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時空を超えた戦い 第2話「動き出したM/二人で一人」

前回、最近の事件は裏で財団Xが手を引いている事を掴んだ氷河。そして財団Xの新技術であるオルフェノクと戦闘をした陰陽。2人はこれらの事を他のライダー達に伝える為心昭の経営するカフェ「クスクシエ」に集まっていた。

氷河:忙しいのに集まってくれてありがとうございます。

ハイドロ:ホントだよ、たまたま今日がこの辺りで撮影だから良かったけど。

ヤマ:今日が午前授業で良かったよ。

陰陽:ゲマ、休みなのに来て貰ってすまない。

ゲマ:いや、大丈夫ですよ。それより警備部の方は大丈夫でしたか?

陰陽:理々杏がちゃんと指揮をとってくれたよ。

月光:氷河、本題に入ってくれ。

氷河:では話します。最近の怪物の事件にはある共通点があったんです。それは必ずドーパントが居る。しかもマスカレイドを従えていることが多い。

氷河:一般人が何らかの裏ルートでガイアメモリを入手することは可能だが、あんな大勢のマスカレイドを従えることは難しい。そこで色々調べていたらやはり財団Xが支援をしていた。

心昭:また、財団Xかよ。

氷河:しかもあいつらはオーメダルの技術の次はオルフェノクの技術まで手に入れていた。恐らく前より格段に強くなっている…

ユータ:つまり今、あいつらはガイアメモリとオーメダルとオルフェノクの技術を持っているということか。

陰陽:それだけでは無い。そうだろ、のぎ?

のぎ:はい、恐らく陰陽さんの会社で開発しているヒューマギアと呼ばれる人工知能搭載人型ロボットの技術も持っている可能性が高いです。

氷河:ほんとか!

のぎ:はい、以前うちの会社がサイバー攻撃にあいましてその時にヒューマギアのデータを盗られた可能性があります。

心昭:とんでもなく強大になってんじゃねぇかよ。

ずか:それだけじゃないかもしれないぞ

陰陽:おぉ、間に合ったのか。

ずか:なんとかなw

月光:それだけじゃないと言うのは?

ずか:内部にイマジンと契約してる奴が居る。さっき倒して来たやつも財団Xの人間だった。

ヤマ:とんでもなく強くなってきてるじゃないですか。

氷河:そしていつ襲われるか分からない。皆さん気を付けて下さい。

その後少しだけ話し合いをし、仕事がある人も居るので解散となった。

氷河はスタッグフォンを使って理佐と通話をしていた。

氷河:何か掴めたか?

理佐:いいや、全く。ほんと謎が多すぎるし、知ってる人いないし。

氷河:そうか…俺も少し調べながら事務所戻る。

理佐:わかった、待ってる。

氷河:じゃあね。

氷河は通話を切って気付いたが、街が少し騒がしい。

氷河:なんだ?

よく見ると市民は何かから逃げているようだ。その中心に行くと、マグマドーパントがいた。

氷河:おいおい、またドーパントかよ。

氷河は急いで理佐に電話をかけたが繋がらなかった。

氷河:こういう時に繋がらないのかよ!仕方ない、少しの間1人で相手してやるか。

氷河はロストドライバーとサイクロンメモリを取り出した

『サイクロン!』

氷河:変身!

『サイクロン!』

氷河:さぁ!お前の罪を数えろ!

氷河は仮面ライダーサイクロンに変身した。

サイクロンは俊敏な動きでマグマドーパントに近づいて蹴り飛ばした。

そして連続でキックを炸裂させた。

蹴り飛ばされたマグマドーパントは火球を沢山飛ばしてきた。

サイクロンは俊敏な動きで避けるが数弾当たってしまう。

氷河:熱っつ!!

そこに理佐から電話がかかってきた。

氷河:おい、ドーパントだ。今すぐ変身するぞ。

理佐:わかった。

氷河:来い!ファング!

氷河は変身を解除した。

変身が解除され氷河は生身になったが、やってきたファングメモリが火球から氷河を守りマグマドーパントに弾き返した。

そして理佐がダブルドライバーを装着し、氷河の腰にも装着された。

ドライバーが装着されたのを確認するとファングメモリは氷河の手に乗り、氷河はファングメモリをメモリ形状に変形させた。

『ファング!』

『ジョーカー!』

氷河、理佐:変身!!

『ファング!』

『ジョーカー!』

氷河、理佐:さぁ!お前の罪を数えろ!

2人は仮面ライダーWファングジョーカーに変身した。

再度マグマドーパントは火球を放ってきた。

氷河:もう同じ手は通用しないぞ!

『ショルダーファング!』

Wは肩にセイバーを出現させ投げ飛ばし火球を全て相殺した。

『アームファング!』

Wは今度は腕にセイバーを出現させて野生的な動きでドーパントに攻撃をした。

理佐:氷河、この後どうするの?

氷河:もちろん、メモリブレイクだ。

『ファング!マキシマムドライブ!』

氷河、理佐:ファングストライザー!!

Wは必殺キックを炸裂させドーパントのガイアメモリを破壊した。

メモリが破壊され中からは男が出てきた。

Wは変身を解除し男に近寄った。

氷河:さぁ、お前は一体どこでこのメモリを手に入れたんだ?

男:言えるか!

氷河:財団Xからなにか口止めでもされてるのか?

男:……。

氷河:ビンゴか。あいつらは何を企んでる。

男がなにか話そうとすると遠くからライオトルーパーが銃殺をした。

氷河:そう簡単には話させないか…

氷河はマシンハードボイルダーに乗り自身の探偵事務所に戻ってきた。

理佐:おかえり、なにか収穫は?

氷河:いや、ドーパントから聞き出そうと思ったらその前に殺された。

理佐:そう簡単には教えてくれなさそうね。


心昭:天ちゃん、1つ聞きたいんだけどさ。

天:何、そんな改まって。

心昭:人間が全く新しいメダルを作ってそれから新しいグリードを作ることって出来るの?

天:どうだろうね、まぁコアメダルが出来たらグリードまではそう手間は掛からないんじゃない?

心昭:そうか…

ずか:そう言えば、今日倒した財団Xのやつが死に際に言ってたぞ。「メダル完成まであと少しだったのに」って

心昭:お前、まだ居たのかよ…って。え?メダル完成!?

天:やばい事になってそうだね…

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