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時空を超えた戦い 第17話 「家族」

ハイドロ:生き別れた妹?

愛萌:そう。両親は私達が子供の時に離婚したの。そして私は母親について行きこの子は父親について行った。年に一回合うか合わないかくらいの関係よ。

陽子:申し訳ないけど、お姉ちゃん達をここから先に行かせる訳にはいかない。

愛萌:あなたもあっち側の人間なのね…

陽子:だからここで倒させてもらうね!

すると、陽子は愛萌に殴りかかってきた。

それをハイドロは間に入り受け止めた。

ハイドロ:例え愛萌さんの妹だろうと、愛萌さんを傷つけようとする人は許せないな。

陽子:何なのこいつ。まぁいい、今ここで2人まとめて倒してあげる。

そう言ってドライバーを装着しバイスタンプを構えた。

『コブラ!』

『What's coming up!? What's coming up!?』

陽子:変身!

『リベラルアップ!』

『Ah Going my way!

仮面ライダー!

蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』

正源司陽子は仮面ライダージャンヌに変身した。

愛萌:まさかあなたが変身するなんてね…

??:私もいますよ?

ハイドロ:今度は誰!?

愛萌:五百城ちゃん?

ハイドロ:また生き別れた妹?

愛萌:この子は私達の従姉妹よ。

その五百城の腰には正源司とは別のドライバーが巻かれていた

ハイドロ:君はは敵なの?味方なの?

茉央:残念ながらあなた達にとっては敵になりますね…

『クワガタ!』

『Deal』

茉央:変身!

『Delete up!』

『Unknown.Unlest.Unlimited.

(未知なる混乱が超える)

仮面ライダーオーバーデモンズ!!』

五百城茉央は仮面ライダーオーバーデモンズに変身した。

愛萌:まさか2人とも変身するなんてね…

茉央:これも楽園創造の為なんです。許してくださいね!

そう言いオーバーデモンズは愛萌に殴りかかってきた。

愛萌はその攻撃を間一髪、バク転で避けた。

陽子:何?変身しないの?

愛萌:仕方ないか…

ハイドロ:僕も戦うよ。

愛萌:ごめんね、私の家族の問題に巻き込んじゃって。

ハイドロ:全然大丈夫。どの道結婚するんだ。僕の家族みたいなもんだよ。

愛萌そうね。

そう話しながらハイドロはアークルを出現させ愛萌はジュウガドライバーを装着した。

陽子:何言ってるの?キモ。

ハイドロ:変身!

ハイドロは仮面ライダークウガへと変身した。

『ジュウガ』

『レックス! メガロドン! イーグル! マンモス! プテラ! ライオン! ジャッカル! コング! カマキリ! ブラキオ!』

愛萌:変身!

『スクランブル!』

『十種の遺伝子、強き志

爆ぜろ、吠えろ、超越せよ

仮面ライダージュウガ!

Go Over…!』

愛萌は仮面ライダージュウガに変身した。

そしてジュウガVSジャンヌ、クウガVSオーバーデモンズという構図になった。

オーバーデモンズはパンチやキックを連続で繰り出してきていたが、クウガはそれを何とかかわしていた。

茉央:何?攻撃しないんですか?

ハイドロ:出来れば傷つけたくないな。

茉央:そんな甘い考えだとやられますよ!

そしてオーバーデモンズは回し蹴りでクウガを吹き飛ばした。

愛萌:大丈夫!?

陽子:他人の心配をしている暇はあるのかな?

ジャンヌは正拳突きでジュウガを吹き飛ばした。

陽子:弱いわね。それにあなた達2人には戦う意思が見られない。本気で来て?つまらないから。

愛萌:…本気でやるしかないみたいね…

ハイドロ:それは本気?

愛萌:この2人を止めないと世界は大変なことになる。なら、本気で止めにいくしかないでしょ。

ハイドロ:愛萌さんがそこまで言うなら僕もやるしかないね。

陽子:お、本気でやるつもりになったみたいねw

愛萌:あなた達がやってる事にはやっぱり賛同できない。だから全力で止める。たとえその相手が唯一の妹だとしても。

陽子:全力でかかってきて。

茉央:あなたも覚悟を決めたみたいね。

ハイドロ:あぁ、全力で止めさせてもらうよ。

そしてもう一度戦い始めた。

オーバーデモンズは先程と同じようにパンチやキックで攻撃を仕掛けたが、クウガはそれを全て受け止めカウンターで蹴りを入れた。

茉央:さっきと動きが全然違う。なんで!

ハイドロ:仮面ライダーの力は世界を征服する為にあるんじゃない。世界を守る為にあるんだ。そんな邪道な使い方をしている奴に負けるはずがないだろ!

