『マンガ 会計の世界史』刊行記念イベントが開催されました!
11月29日(月)八重洲ブックセンターにて、『マンガ 会計の世界史』刊行記念トークショー&サイン会が開催されました。トークテーマは『こうすれば「学び」は楽しくなる!』。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。当日は雨の中にも拘わらず定員を超える人数にご来場いただけました。
当日の様子と熱気をお伝えするべくまとめました!!
『会計の世界史』のバブルはハジケない
18時、『会計の世界史』著者の田中靖浩さんによるトークでイベント開始です。既に会場には多くのお客様がいらっしゃり、皆さん、田中さんの軽快なトークに頷きながら楽しんでいるご様子でした。
「『会計の世界史』が売れているのもバブルのようなもの。いつかは泡がハジケてしまうだろう……」当初はそう思われていたと言う田中さん。
そんな心配をよそに──
「『会計の世界史』のバブルはハジケないままここまで来た」
この言葉に多くの聴衆がうなずいていました。単なる一過性のヒットではなく、売れ続け、10万部を超えたとのこと。
「これはもう自惚れてもよいのではないか」と会場を笑顔で包み込む田中氏。
学ぶことは楽しい
なぜ『会計の世界史』のバブルはハジケなかったのか。
それは『「会計」という分野と「歴史」という分野の学びを組み合わせ、「楽しく学べる」書籍になったからではないか』と田中さんは自己分析します。
『会計の世界史』は「絵画」や「音楽」など、様々な「文化と会計」の関わりを説く、珍しい「会計本」なのです。
さて、このイベントのトークテーマは『こうすれば「学び」は楽しくなる!』。
たいてい、勉強は楽しくないものです。勉強の好きな子どもなんて、めったにいません。
それは、勉強と実生活での報酬がつながっていないから。
大人になると、学んだことが稼ぎにつながる──学びが価値になる実感が得られる機会が増える、これが学びを楽しくする大きな理由だと田中さん。
「大人になればなるほど、学ぶことは楽しい」
「『マンガ 会計の世界史』の制作に携わった人たちは、日々学びつづけ、学びを仕事に活かす人々だ」と語る田中さん。
その大事なメンバーの一人として、『マンガ 会計の世界史』マンガ原作者の星井博文さんが登壇されました。
いつしかひとつの売り場ができていた
15年ほど前、田中さんはビジネス書籍のコミカライズ作品について、売れそうかどうか聞かれた田中さんは「売れないだろう」と思っていたそうです。それから数年たつ間に、いつしか書店でもビジネスコミックをよく見かけるようになり、そこには度々星井さんの名前が載っていたといいます。
トレンド・プロがビジネス書のコミカライズ制作を始めたビジネスコミック黎明期、マンガの原作を依頼したのが星井さんでした。星井さんも、当時はビジネス書のコミカライズなんて前例もほぼないし、参考にできるものが少ないなか、ビジネス書の内容をどうマンガで伝えるか挑戦の日々だったと回顧します。
「数珠つなぎのように成功が重なった結果、気づいたらひとつの売り場(ビジネスコミック市場)ができていた」
と星井氏は当時を振り返っていました。
マンガ制作の思い出を語り合う、田中さんと星井さん。
『マンガ 会計の世界史』の制作には、これまで学んできた様々な事柄や経験が活かされたといいます。
「浅く広く、興味があることをとりあえず学んでみると、思いもよらないところで(創作の)役に立つ」という星井さんの言葉に、我が意を得たり、と田中さんも大きくうなずきます。
「楽しく学ぶ」
『会計の世界史』は「会計」と「歴史・文化」など様々な分野を結びつける作品です。
イベント当日は、多くのお客様が「楽しく学ぶ」ことについて考え、笑顔で過ごしていました。
「マンガ」という新たな分野とも結びつき、『マンガ 会計の世界史』は「楽しく学べる」内容に仕上がっております。皆様ぜひ、お手にとっていただけますと幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?