時空を超えた戦い 第一話「始まり
今日は坂道高校の始業式の日。
新校長と生徒が初めて顔合わせをする日だ。
陰陽:さて、どんな生徒がいるのか。楽しみだ。そして、ウルトラマンの実力もそろそろ測り始めるか。
校長室で一人でいるとハイドロが入ってきた。
ハイドロ:校長、そろそろ行きましょう
陰陽:もうそんな時間か。行こうか。
体育館に行くと生徒は既に整列し終えていた。
陰陽達が来たことを確認すると司会の氷河が話し始めた。
氷河:これより、坂道高校一学期の始業式を始めます。まずはじめにこの4月からこの学校に赴任してきた校長よりご挨拶の言葉があります。ではお願いします。
陰陽は壇上に行き話し始めた
陰陽:この4月からこの学校に赴任して来ました陰陽と申します。担当教科は情報です。えー、私は虐めや差別などが大嫌いなので発覚した際は覚悟しておいて下さい。私からの話は以上です。
生徒達は陰陽から放たれるオーラに圧倒されていた。
それは教員側も同じで
ユータ:何あのオーラ
ヤマ:只者ではないな。
月光:改めて凄い校長だな。主任よろしくお願いします。
心昭:だから、変な責任を押し付けるな。
そして氷河は司会を続行した。
氷河:では、これで始業式を終わります。何か連絡のある先生はいらっしゃいますか?いないようなのでこれで解散とします。1年生から先生の指示に従って教室へ戻ってください。
ハイドロ:校長も戻って貰って大丈夫ですよ。
陰陽:ではお先に失礼するよ。
陰陽は一足先に校長室に戻り教員達は集まって話し始めた。
ハイドロ:あのオーラは何かあるぞ。
心昭:そうですね。学年主任の先生達は一応お気を付けを。
その頃校長室に戻った陰陽は
陰陽:とりあえず1回この世界のウルトラマンの実力を見ておくか。
そして、陰陽はトレギアアイを取り出しウルトラマントレギアに変身した。
トレギア:来い!レッドキング、グドン!
トレギアはゲートを出現させレッドキングとグドンを登場させた。
トレギア:さぁウルトラマン達よ、どうするのかな?w
2体の怪獣は街のビルや近くの山の木をなぎ倒して暴れた。
生徒達は怪獣が現れたとパニックになっていた。
この学校のウルトラマンに変身出来る者達は持っているトランシーバーで連携を取った。
ハイドロ:月光先生、ヤマ先生、ユータ先生の3人は生徒と学年の先生の避難を。心昭先生は教職員の避難を。怪獣の方には私と氷河先生で向かいます。
心昭:わかりました、お気を付けて
氷河:教頭先生、行きましょう。
月光、ヤマ、ユータ、心昭の4人は生徒と教職員をグラウンドに避難させた。
そして、ハイドロと氷河は校舎裏に向かった。
ハイドロ:いくぞ、気を抜くなよ。
氷河:わかってます。そっちこそ。
ハイドロはリーフラッシャーを取り出し、氷河の左腕にはメビウスブレスが出現した。
そしてハイドロはリーフラッシャーを天に掲げ、氷河はメビウスブレスのクリスタルサークルに右手をかざし左腕を空に上げた
ハイドロ:ダイナー!!!
氷河:メビウース!!!