茉央:うるさい!

『Add』

『コモドドラゴン!』

『Dominate up!』

『コモドドラゴン!

ゲノミクス!』

『Add』

『イーグル!』

『Dominate up!』

『イーグル!

ゲノミクス!』

オーバーデモンズはイーグルの力で空を飛びコモドドラゴンの力を使い手から炎を出しクウガを攻撃した。

茉央:これで倒れたでしょ。

クウガがさっきまで居た所を見てみるとそこには何も無かった。

茉央:え?何処に行ったの!?

するとどこかから狙撃されオーバーデモンズは地上へ墜落した。

茉央:どこから?

ハイドロ:ここだよ。

声のする方を見るとゴウラムに捕まり空を飛んでいるクウガペガサスフォームの姿があった。

茉央:小癪な真似を!

ハイドロ:そろそろ終わりにしようか。

クウガは地上に戻るとマイティフォームに戻った。

ハイドロ:超変身!!

クウガはライジングマイティへと姿を変えた。

そして構えをとりライジングマイティキックを放った。

それを受けたオーバーデモンズは爆発し、変身が解けた

茉央:どうやら私はここまでみたいね…

そう言い残し五百城の身体は消滅した。

一方でジュウガとジャンヌの戦いはというと

お互いほぼ互角の戦いを繰り広げていた。

『コブラ!スタンピングスマッシュ!』

『クラッシュゲノムエッジ』

2人は右手にエネルギーを貯め同時にパンチを繰り出した。

2人の拳は衝突し周りはその衝撃により爆発が起こった

陽子:お姉ちゃんもなかなかやるじゃない。

愛萌:最後に聞く。いとって奴の所から抜ける気は無いのね?

陽子:もちろん、抜ける気はないよ。

愛萌:…なら、ここで倒す!

陽子:私もお姉ちゃんを倒させてもらうよ!

『必殺承認!』

『コブラ!リベラルスマッシュ!』

『アメイジングフィニッシュ!』

2人は同時に飛び上がり、ライダーキックを同時に放った。

そして2人のキックは空中で激突した。

陽子:はぁぁぁぁぁ!!!

愛萌:はぁぁぁぁぁ!!!!!!

ほぼ互角のように思えたがジュウガが押し切りジャンヌにキックを命中させた。

ライダーキックを受けたジャンヌは変身が解かれ倒れた。

愛萌:大丈夫!?

愛萌も変身を解き駆け寄ると陽子の身体が消滅し始めていた。

陽子:私もここまでみたいね…倒されたのがお姉ちゃんでよかった。

愛萌:そんな事言わないでよ…

陽子:これは私の形見だと思って使って…

そう言いコブラバイスタンプを愛萌の手に握らせた。

陽子:じゃあね…お姉ちゃん…

そう言い残し正源司の身体は消滅してしまった。

愛萌:あぁぁぁぁぁぁぁぁ

愛萌はその場で泣き崩れた。

それを見ていたハイドロは愛萌の傍に行きそっと後ろから抱きしめた。


一方でいとの仕掛けた時限爆弾から助けられた陰陽は病院に運ばれベッドで横たわっていた。

そして絢音は陰陽の手を握りながら傍に座っていた

絢音:社長…

理々杏:大丈夫です。社長は必ず目を覚まします。

陰陽:うぅっ

絢音:社長!

陰陽:ここは…?俺は確か、いとの仕掛けた時限爆弾に巻き込まれたはずじゃ…

のぎ:俺が助けたんですよ。新しく開発したガシャットの力で時を止めて。

陰陽:そうだったのか。ありがとう。それよりも早くいとを止めないと!

瑠奈:そんな身体では無理です!

陰陽:いや、早く止めないと。

日奈:その前にこれまでの間にあなたに何があったか教えて貰っていい?

陰陽:…わかりました。話します…


その頃街にアバドンが現れ心昭は戦っていた。

心昭は逃げ遅れた少年を見つけ駆け寄った。

心昭:ここは危ない。早く逃げろ。

そう話していると近くにアバドンがやって来て少年を切ろうとした。

心昭:危ない!

心昭は咄嗟にアバドンと少年の間に入り少年を守った。

しかし、心昭は攻撃を受けてしまい背中からは血が流れていた。

心昭:…早く…逃げろ…

そして少年は走って逃げていった

そしてそこに天がやってきた。

天:心昭!心昭!

心昭:天ちゃん、俺はここまでみたいだ…

天:嫌だ…まだ一緒にいたいよ……

そしてその時近くで爆発が起こりコンクリート片が2人のところへ飛んできた


18話に続く

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