フリマアプリでユニフォームを買おうとしてる貴方に聞いてもらいたい話(前編)
EURO2020、コパアメリカ、オリンピックを終えてついに21-22シーズンが始まりましたね。といっても既に3節は経過しましたが夏の移籍市場も活発に動いたので楽しいシーズンになりそうです。
私が新シーズンになって一番最初にチェックをするのは選手たちが着用しているユニフォームです。シーズン終盤にかけてリーク画像が出回るわけですが、毎度と言っていいほど賛否両論起きます。(むしろ”否”の方が多い)それはそうです。デザインの良し悪しでモチベーションはだいぶ変わりますから。そしていざ試合が始まり選手が着てるのを見て「あれ?意外と良くね?」となり購入に至るという一連の流れがあるかと思います。
ところで皆様は普段ユニフォームをどこで購入しているでしょうか?クラブ公式ショップ・サッカー専門店・スポーツ量販店等購入先は幾多とありますが、フリマアプリで購入しているという方も少なくないかと思います。かく言う私もフリマアプリで買い物をしています。勿論ユニフォームも購入することがあります。便利ですよねチーム名+ユニフォームで検索すれば沢山出品されていますから。意外と値段もお手頃価格でコスパよく新品ユニフォームが手に入るじゃん。と思ったことがあるかもしれません。
結論から申し上げますとそんな都合の良い話はありません。今回私の経験談を元に現在のフリマアプリにおけるユニフォーム界隈の問題を皆様と共有させていただければと思います。
ユニフォーム遍歴を軽く説明させていただくと、サッカーを初めてTVで観たのは2006年ドイツW杯でした。その大会からサッカーと共に選手たちが着ていたユニフォームに興味を持ち誕生日プレゼントにユニフォームを親に買ってもらったことを覚えています。
そこから数年ユニフォームを買えない時期があったのですが、これは欲しい!と思ったユニフォームがありました。
それが
2018年W杯を制したフランス代表のホームユニフォームです。
ファッション大国らしい洗練されたデザインは人気を博しました。注目していただきたい点はエンブレムの上の星です。W杯優勝をすると星が追加され、二度目の優勝を果たしたフランスは通称2starバージョンをUEFAネーションズリーグのドイツ戦で初披露しました。代表チームは欧州に限るとW杯シーズンとEUROシーズンの2年に一度ユニフォームのデザインが変更される為、このモデルは僅か9試合で使用されました。
私はこのユニフォーム欲しさに都内某所のサッカーショップを訪ねました。W杯終了1ヶ月後に現地で2starバージョンが発売されたという記事を読んだので、店員さんに声をかけることに
ここで販売されないなら手に入れるのは無理かと諦めました。しかし、それから1年後ふと大学の講義の休み時間にネットサーフィンしていたところその店で2starバージョンが発売されていたのです…発売されたのが3月下旬で気づいたのが11月当然売り切れで国内の有力な店舗も全滅途方に暮れていた時に目の前に現れたのがフリマアプリだったのです。
その時点は1件だけ2starユニフォームが売られていてアプリ新規登録のキャッシュバックもあり値段も安かったので迷わず購入。そして念願のユニフォームを手に入れることに成功したのです。
W杯優勝パッチ+UEFAネーションズリーグパッチ+ネーム&ナンバーで新品タグ付きで定価だと2万以上しますがなんと5000円でした。誰のネームなのかはお察しください…
定価より大幅に安い値段で買えるのでそこからフリマアプリにどっぷりハマっていきました。
なんでこんな安いのだろうと疑問はありましたがきっと一度に沢山仕入れているからコスト抑えられて販売できてるのだろうと思ってました。
そして季節は過ぎ大学の春休みにとあるユニフォームを買いにスカイツリーの麓まで
お目当ては
2018年クロアチア代表のアウェイユニフォーム
今までの系統とは打って変わったブラック×ネイビーのチェック柄は発表当時衝撃を受けました。この大会で準優勝と大躍進だったクロアチア。アウェイユニにも関わらず大会中5試合で着用されました。
購入先は海外サッカー商品を多く取り扱っているfcFAさん。
W杯開催時から欲しいと思っていましたが当時はバイトもしてなかった為買えず。しかしfcFAさんのTwitterを覗いてたら別の商品紹介画像の後ろに置いてあるのを発見し見つけた次の日に来店しました。
ネームは当時バルセロナに所属していたラキティッチ選手。値段は18000円くらいしました。今までネーム入りのユニフォームを買ってこなかったので大きな買い物でしたが、大学の春休み中はアルバイトに明け暮れていたのでその軍資金で購入。大満足で帰宅しました。
ところが後日フリマアプリを覗くと全く同じモデルが5000円で売られていました。
マジか〜満を喫して大金叩いたのにほぼ4分の1で買えたなんてとショックを受けたのですが、同時に2万近く出しても手に入れたいと思っていた商品であり日本では販売していた店舗も少なかったレアな商品を5000円で出品したらいくらなんでも利益出ないのではないかと思いこれは本物なんだろうかと疑念が湧きました。
今まで買ってきたユニフォームはどうなのだろう。もしかすると…いやまさかなぁと考えないようにしてました。
そして3ヶ月後に起きた出来事によって疑惑が確信に変わりました。
事の発端は所持していたとあるプレミアリーグに所属するチームのユニフォームにプレミアリーグパッチを付けたいなと思いサッカーショップを一通り見た後フリマアプリを覗くと過去に売っている方がいらっしゃったんですね。パッチは品切れだったのですがプロフィール欄を見ると関連商品を再販売予定と書いてあった為、再入荷しますか?とコメントしたところ可能性はありますとのことで待つことに
その次の日自分の出品一覧にコメントが届いていました。その時出品していた物は最安値の300円だったので値下げは出来ないしなんだろうとコメントを見てみると
若干ユニフォームは偽物かもしれないなと勘づいていたのですがパッチにも偽物があるとは思っておらず驚愕しました。
このコメントをして頂かなければ確実に購入してたと思います。コメントをくださった方は命の恩人です。
その日の夜
恐る恐る今まで買ったユニフォームを調べました
こちら全て偽物でした。
正確にいうと違法コピー品、fakeです。
総額3万円です。
信じられないほど落ち込みました。
今まで一生懸命貯めたお金を偽物に使っていたなんて…その後不用品を売却して3万円分は取り戻せたのですが気分的には変わりませんね。虚無
私自身ユニフォームの見極めには自信がある方だと思っていましたし、偽物なんて昔スタジアムに行く間に露店で売られていたロゴなしのパチモンくらいだと思ってましたから
取引が終わってるので当然お金返して貰える訳もなく…背骨を抜かれた状態でした。
ここまで読まれてフリマアプリでユニフォーム買うの怖いなと思われた方もいると思います。正直お勧めしませんけど、それでも買いたいという方もいらっしゃると思いますので
次の回で私がフリマアプリでユニフォームを探すときにチェックしている8つのポイントを紹介します。