北海道厳冬期徒歩旅その12 【豊富町に癒される 前編】
近況:ぐーたら観光な毎日
ども、こんにちは〜。
現在自分はというと、北海道天塩郡豊富町という、北の最果ての町で滞在をしているところです。
今日で4泊目になる滞在ですが、1日1スポット観光地を巡り、夕方には豊臣温泉に通うという、なんとも観光客らしい日々を過ごしています。なので、今までみたいに重いザックを背負って吹雪の中の20キロ以上歩くなんてことはしていないです。そんな日記です。苦しんでいる姿を楽しみにしてる人がいたら、残念ですね〜。そんなぐーたらな滞在日記前編です。
23日目:美味しいパンと石油温泉
ホテルで目を覚まし、朝ごはんを簡単に済ませて10時ごろチェックアウトをする。すると驚いたことに、翌日から連泊で予約をしていたビジネスホテルのオーナーさんが、気を遣ってくれて車で迎えにきてくれていた。久々に乗る車は、徒歩で旅する自分にとっては無慈悲なほど速く、同時に人類の文明に感動した。ご厚意により送迎されて着いたビジネスホテルの名は「ヤドカリハウス」。内外共に清潔感のある宿場だ。ここに数日泊まらせてもらう。
お部屋に着くと、ザックを下ろして一息ついた。それから少しして、近所にあるパン屋さんに行く。このパン屋さんがまた良くて、値段もお手頃な上に美味しく、さらには種類も豊富なのだ。こんなパン屋さんが近所にあったら確実に通ってしまうと思う。そしてその近くにあるスーパーに買い出しをする。夕方になると、オーナーさんが「温泉に行くから一緒に行きませんか」と誘ってくれた。是非行きたいといい、連れて行ってもらうことに。豊富町は豊富温泉の名で知られる温泉郷でもある。
泉質はなんと石油。石油独特の臭いに包まれた温泉は、はじめは疑心暗鬼で入ってみたが、これがまた気持ちいい。皮膚炎やアトピーに効くらしく、湯治に連泊で来る人も多いのだとか。自分も乾燥肌で疱疹があったりするので、とってもありがたい。
24日目:トナカイに癒される
翌朝は8時ごろに起き、朝ごはんを食べてまたぐーたら。12時前にホテルを出てバスで向かった先は「トナカイ観光牧場」だ。
ここは巷では「ラーメンが美味しい」との口コミを聞いていたのでそれを楽しみに来てみたら、本当に美味しい。自分は合鴨白湯塩ラーメンを食べたが、スープを飲むのが美味しすぎて止まらない。観光牧場のレストランのクオリティとは思えない美味しさだったり
さて、お目当てはトナカイだ。このトナカイ観光牧場は、日本で唯一トナカイを飼育している牧場。トナカイは本来-40〜50℃の世界で生きる動物。ここ幌延町がギリギリ生息できるラインなんだそうだ。さて触れ合ってみると…かわいい!!めっちゃ可愛いじゃんトナカイ…
べらぼうに可愛い。餌を唇でぱくぱく食べようとするので噛まれないけど、取るのがちょっとへたっぴでまた可愛い。この日は-2℃と暖かめだが、雪が降っていたのもあり素手では寒い。それでも触った甲斐はあった。
飼育員さん曰く、この子達は若い雄で雌や子供は別のところで隔離中なんだとか。冬の方がやはりイキイキしているらしい。逞しい動物だ。また行きたい…。
そして夕方になるとまた豊富温泉に入り、ホテルへ帰った。