
THE SECOND ノックアウトステージ 1日目
昨日はTHE SECONDの予選会を配信で見てた。途中、どうしても娘をお風呂入れたりとかしなきゃいけなかったから、一部見られてないところもあるけれど、アーカイブが無いという事でなんとか見られる部分は全部見た。
メモ取りながらネタ見たりするのが苦手で、点数とかははっきりわからないけど、忘れないうちに覚え書きみたいな感じで思い出せるところについて書いとこうかなと思う。
基本情報としては、まずネタ時間は6分で、6分を過ぎると照明がチカチカと点滅し、6分30秒を過ぎると強制的に暗転されてしまう。
審査員は100人のお客さんで、東京と大阪の最初の予選会に来ていた人が中心。
点数は
とても面白かった→3点
面白かった→2点
面白くなかった→1点
で、審査員が採点し、合計点数で争う。
点数が発表された後に審査員に感想を聞く時間があり、両方とも3点を入れた人と、勝った方に3点負けた方に2点入れた人の計2人、に感想を聴いてる事が多かった。最後の戦いでは、勝った方に1点入れた人にも感想聞いてたな。
審査した上で感想まで聞かれるって負担がエグいなって思ったけど、とにかくそういう風に予選は進んでいってた。
で、印象に残っている事について書いてみる。
Aブロック 第1試合
スーパーマラドーナvs2丁拳銃
スーマラはお客さんと絡むところからスタートして営業でやってるみたいな雰囲気。比較的ゆったりやっていたけど、結局6分半が過ぎてしまい、強制暗転された。少なからず時間オーバーは減点対象になってしまったと思う。2丁拳銃は、大きなミスなくまとまってた印象。
結果は、2丁拳銃の勝利で、トップバッターから暗転になった事でそれ以降のコンビが時間オーバーには気をつけないと、と再度意識する大きなきっかけになったと思う。
第2試合
Dr.ハインリッヒvsスピードワゴン
ハインリッヒは、「モーツァルトを降ろしたイタコに1つだけ質問するなら」という独自の世界観を極めたネタで、何度も会場を大きく沸かせてた。スピードワゴンは、「言われたいセリフ」で、小沢さんのいつもの感じ+井戸田さんの大きなリアクションで話が進み、前半に出てきたセリフが後半に登場するという伏線回収をしていた。
結果はスピードワゴンの勝利。点数は僅差だった。ネタ終わりに、スピードワゴンの2人がハインリッヒに「自分達のライブにぜひ出てほしい」とガチで誘ってたのが印象的だった。
Bブロック 第1試合
流れ星☆vsプラスマイナス
序盤の戦いにして、すでに屈指の名勝負。
正直、流れ星☆は、もともとちゅうえいさんのギャグの印象が強かったけど、ネタはギャグだけに頼らず、「お互いの悪いところを小学校の帰りの会みたいな感じで言い合う」っていうので、強い言葉もたくさん出てくるし、動きもあって、すごく見やすくて面白かった。プラスマイナスも兼光さんのモノマネあり、岩橋さんのパワフルな動きありで、面白かった。
予選会でぶつかるのはもったいないくらいの好カード。結果は流れ星☆の勝利。その時点での最高得点。ただ、プラスマイナスはこの日唯一面白くない、の点数をつけた人が0だったから、本当に素晴らしい戦いだったと思う。
第2試合
タモンズvs三四郎
このタイミングでどうしてもお風呂に入らないといけなかったので、三四郎のネタはあまり見られなかった。
正直、その前の流れ星☆vsプラスマイナスが互いにすごく濃くて盛り上がりすぎたので、どうしてもそれと比べるとネタが薄味で点数が伸びなかったのかなという感じ。審査員の人が「タモンズはもっと普段面白いのに」って言ってたから、たぶん本当にそうなんだろなって思う。
結果は三四郎の勝利。
審査員の中に「ピンおば」って呼ばれて、芸人さん達からイジられてた人がいた。たぶん名物の人なんだろうな。
司会のトレンディエンジェルの斎藤さんが審査員の人達を「ろ過された」って表現してたけどすごくわかりやすいなって思った。コメント聞いてるだけで、お笑いオタクなんだろうなってわかる人もいて、なんか自分が話してるのを側から見てるみたいで、勝手にちょっと恥ずかしい気持ちになったりしてた。
Fブロック 第1試合
ガクテンソクvsマシンガンズ
ガクテンソク面白かった。このブロックの中ではしゃべくりのみで勝負する、いわゆる正統派で、伏線回収もあり、すごく見やすかったから、他のブロックだったら正直全然勝ち上がってた可能性もあると思う。でも、マシンガンズのウケ方がすごくて、完全にお客さんの心を掴んでる感じだった。2人でのユニゾンツッコミがことごとくハマって、すごく会場が盛り上がってた。
結果は、マシンガンズの勝利。ネタ終わりのトークが2組とも面白くて、そこもすごく盛り上がってたな。
第2試合
インポッシブルvsランジャタイ