ハイドロはウルトラマンダイナに、氷河はウルトラマンメビウスにそれぞれ変身した。
そして、2人のウルトラマンと2体の怪獣の戦いが始まった。
ダイナはレッドキングと戦いメビウスはグドンと戦いを始めた。
トレギア:おぉ、来たか。どれ程のものかお手並み拝見だな。
トレギアは校舎の影から戦いを見ていた。
レッドキングは力任せにダイナに殴り掛かってきたが、ダイナは華麗にかわしパンチを入れた。
するとレッドキングはビルの瓦礫や着などを拾い上げダイナに投げつけた。
ダイナは予想外の攻撃方法に驚き、攻撃をくらってしまった。
そしてもう一度レッドキングは瓦礫を投げてきたがダイナはビームスライサーで撃ち落とした。
一方メビウスの方は、グドンは両腕を軟化させムチのようにしてメビウスを攻撃していた。
攻撃をなんとかかわしていたメビウスだが左腕を掴まれてしまい、更に一瞬の隙を突かれ右腕も掴まれてしまった。
そして、メビウスは投げ飛ばされてしまった。
メビウスを投げたグドンはレッドキングと交戦中のダイナの方に向かいダイナの両腕を拘束した。
両腕を拘束され身動きの取れないダイナはレッドキングの攻撃を避けることも出来ず全て受けてしまった。
すると、グドンの右腕が何者かに切断された。
メビウスが体制を立て直し、メビュームスラッシュで切断したのだ。
右腕の拘束が解かれたダイナは左腕の拘束も自力で解きグドンを殴り飛ばした。
そしてグドンは左腕を硬化させ槍のようにして戦い始めた。
メビウスはメビウスブレスからメビュームブレードを出し応戦した。
そして、グドンの腕を切り落とした。
ダイナもレッドキングに攻撃を続けグドンの方へ投げた。
メビウスの元へダイナがやってくると2人は目を合わせ頷いた。
そしてダイナはソルジェント光線をメビウスはメビュームシュートを放ちグドンとレッドキングを撃破した。
戦いを見ていた生徒達は興奮に包まれた。
その時2人のウルトラマンのカラータイマーが赤に点滅し始めた。
そして2人のウルトラマンは空に飛び立とうとした。
トレギア:せっかくだから遊んでいくか。
そう言うとトレギアは巨大化しトレラテムノーで攻撃し2人が飛び立つのを阻止した。
ハイドロ:お前は誰だ!
トレギア:別に名乗る程の者では無いよ。ただ、君達の力を試しに来た。
氷河:なに?
トレギアはメビウスを殴り飛ばしそのまま連続で殴り続けた。
ダイナが止めようとするが、突き飛ばされてしまった。
それを見ていた教員達は
心昭:なんだアイツは
月光:ちょっと応戦してきます。
ユータ:いや、その必要は無さそうですよ。
するとトレギアは攻撃をやめた。
ヤマ:何が目的なんだ。
トレギア:弱いな。こんな雑魚だとは思わなかったよ。まぁ精々私に勝てるようになるんだな。
そういうとトレギアは消えた。
そしてダイナとメビウスも活動限界時間になり、人間の姿に戻り学校に戻った。
トレギアも陰陽の姿になり避難した生徒と教職員の元へ向かった。
心昭:校長!お怪我は?
陰陽:あぁ大丈夫だ。生徒達は全員安全か?
月光:はい、全員怪我もなく大丈夫です。
陰陽:校舎も崩壊はしていないのか?
ヤマ:はい、安全です。
ユータ:この後はどうしましょう?
陰陽:今日は始業式だけだから安全の為にこのまま帰宅でもいいかな?
心昭:分かりました。生徒達に伝えてきます。
陰陽:よろしく頼んだ。私は先に戻っているよ。
陰陽はそのまま校舎に戻って行った。
そこにハイドロと氷河が戻ってきた。
心昭:おかえりなさい。2人とも怪我は大丈夫ですか?
ハイドロ:あぁ、大丈夫だ。
月光:それより最後のあいつは何なんですか!
氷河:わからない。名前も名乗っていない。ただ、君達の力を試しに来たと。恐らく狙いは俺達でしょう。
ヤマ:一体何が目的なんだ。
ユータ:少し警戒した方が良いですね。
ハイドロ:あぁ、俺達だけでなく生徒達にも目を配るように。
その頃、校長室に戻った陰陽は
陰陽:まさか、あれ程までに弱かったとは。あんなのじゃタルタロスには勝てないぞ。仕方ないから少し鍛えてやるか。
陰陽(トレギア)の目的とは一体
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