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時空を超えた戦い 第五話「真実

前回、ハイドロ達はウルトラマントレギアの後を追いかけ辿り着いた先には陰陽が立っているのを見てしまう。

陰陽はそれに気付き去っていったがハイドロ達は追いかけた。

ハイドロ:待って下さい!

陰陽はその場で立ち止まる

ハイドロ:あなただったんですね。ウルトラマントレギアは。

陰陽:あぁそうだ。それで?話は終わりか?

氷河:ちゃんと説明してください!何故襲ったりしてきたんですか!

陰陽:何れ話そうとは思っていたがまさかこんなにも早いとはな。分かった全て話そう。

そして、陰陽は全てを語り始めた。

陰陽:まずあのタルタロスって奴の目的は多くのウルトラマンの故郷である光の国を自分のものにする事だ。その為には邪魔になるウルトラマンを全て倒す必要がある。これがあいつがお前らを襲った目的だ。

月光:でも、コスモスやダイナは光の国の出身では無いですよ。

陰陽:光の国出身のウルトラマンを全て倒したところで別のウルトラマンが来たら面倒な事になる。だから他の出身のウルトラマンも倒すことにしたんだろう。

ハイドロ:あなたはタルタロスの仲間なんですよね?だとしたら私達を倒す機会なんて幾らでもあったはず。何故倒さなかったんです?

陰陽:ウルトラマンを倒すっていうのがあいつの目的。でも私の目的は違う。私も光の国が憎い。今すぐにでも消してやりたい。だが、それと同時にタルタロス達アブソリューティアンも邪魔だと思った。

陰陽:だからウルトラマン達を強化しウルトラマンとアブソリューティアンを戦わせ共倒れするように仕組むことにした。だから、時々この世界に怪獣を送り込みお前達と戦わせた。

月光:じゃあ今までの怪獣は全部あなたが?

陰陽:まぁ多くはな。ただ、レイビーク星人やガルベロスに関しては私は何も知らない。

ハイドロ:なるほど…それでこの後はどうするおつもりで?

陰陽:この姿を知られてしまった以上学校にいる事は不可能だろう。だからこの学校からは出ていく。

ハイドロ:そうですか…今までありがとうございました。

陰陽:あの学校の事は頼みましたよ。あと最後に、タルタロスがやって来たということは恐らく近いうちに本気でお前達を潰しに来るだろう。備えておけ。

そう言い残し陰陽は姿を消した。

氷河:…この後はどうしますか?

ハイドロ:とりあえず学校に戻って会議だろう。

月光:そうですね。

そう話していると月光のスマホに連絡が。

月光:心昭先生から連絡が来ました。今学校でウルトラマンゼロと話をしているそうです。

ハイドロ:そうか。とりあえず学校に戻ろう。

ハイドロ達3人は学校に戻って行った。

その頃学校では

心昭:本来教育実習生は職員の会議には参加しないが、お前はウルトラマンと一体化している。だから今回の会議には特例で参加してくれ。

のぎ:はい、わかりました。

シン:お前がZと一体化している人間か。

ユータ:はい、ユータと言います。Zさんからゼロさんの話は聞いてます。

シン:そうか、あいつもまだ三分の一人前だからな。よろしく頼むぜ。

ユータ:はい!

心昭:ところで横の方はどなたですか?

〇〇:自己紹介が遅れました。マドカ〇〇と言います。よろしくお願いします。

シン:こいつはこことは別の時空でウルトラマンとなり戦ってたんだ。では本題に入ろう。この時空で起こった事件を教えてくれ。

ヤマ:怪獣が頻出し始めたのは今年の4月に入ってからですね。4月以前は怪獣が出ることなんてほぼ無かったです。

心昭:4月以降に出た怪獣を挙げると、グドン・レッドキング・ゲスラ・パンドン・レイビーク星人・ガルベロス・ブラックキング・サラマンドラです。それと今日のギャラクトロンです。

シン:それは多いな。

そこにハイドロ達が入ってきた。

ハイドロ:すみません、遅れました、

シン:全然大丈夫だ。俺はウルトラマンゼロ。よろしく頼む。

〇〇:マドカ〇〇です。ウルトラマンティガです。よろしくお願いします。

ハイドロ:よろしくお願いします。

ゲマ:教頭先生達は今までどこに?

氷河:ウルトラマントレギアの後をつけてた。

ユータ:何か掴めましたか?

月光:あぁ、正体は校長だった…

心昭:え、校長が?

ヤマ:それは本当なんですか!

ハイドロ:落ち着け。残念ながら本当だ。そして、全て話してくれた。

シン:あいつはなんて言ってた。

氷河:タルタロスの目的は光の国を自分のものにし、邪魔となるウルトラマンを倒すことだと。しかしトレギアの目的は違い、ウルトラマンを鍛えアブソリューティアンと戦わせ共倒れさせることだと。だからこの世界に怪獣を送り込んだと言っていた。

ユータ:じゃあ今までの怪獣は全部校長が?

月光:いや、レイビーク星人やガルベロスは違うと言っていた。

ハイドロ:そしてタルタロスが来たということは近いうちに本気で我々を潰しに来るから備えておけと。

シン:あいつがそんなことを。

〇〇:とりあえず今日はこの辺で終わりにしておきましょう。さっきまで戦っていて疲れも残っているでしょうし。

ハイドロ:そうですね。また明日以降作戦等は決めましょう。

そしてハイドロ達教員は帰宅した。

そして翌日の早朝、陰陽は学校に来ていた。

〇〇:こんな朝早くに何の用ですか?

陰陽:あなたは?

〇〇:あなたと同じウルトラマンです。

陰陽:それで私に何の用ですか?

〇〇:少し話がしたくて。ここではあれなんで場所を移しましょう。

2人は校長室に入っていった

陰陽:それで話というのは?

〇〇:この世界に来る前に光の国に寄ってきましてね。そこであなたへの伝言を預かってきたんですよ。

陰陽:そんなもの興味無い。

〇〇:「トレギア、私はお前の帰りを待っている。」タロウさんとヒカリさんからの伝言です。

陰陽:話はそれで終わりか?

〇〇:まぁこれだけは伝えたかったので。

陰陽:そうか…私はこれで失礼するよ。

〇〇:あと、これを。

〇〇の手にはタイガスパークが

陰陽:!!なぜお前がこれを!

〇〇:タロウさんが会ったら渡してくれと。

陰陽:こんなもの要らん。

〇〇:いいや、持ってて下さい!

〇〇は無理やり陰陽の手にタイガスパークを握らせた。

〇〇:では僕もこれで失礼します。

数日後

タルタロスが突然現れた

タル:ウルトラマン達よそろそろ決着を付けようか。

シン:来たか。

ゲマ:大変です!日本各地に怪獣や宇宙人が同時に出現しました!

神戸にクイーンモネラ、名古屋にウルトラマンベリアル、広島にダークルギエル、横浜にサンドロス、福岡にデストルドス、仙台にダークザギ、札幌にマガオロチ、沖縄にメカザムが現れた

氷河:ウルトラマンを集中させない為か

ハイドロ:では、役割を決める。

クイーンモネラにはハイドロと〇〇が、ベリアルには
のぎエンマが、ダークルギエルには心昭が、サンドロスには月光が、デストルドスにはユータが、ダークザギにはヤマが、マガオロチにはゲマが、メカザムには氷河が向かう事になった。

ハイドロ:恐らくこれが最終決戦になる。全員負けるなよ。

「はい!」

シン:行くぞ!

次回、タルタロスらと高校教師ウルトラマンの全面対決が幕を開ける!

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