時空を超えた戦い 第4話 「隠事」
ある日陰陽の会社内で会議が行われていた。
美佑:〜〜〜といった方針でいこうと思っています。人事の方からは以上です。
日奈:ありがとう。最後は警備の方からお願いします。
ゲマ:はい。警備としては、AIMSはこのままでいきたいと思っています。そして現在新装備を開発しているので完成次第導入していくつもりです。
重役:新装備を勝手に開発しているのか!社長の許可も取らずに!今すぐ中断させなさい。
陰陽:私が許可を出しました。それに今までの装備だとAIMSの隊員も危ないのでちゃんとしたものを作るようにと私からもお願いしています。
重役:…社長が言い出したなら何も言えないじゃないか…
日奈:他に何か言っておきたいことはある?
ゲマ:あとは、社長や理々杏さんに関してはいつも戦闘に出てもらいありがとうございます。本当は警備の方だけで解決したいところですが人でや戦闘力に少し欠けるのでこれからも是非お願いしたいです。
理々杏:いいのいいの。これからも困ったら言って。
瑠奈:私も理々杏さん程では無いですけれど戦えるので呼んでください。
陰陽:まぁ社長が社員を守るのは会社として当たり前だからな。
日奈:他に何か発言したい部署の方はいらっしゃいますか?
陰陽:全体にでは無いのだが、この会議が終わったらゲマと松尾は社長室に来てくれ。
ゲマ:了解です。
美佑:わかりました。
日奈:では今日の会議はこれで終わりとします。お疲れ様でした。
会議後の社長室
陰陽:実は先日ゲマには話してあるのだが、財団Xがオルフェノクの技術を手に入れていた。
美佑:オルフェノクですか!?
陰陽:あぁ1度戦った。ゼロワンドライバーを使えば普通に勝てたが、AIMSの標準装備ではなかなか厳しいかもしれない。だから美佑にはこれからは是非警備の方の手伝いをして貰いたい。
美佑:私がですか?
陰陽:あぁ。君の持っているデルタドライバーはオルフェノク相手にはとても有利だ。そして君は強力なデルタドライバーを使いこなせている。やってもらえるか?
美佑:はい。ではやらせてもらいます。
ゲマ:ありがとう。
陰陽:話は以上だ。持ち場に戻ってもらっていいぞ。
ゲマ:では失礼します。
美佑:これからはよろしくね!
ゲマ:あぁこちらこそよろしく頼むよ。
美佑:まぁ私の事は大体わかってるだろうからあえて説明はしないけど。
ゲマ:あぁ大体分かってるからな。同期で何年一緒に仕事してきたと思ってる。
美佑:あなたがトップだからやりやすそうだわ。じゃあ出動する時は呼んでね。じゃあ
ゲマ:わかったよ。
数時間後社内にアラームが鳴り響いた。
ゲマ:何だ!
隊員:街に怪人が2体現れました。
ゲマ:わかった。出動しろ!俺は松尾を呼びに行ってすぐに追いつく。
そしてAIMSは出動した。
ゲマ:美佑、怪人だが出たから来てくれ。
美佑:OK、場所はどこ?
ゲマ:俺のオートバジンで乗せていく。
美佑:ありがと、助かる。
そして2人はオートバジンに乗り現場に向かった。
その頃社長室では
絢音:街に怪人が出たみたいですよ。AIMSは既に出動済だそうです。
陰陽:そうか。じゃあ俺も行ってくるよ。
絢音:分かりました。お気を付けて。
現場に着いたゲマ達は
ゲマ:オルフェノクが2体に量産型が沢山か。大体50くらいか?
美佑:大体そのくらいね。
街にはスコーピオンオルフェノクとワームオルフェノクが暴れておりライオトルーパーも50体ほどいた
ゲマ:よし、いくぞ!
美佑:OK!
ゲマはファイズドライバー、美佑はデルタドライバーを取り出し装着した。
《555》《Enter》
『Standing by』
ゲマ:変身!
『Complete』
美佑:変身!
『Standing by』
『Complete』
ゲマは仮面ライダーファイズに、美佑は仮面ライダーデルタに変身した。
ファイズはオートバジンからファイズエッジを取り出しライオトルーパーと戦闘を始めた。
デルタもスコーピオンオルフェノクと戦闘を始めていた。
ファイズは次々とライオトルーパーを倒していった。
一方でデルタはスコーピオンオルフェノクに苦戦しているようだった。
スコーピオンオルフェノクは頭部から麻痺毒を分泌する針を出しデルタに刺そうとした
ゲマ:危ない!
ファイズは即座にファイズアクセルを取り出し装着した。
そしてアクセルメモリーをファイズドライバーに挿入しアクセルフォームとなった。
『Start up』
ファイズはアクセルモードを発動し通常の1000倍のスピードで移動しスコーピオンオルフェノクに連撃を叩き込んだ。
そしてファイズポインターを装着しファイズフォンのEnterキーを押した。
『Exceed charge』
ファイズはアクセルクリムゾンスマッシュを放ちスコーピオンオルフェノクを撃破した。
『3...2...1...Time out』
『Reformation』
ゲマ:何とか間に合った。
美佑:ありがとう
喜んでいるのも束の間、ワームオルフェノクが襲いかかってきた。
その時ワームオルフェノクが話し始めた。
ワーム:お前もオルフェノクなんだろ?ファイズドライバーを使えているということはそうだな。お前も俺達の所へ来い。
ゲマ:俺がオルフェノク?ふざけるな!
