【PEST分析】TIKTOKから生まれた日本のトレンドとアメリカTIKTOK問題

こんにちは、トレンドハンターです。

トレンドには事前に予測できるものがたくさんあります。そんな情報をまとめることは大事です。その一つがPEST分析です。

マーケティング用語にPEST分析がありますが、PESTのSociety（社会的）な要素を分析することは世の中のトレンドや消費動向を見ていくうえで非常に重要になります。特に、ファッションショーや海外の展示会、SNSなどから生まれてくる社会的要素は、カルチャーが表れてきますので、とらえるのは難しいのですが、重要な要素です。

ファッションショーや展示会からのトレンドの見方は、テクニックが必要になりますが、本日は社会的要素の中でも簡単に見れるトレンドを紹介したいと思います。

昨日は、インスタ映えの予測から最新のトレンドがどう生まれてきたか？を書きました。トレンドがどう生まれるかの説明ですので参考になるかと思います。

本日は、今アメリカで騒がれているTIKTOK。TIKTOKから生まれた日本のトレンドについて、アメリカで騒がれている理由とともに自分のメモを公開したいと思います。

それでは今回も、私のまとめている個人的なメモを公開いたします。
私のメモなので箇条書きになっているところが多くなっています。

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目次

1.アメリカで起きているTIKTOK禁止の問題
2.日本に来ている中国トレンドを見てみよう
3.TIKTOK禁止の理由とトレンド
4.まとめ
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1.アメリカで起きているTIKTOK禁止の問題

アメリカでは今TIKTOKが利用禁止になるかもしれないと騒がれています。米中対立が激化するといわれていますが、その視点ではなく、そもそもなぜTIKTOKの売却か閉鎖を迫っている理由を考えると、アメリカで利用している１億人のTIKTOKユーザーの個人情報が中国漏洩する問題があるとして国家の安全上の危機があるということになります。しかし、そもそも10代や20代の若年層を中心としたサービスなのになぜ国家安全保障の問題？と思われるかもしれません。

実は、この部分とトレンド拡散が今回は密接に連携していることを説明すると納得がいくと思います。それが国家安全保障に結びつく可能性があることになります。

ＴｉｋＴｏｋ禁止、流動的　米連邦地裁、発動可否判断へ - 毎日新聞

ＴｉｋＴｏｋ、司法判断へ　米政府の配信禁止、差し止め請求で

2.日本に来ている中国トレンドを見てみよう

今のメイクのトレンドを知っていますか？コロナの中でもTVでたくさん芸能人がやっていました。地雷メイクとか宇宙メイクとかいろいろと出ていますが、昨年の8月ごろから突然、チャイボーグメイクがトレンドになってきているのを皆さんは知っている人も多いはずです。それまではオルチャンメイク（韓国）のトレンドだったものが、突然チャイボーグが出てきました。私も予測していたのですが、予測の根拠がTIKTOKの普及と分析していました。2020年はチャイボーグだけでなく、中華料理、チャイナ服など中国のブームが来るかなと。。。

データで見ても、トレンドになっていることがわかります。ではなぜこのトレンドがというとTIKTOKが中国の企業なのでおのずと日本人が中国の投稿や文化に触れる機会が多くなるということで、中国文化トレンドが来ることを昨年から予測してました。日本の若者は、知らないうちに、TIKTOKを通じて知らないうちに中国文化を近くに感じるようになっていたわけです。

3.TIKTOK禁止の理由とトレンド

アメリカが危惧しているのは、すでに日本のこのトレンドに表れているのです。日本のチャイボーグトレンドが、意図的にされたものかどうかはわかりませんが、中国がTIKTOKを通じて思想や考え方、行動の仕方、人々の意識をコントロールできる可能性があるとしてTIKTOKを危惧しているのです。

トランプ大統領は、選挙などにも影響する可能性も考えているのではないでしょうか？また、民主主義に対するデモなどの誘発も懸念されています。

4.まとめ

政治とカルチャーの問題難しすぎますし、複雑ではあります。私はTIKTOKを見ますし、娯楽としては非常に楽しいものです。それが政治の道具になり、対立の道具として使われるのはもったいなさすぎます。

一方で、私の仕事であるトレンド予測では、PEST分析のPとSNS分析の掛け算を背景にした「中国トレンド」が来ると予測していたわけです。社会や文化、カルチャーを動かすトレンドを分析するには「P」の情報がいかに重要かわかります。

ぜひ、こうした視点からも分析できると、消費やトレンドがどう生まれてくるかがわかると思います。是非皆さんも実践してみてください。

本日もありがとうございました。