鉄砲木ノ頭から三国山
日 時:2024年12月14日(土)
場 所:「鉄砲木ノ頭~三国山」
参加者:10名
11月のイベント実施報告です。山中湖畔から富士を眺める山旅でした。
バスタ新宿から高速バスで登山口近くまで一直線、心配した渋滞に巻き込まれず済みました。外国人の富士山人気は根強く1台増発してのバス便です。富士が見えてこその山なので、西高東低の冬型気圧に狙いを定め、快晴になったものの北風が強く寒さが応える登山道でした。
登山前に山中湖畔におりてみました。富士五湖でも透明度が高い湖で、水面に映る富士山も綺麗でした。登山口からはパノラマ台まで樹林帯を抜けて歩きます。ザクザクと落ち葉を踏んで歩けば30分ほどでパノラマ台に到着です。展望デッキは、大勢が並んでも邪魔されることなく富士を独り占めできる横広な設計で、樹木と共存し環境に配慮した作りとなっていました。
「鉄砲木ノ頭(明神山)」までの登山道が、一部、崩壊により迂回路となっておりました。火山特有の脆弱性土壌に、登山者による踏圧や大雨による土壌流出などで登山道の地形浸食が進んでおりました。村役場も整備を進め、浸食箇所の補修や洗堀対策などの保護対策を行い、山全体の保全を進めて行くそうなので復旧を待ちたいものです。
カヤト(山の中でススキや茅などのイネ科の植物が茂っている開けた場所)が続く登山道を冷たい風を背に受けながら登って行くと、見晴らしがよく開けた山頂に到着です。そこでランチタイムですが、快晴で太陽は降り注いでいますが、風が強くて寒いのなんの、かき込むようにランチを食べて早々に山頂から退散しました。
山頂から急坂を転げるように「三国峠」まで降ります。日本中、色んなところで同じ名前を見聞きする三国峠ですが、こちらの由来は山梨県と静岡県、神奈川県の3つの県境との意味です。峠道の駐車場を経て「三国山」への短い登りを頑張ります。本来ですと三国山山頂から大洞山~立山~籠坂峠までが一般的な周回ルートとなりますが、今回は、パノラマ台オープン記念として村役場が三国峠駐車場から平野停留所まで期間限定の無料送迎バスを走らせていましたので、ご厚意に甘えて送迎バスを利用してショートカットの下山としました。観光客は自家用車ばかりなので、私たちだけの貸し切りバス状態で楽ちんでした♪ 平野バス停の観光案内所で休憩をとり、帰りも高速バスで眠りながらバスタ新宿まで帰ってきました。