新たなる光 ANOTHER HISTORY TIGA第九話「邪神」
ゾイガーは一体だけではなかった。
突如出現した謎の古代遺跡から大量のゾイガーが出現し世界各地を襲撃していた。
市民は地下シェルターに避難していた。
一方でGUTSの基地では謎の現象が起こっていた。
瑠奈:隊長!何者かにGUTSのセキュリティを突破されました!
真夏:一体どういうこと?
瑠奈:わかりません!
柚菜:落ち着いて。私も手伝う
その時基地の電源が落ちた。
瑠奈:どういうこと!
日奈:落ち着いて。
瑠奈:はい、サブ電源に切り替えます。
その頃スノーホワイトで基地に帰還途中の〇〇と絢音は
絢音:ねぇ基地を見て。
〇〇:闇が、闇が基地を侵食している
絢音:急いで戻ろう
柚菜:原因は見つかった?
瑠奈:いいや、何なのほんとに
絢音:ただいま戻りました。
〇〇:隊長、闇が基地を侵食しています。
真夏:闇?
一方で、古代遺跡の調査に向かっていた理々杏と悠理は、ドルファーが謎の原因で故障し動けなくなっていた。
理々杏:ねぇあれを見て?
理々杏の見る先には謎の目があった。
悠理:何あれ?
すると古代遺跡からガタノゾーアが出現した。
理々杏:めちゃくちゃヤバくない…
悠理:まずい状況になったな…
基地では祐希が呼びかけ続けていた。
祐希:ドルファー!応答せよ!理々杏!悠理!駄目です。応答しないです。
真夏:あちらでも何が起こったみたいね。
そこに心昭博士が入ってきた。
心昭:大変だ、地下のガッツウイングの格納庫が闇にのまれている。
日奈:私が行ってきます。〇〇、行くよ。
〇〇:わかりました。
心昭:GUTSの職員全員をアートデッセイ号へ避難させて下さい。
真夏:長官、ご指示を。
眞衣:わかった、全員アートデッセイ号に避難!
心昭:柚菜、今のうちにマキシマ・オーバードライブの準備を。間に合わなくなる。
柚菜:了解しました。
そこに〇〇達が戻ってきた。
その時基地の電源が完全に落ちた。
真夏:全員、アートデッセイ号に向かって
しかし、〇〇は動かなかった。
眞衣:〇〇君、どうしたんだ?
真夏:長官は先に向かってください、後から追いかけます。
真夏:最初ウルトラマンが現れた時、神に出会えたと思った。人類を正しい方向へ導いてくれる存在だと思った。でもウルトラマンは光である。人なのよね。
絢音:隊長…
真夏:だからあなたは勝ち目の無い相手に向かっていく義務なんてないのよ。分かってるでしょ!
〇〇:勝ち目が無いなんて、分かりませんよ。
真夏:そうね。私も運命なんて信じないことにした。必ず勝って。人として。
絢音:そんな…
〇〇はそっと頷いた
そして真夏は絢音をアートデッセイ号へ連れていこうとした、
絢音:〇〇!
〇〇:絢音!みんなを基地から救い出すのが仕事だろ?
そう言って〇〇はスパークレンスを取り出した。
真夏:いいわね、必ず勝って!ウルトラマンティガ!
真夏はそういうと絢音をアートデッセイ号へ連れて行った
絢音:〇〇〜〜!!
〇〇は闇に包まれていく中、ウルトラマンティガに変身しガタノゾーアの元へ向かった。
眞衣:真夏隊長はまだか?
真夏:遅くなりました。
心昭:マキシマ・オーバードライブのチャージは終わってるか?
柚菜:あと10%約30秒です。
日奈:絢音、操縦は任せた。
絢音:分かりました。
祐希:職員全員の避難は終わりました。格納庫までいっぱいです。
柚菜:マキシマ・オーバードライブ、チャージ完了しました。
絢音:アートデッセイ号発進します。
アートデッセイ号は発進した。
真夏:アートデッセイ号を安全な所に着陸させた後ドルファーの救出に向かいます。
眞衣:よろしく頼んだよ。
ティガはガタノゾーアの所に到着し交戦を始めた。
海の中ということだけあって、身動きが制限されてしまう。
アートデッセイ号の中では日奈がモニターを付けティガとガタノゾーアの戦いを見ていた。
日奈:ウルトラマンティガだ。
絢音:〇〇…
真夏:力を信じるのよ。ティガの力だけでなく、私達自身の力も信じるのよ。
ガタノゾーアの触手のようなものが伸びティガの首を絞める。
ティガはそれを振り払おうとパワータイプにチェンジし触手をちぎった。
しかし、触手は無数に伸びてきてティガを襲う
瑠奈:結構ピンチね。
柚菜:瑠奈、私も行ってくる。後は任せたよ。
瑠奈:柚菜!?
柚菜はそう言い残すと操縦室から出ていきイーヴィルティガに変身しガタノゾーアの元へ向かった。
ティガはまた触手に首を絞められていた。
それを飛んできたイーヴィルティガがイーヴィルビームで切った。
ティガとイーヴィルティガは顔を見合せ頷くとガタノゾーアとの戦いを再開した。
しかし、ガタノゾーアの装甲は硬くパンチやキックは一切通用しない。
ティガはデラシウム光流を放つが一切通用しなかった。
今度はティガはパワータイプの姿でゼペリオン光線をイーヴィルティガはイーヴィルショットを放ち2つの光線で攻撃したが、それも少しのダメージしか与えられなかった。
地下に逃げた市民も自身のスマートフォン等でティガとガタノゾーアの戦いを見ていた。
市民:勝てっこないよ
子供:ティガ、頑張って
ティガの戦いを見る市民もいれば、地上に出ようとする市民もいた。
市民:いつまでここにいりゃいいんだよ!
職員:安全が確保されるまでは。
市民:それはいつなんだよ!
職員:まだわかりません。
市民:まだ分からねぇってどういうことだよ!
と市民の怒りも募るばかり。
ティガ達はガタノゾーアの触手に苦戦しており、カラータイマーが鳴り始めていた。
そして、ティガとイーヴィルティガはそれぞれ四肢を触手で拘束されてしまった。
ガタノゾーアは拘束したティガとイーヴィルティガに向かって光線を放った。
ガタノゾーアの光線に撃ち抜かれたティガとイーヴィルティガは石像になってしまった。
そして、ガタノゾーアは石像となったティガとイーヴィルティガを触手で吹き飛ばした。
そして2つの石像は海底の奥深くまで沈んでいった。
絢音:〇〇!!!!!
瑠奈:柚菜!!!!!
邪神の復活、闇に包まれる世界、ウルトラマンの敗北。この世界はどうなってしまうのか。
次回、最終回!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?