら、すぐにメンバーが集まりました。
 
ノムラ さすが! 普段から結束力が強いとそういう時は早いですね。そういえばね、私、事前にメンバーに矢野くんの印象を聞いてきたんです。そうしたら、「矢野のペーロン愛が強すぎて、これは出ないといけないやつだと思った」とか「まじめ。でも中に野獣を飼っている」とか、いろいろコメントありました。
 
矢野  笑。バレてる。実は、同期のメンバーで出たかったのは、普段から仲がいいというのはもちろんありますけど、入社1年目ってなかなか仕事で役に立てることって限られている。だったら会社を盛り上げることをやろうかと思って。恥ずかしいからあまり言いませんでしたが(笑)
 
ノムラ ええええ! そんなこと考えてたんですか? すごすぎる。みんなを巻き込めるその原動力は何ですか?
 
矢野  部活やサークルの部長をやらせてもらっていたこともあって、チームで何かするのは大好きだし、「やろうや!」っていうのも好きなので。あ、でも、もちろん、みんなでボート漕いだら楽しいやん!というのが大部分ですよ。夏の思い出としてびわ湖でボート漕ごう、くらいな感じで。
 
ノムラ このチーム名「トレンジレンジ」、すごくいいですね。ネーミングセンスがある。
 
矢野  いいですよね。みんなで考えて最後2択になって、最終的に「トレンジレンジ」で決まりました。チーム名決めていたあたりは僕ら気持ち的に余裕だったんですよ。僕ももちろんですけど、メンバーの中にペーロン経験者がいなかったから、YouTubeで各自動画見たり、学生時代ボート部だったというメンバーに、エアで漕ぎ方とか、大事なこととか教えてもらったりして、うすうす、結構ハードかもなとは思ってはいたんですが、まあ僕ら若いし、メンバーのほとんどが筋トレが趣味で鍛えてるし、行けるなって感じだったんですよね。
 
ノムラ それが、どこかで余裕じゃなくなった?
 
矢野  はい。「これは、ガチだぞ」と。

大会ガチ勢に囲まれる、東レエンジ1年目チーム「トレンジレンジ」

ノムラ 大会はぶっつけ本番だったんですか?
 
矢野  大会前に一度練習する機会がありました。大会側に申し込むんですけど、4時間くらいかな、まあまあこんなもんね、という感じで練習は楽しく終了しました。
 
ノムラ ということは、ガチだ」と感じたのは、当日?

足取り軽く会場へ向かうトレンジレンジメンバー。

矢野  そうです。びわこペーロンの会場って瀬田工場からすぐの場所なんで、僕らの寮からもすぐ。庭みたいなものです。で、当日、いちおう事前に揃えたピンクのチームTシャツで僕ら気楽な気持ちで会場に行ったんですよ。そうしたら、他のチームがガチでした。まず、企業名とチーム名が入ったかっこいいユニ。応援団。応援ののぼり。黄色い歓声。そして何より、明らかに軽そうな、カーボン製と思われるパドル。
 
ノムラ 会社公式チームなんですかね。
 
矢野  おそらく。対して僕ら、ノー応援団、ノーのぼり、そして大会側から貸してもらった木のパドル。ちょっと思っていた雰囲気と違って、圧倒されて、怯えちゃって。完全なアウェー感で。並んでいる段階で、すでに他のチームに相手にされていないことがわかって、そのうち悔しくなってきたんです。

ノムラ なんか、目に浮かびますね・・・
 
矢野  もうやるしかない。あとは全力出すだけって感じでしたね。ペーロンって船に太鼓係っていうのがいて、太鼓を打つ音を頼りに漕ぐタイミングをそろえるんですが、僕が太鼓係だったので、人一倍太鼓を大きく叩いて、あとはめっちゃ声出して。「もっといけるぞー!!」って。

いざ、乗船。太鼓係の位置につく矢野さん。

まさかの敗者復活!まさかの決勝進出

ノムラ えー、それでどうなったんですか?
 
矢野  まず、1試合目は負けたんです。で敗者復活ってなったんですけど、ギリギリのタイム差で負けたと思って、みんなで「帰って飲みに行こう」っていう気持ちになってたんですよ。そうしたらアナウンスで「トレンジレンジ、決勝進出です!」と流れて。そこがこの日のピークかな(笑)。もう、全員「うぉぉぉぉぉ」っていう盛り上がりで。
 
ノムラ すごい! ドラマみたい! で、結果は7位でしたよね。30チーム以上出ていて初出場で7位ってすごいですね。みんな喜んでました?
 
矢野  いや、半々ですかね。うれしかったけど、悔しがっているメンバーも多かったです。もっと行けたと思う。僕自身は悔しいですね。うれしかったのは、他のチームが応援してくれたこと。「木のパドルのチーム、決勝行くんだ。がんばれ!」って。それはすごく励みになりましたね。大会終了後は、ほかのチームの人たちと「また来年ですね」って声を掛け合ったりして、それもすごくよかったです。

この時はまだ余裕があった。。。

「やりきる」ことで得られるもの

ノムラ ということは、また来年も出る?
 
矢野  もちろん! 僕はそのつもりです。年に一度、夏にびわ湖で本気でボートを漕ぐってすごくいいなと思って、これからみんな勤務地がバラバラになったとしても、年1回なら集まれるし同期のつながりをずっと維持できるんじゃないかと思いました。
 
ノムラ おお、やっぱりリーダーとしての視点ですね。でもそれは本当にいいと思います。実際に仕事内容が違うから、それぞれ忙しくなっちゃって、同期がなかなか集まれなくなるのが普通なので、イベントをするっていうのはいいですよね。
 
矢野
  そうですね。同期にかかわらず、ほかの年代の人たちも気軽に参加できるようにするのもいいかもしれないです。会社の一体感も生まれるし、宣伝にもなるので。あと僕、今回思ったのは、「やればできる」ということです。なので、その後、職場でもいろいろ挑戦しようという気持ちになりました。
 
ノムラ 実際に行動にどんな変化がありましたか?
 
矢野  現場での業務のとき、毎朝朝礼で誰かが挨拶をする場面があるんです。今までは先輩がやられていたのですが、最近は自分からやらせてください。とお願いして、拙いながらも積極的に自分ができることを増やせるようにと行動しています
 
ノムラ  向上心がすごいですね!では、最後に矢野くんから記事を読んでいる学生へメッセージをお願いします。
 
矢野   ひとつあげるとすれば、なんでも「やりきる」ことですかね。就活でも遊びでも「やりきる」ことで自分の納得感にもつながるし、次のステップに進む推進力にもなると思うんです。
 
ノムラ すごい! なんか、矢野くんと話していると、私も頑張らなくちゃいけないっていう気持ちになります! 生まれもったリーダーシップなのかなあ。
 
矢野  ペーロン、来年出ますか?
 
ノムラ あ、それは、ちょっと考えておきます。

【まとめ】
今回矢野さんを取材して感じたのは「人から愛される」人柄です。この人が言うならやってみようかなと思わせる何かがあるような気がしました。
東レエンジって仕事でいろんなベンダーさんをとりまとめて上手く仕事を回していかなければならない場面が多いですし、人から愛されるってとてもアドバンテージになるなと感じますね。1年目とは思えないリーダーシップと1年目らしい活気にあふれた行動力で、ますます楽しみです!