大会屈指の注目カード。いやあ、凄かったなあ。トレンディの2人がインポッシブルの漫才なんてほぼ見た事ないって言ってたから、本当に珍しいんだろうけど、登場していきなりひるちゃんがセンターマイクにぶっ刺さって死んでしまうところから始まり、そこから完全にインポッシブルワールドにお客さんがら取り込まれてた。途中えいじさんがわー!と大きく叫ぶだけの、不思議な相槌さえも面白くて、もうインポッシブルが何言ってもウケる、みたいな感じになってた。
そういえば、男性ブランコが音符運びのネタを初めて披露した時に、「インポッシブルみたい」って言われてたのを結構見かけたけど、実際にインポッシブルの漫才見たら、ネタ中に死ぬっていう共通点以外、ほとんど何もかも違う!って思って1人で大笑いしてた。
次にランジャタイの国ちゃんが、登場していきなりセンターマイクにぶっ刺さってからは、今度はランジャタイワールド炸裂。「おじさんとトラックの世界に入って武田鉄矢の記憶で繋がってて」っていう文章にすると訳わかんないけど、見てても全く理解が出来なくて、でもランジャタイが会場を支配してた。
ネタ終わりのトークでも、ひるちゃんが「腸キンチョーした」と言って身体からストッキングでできた腸を出したり、国ちゃんがタモンズの写真を持ってきてたりで、ここにカオス極まれりという感じで、ランジャタイの勝利が決まった後には、腸とタモンズの交換という、たぶん今後一生お目にかかれない交換が行われて、「この腸はどこかで使います!」と国ちゃんが宣言し、とんでもない盛り上がりのままFブロックが終了。もう全く意味わかんないけど笑ってしまったし、説明できないけどとにかく凄い物を見たなっていう期待以上の戦いだった。
Gブロック 第1試合
かもめんたるvsモンスターエンジン
Fブロックの戦いからすぐにGブロックが始まったけど、正直インポッシブルvsランジャタイが凄すぎて、まだ会場がその余韻を全然引きずっていたから、その煽りをくらっていたと思う。かもめんたるは世界観満載だったけど、全体的におとなしめで、モンスターエンジンは、ネタ終わりに西森さんがすごく間違えたって言うてたけど、緊張感が見てても伝わるくらいだったし、2人とも本来の力を出せてなかったんじゃないかなって思った。
結果はかもめんたるの勝利。
第2試合
シャンプーハットvs囲碁将棋
まだFブロックの余韻が残り続けていて、
シャンプーハットをよく知っていればお馴染みのくだりがいくつもあり、ネタなのかアドリブなのかさえわからない独特の展開が進んでいたけど、審査員の人達がいまいち2人の雰囲気についていけてなかったかなという印象。
そんな中、囲碁将棋の漫才がすごくカッコよかった。ダブルボケなんだけどそんな単純に進んでいくわけでもなく、お互いにすごく強く強い言葉で殴り合ってる感じに圧倒されてこれは凄いなとちょっと感動すらした。もう序盤から一気に囲碁将棋の空気になって、そのままずっと走り抜けてた。
審査員の1人が「こいちゃんがかわいくて、囲碁将棋の2人がかっこよかったです。」とコメントして、てつじさんを完全にスルーしてたのが秀逸だったな。てつじさんはもちろんめっちゃキレてたけど、それも含めて最高だった。
ネタ終わりのトークで囲碁将棋の2人が、シャンプーハットが憧れで大阪に行った時は必ず宮田麺児に食べに行ってると言い、囲碁将棋が1日目の最高得点を叩き出して勝利が決まった後に文田さんが「普段あんまりこんな事言わないんですが、シャンプーハットさんに勝ったからには絶対優勝します。」と力強く宣言し、こいちゃんが「対戦が決まってから囲碁将棋のネタ動画をいっぱい見て、すっかり囲碁将棋が好きになってしまった。」と答え文田さんが涙し、最後に感動的な空気になって1日目が終了。
トレンディエンジェルの2人の司会がとても良かったと思う。決して戦いを邪魔せず、出場者の人にも審査員の人にも気を使いながら、要所要所でしっかり会場を盛り上げてて、すごいなって思った。特に斎藤さんはネタが終わった時に、本当に面白かったコンビの後には思わず面白いなあっていう言葉が漏れてて、正直な人だなっていうのが伝わってきた。
想像してた以上に、全体的に楽しくて熱くてTHE SECONDってすごくいい大会だなって思った。ガチンコ対決ってどうなんだろうって思ってたけど、ガチンコだからこその盛り上がり方をしてたと思う。
6組強の勝負ネタを16本も1日に見たのがおそらく人生で初めてで、しばらく興奮状態が続き頭がクラクラしてた。でも、配信とはいえ2000円で、芸人さん達の本気の戦いがリアルタイムで16本も見られるっていうのはお得すぎるし、すごくワクワクしたなあ。
今日はノックアウトステージ2日目。
絶対また盛り上がると思う。
もし、配信買おうか迷っている人がいれば、お笑いが好きなら絶対に楽しめるはず!とおすすめしたい。