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北海道厳冬期徒歩旅その6 【留萌を出発し北へ】

現況 ホテルで停滞

こんにちは。今、外では大雪が降っていて、みるみるうちに積もっています。そんな日は休むに限る!というわけで、昨日は25キロも歩いたしホテルで一休み。そんなわけで少し時間もできたことだし、noteを進めます。昨日はテント泊でそれどころじゃなかったし…やりますかね!


12日目:お蕎麦と海

朝5時半に目が覚める。外は真っ白で、除雪車は明朝よりコツコツと雪をかいてくれている。朝ごはんを食べ、紅茶を飲んだら7時前にホテルを発った。札幌から歩いてきた231号線を進み、そのどん詰まりから続く232号線に沿って北へ向かった。途中、留萌の漁港では陸に揚げられていた船から雪を掻き出す漁師さんが見えた。船から雪を出すなんて、なんて雪国らしい景色なんだ…。お疲れ様です、と内心で労う。

1人が雪かきをしていると、もう1人が船に乗ってきて手伝っていた。大変な作業だ。

途中、相方さんが手拭いを失くす。おそらくは道中に落としてしまったと思われる。落ち込む相方さん。他人事ではない、自分もよく物をなくすし、特に今回のような普段とは違う生活をしていれば、慣れないことも多い。自分も身が引き締まる思いだ。
道中のバス停で休んでいると、近所の方に挨拶がてら「どこに行くの?」とよく声をかけられる。「年越しを宗谷岬で」と言うと驚かれる。宗谷岬の年越しに、バイクや自転車で行く人は居るが歩きで向かう人は中々いないらしい。居そうだけどなあ。
3時間も歩かないうちに、今晩お泊まりする「ゆったりかん」に到着。流石にまだ12時なので、その手前にある「そば&コーヒー からくれ」にてお昼を食べることに。そこがまた居心地が良くて、店内は綺麗で可愛くて、オーシャンビューも良かった。ご自慢の手打ちそばやコーヒーも美味しく、ケーキもご馳走になった。チェックインまで少し長居していると、おやつまでいただいてしまって、感謝でしかない。そこにある動物写真家の写真集も見入るものがあった。

締めにいただいた紅茶とシュトーレン。写真集を見て過ごす。
外にはオーシャンビュー。時々、焼尻島が見えたり、キツネが手前を横切ったりもした。


からくれさんをお邪魔した後は宿にチェックイン。施設は大変充実していて、そこの温泉も気持ち良かった。

サービスでいただける棒アイス!これがまた美味しい。

外では相変わらず雪が吹き荒んでいて、明日が心配になる。西に向く窓は、ヒューヒューと寒そうな音を出していた。

長くなってしまったので、翌日は次の記事にしますね。

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