ワーム:いい事を教えてやる。ファイズドライバーはオルフェノクしか使えない。普通の人間だと使えないんだよ。
ゲマ:そんな…俺が、、オルフェノク…
美佑:ゲマ!大丈夫?
ワーム:なら、オルフェノクだと自覚させてやろう。
そういうと何かを取りだしファイズに向かって撃った。
ゲマ:ウッ、アァァァ!!
するとファイズの変身が解けゲマの体はオルフェノクの姿へと変わっていった
美佑:そんな…
ウルフオルフェノクとなったゲマはデルタを襲い始めた
美佑:やめて!ゲマ!元に戻って!!
陰陽:大丈夫か!
そこにアタッシュアローを構えた陰陽が現れデルタを助け出した。
陰陽:状況は!
美佑:…さっきまで私を襲っていたオルフェノクはゲマです…一体のオルフェノクは倒しましたがもう一体のオルフェノクに………
陰陽:おいゲマ!わかるか!俺だ!…何も聞こえてないか…
美佑:社長はファイズドライバーはオルフェノクしか使えないとわかっててゲマに渡したんですか!?
陰陽:それについてはまた後で話す。とりあえずゲマを元に戻すのが先だ。
『Zero-Two Jump!』
陰陽:変身!
『Zero-Tworise!
Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!
KAMEN RIDER Zero-Two!
It’s never over.』
陰陽は仮面ライダーゼロツーに変身してウルフオルフェノクを抑え込んだ。
陰陽:おい、落ち着け!お前はオルフェノクかもしれない。だが、誰にも危害は加えてこなかった。これまで数え切れない程の人を救ってきたお前が今ここで堕ちてどうする!
美佑:お願い!目を覚まして!
そう叫びながらデルタは胸の当たりに1発パンチを入れた
ゲマ:うぅ
そしてゲマは人間の姿に戻った
ワーム:なに!あの弾はオルフェノクとして暴走させる為のものなのに!
陰陽:残念だったな。うちの社員はそんな物には屈しないさ。ゲマ、立てるか?
そう言いながら手を差し伸べた
ゲマ:はい!
ゲマはその手を握り立ち上がった。
陰陽:あと、理々杏からの預かり物だ。受け取れ。
そしてゲマにファイズブラスターを差し出した。
陰陽:これ使ってあいつぶっ倒してこい!
ゲマ:ありがとうございます。使わせてもらいます!
ゲマ:おいオルフェノク!俺は確かにオルフェノクだ。だか俺は人間の為に戦う!人間として、ファイズとして!変身!!
《555》 《Enter》
『Awakening』
ファイズはブラスターフォームとなりワームオルフェノクへと立ち向かっていった。
ファイズは相手のパンチやキックを軽く受け流しカウンターで1発殴った。
陰陽:この辺のライオトルーパーは俺が何とかしとくから美佑はアイツ倒してこい。
美佑:わかりました。
ワームオルフェノクは巨大な三日月状の刃を取り出しファイズを切りつけようとしたがデルタの銃撃により阻止された。
美佑:私も一緒にやるよ。
ゲマ:ありがとう。
《143》《Enter》
「Blade mode」
ファイズはファイズブラスターをブレイドモードに変えてワームオルフェノクの刃を断ち切った
ゲマ:美佑、決めるぞ。
美佑:分かった!
《5576》《Enter》
『Faiz pointer exceed charge』
美佑:チェック
『Exceed charge』
そして2人のライダーの同時攻撃によりワームオルフェノクは撃破された。
陰陽:さすが俺の部下だ。じゃあこっちもケリをつけるとするか。
『Progrise key confirmed.Ready to utilize』
『Zero-two’s Ability』
『Full charge!』
『Kaban Finish』
ゼロツーは周りのライオトルーパーを一掃した。
そして3人は変身解除をし集まった。
陰陽:実は、親父からファイズドライバーの設計図を受け取った時に書いてあったんだ。ファイズドライバーはオルフェノクしか使えないと。そしてその横にゲマはオルフェノクかもしれないが悪い奴ではない。もし会ったらこのドライバーを渡せと書いてあった。
ゲマ:そうだったのか…
陰陽:だからお前にこのドライバーを託した。ずっと黙ってて申し訳なかった。
ゲマ:俺はこの後どうなるんですか?敵の策略とはいえ社長たちを襲いました。クビですか?
美佑:そんな事しないですよね!
陰陽:あぁ、お前には今後もうちの会社の警備やAIMSの指揮を頼むよ。オルフェノクだからって解雇するような会社じゃないさ。
ゲマ:ありがとうございます!
陰陽:俺は会社に戻るが2人はどうする?
美佑:気晴らしに少しツーリングしてから帰ります。
陰陽:分かった。気を付けてな。
陰陽はライズホッパーに乗り会社へ戻っていった。
美佑:これからもよろしくね!
ゲマ:あぁ。ところでツーリングって何でやるんだ?
美佑:もちろんこれだよ。
そういうと美佑はデルタフォンに音声コードを入力した
美佑:3821(スリーエイトツーワン)
『Jet Sliger. Come Closer. 』
ゲマ:おいおい、まさかジェットスライガーの時速1300km/hでツーリングじゃないだろうな?
美佑:さぁ行くよ!
ゲマは無理やりジェットスライガーに乗せられ数分間乗り回されたとさ。
ゲマ:うぁぁぁぁァァァ
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