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トンボの戦士

20xx年

突如としてワームと呼ばれる謎の生命体が地球に出現した。

ワームは人々を襲い街を破壊し被害を出し続けた。

しかも、ワームは人に擬態するという能力を持っておりパッと見では人間かワームか区別出来ず、ワームは人間社会に溶け込んでいった。

そのワームに対抗すべく、対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」が結成された。


指揮官:ゼクトルーパー隊、攻撃開始!!

この日もZECTはワームと戦っていた

ワーム(サナギ体)が5体程出現し街を破壊し、人々を襲っていた。

その間戦闘部隊以外の隊員は市民の避難誘導にあたっていた。

隊員:さぁ、こちらへ!

ここで、避難している風間〇〇と鈴木絢音のカップルもそうである。

絢音:せっかくのデートだったのにね、、

〇〇:仕方ないよ。身の安全の方が大事なんだから。

そんな会話を交わしながら2人はZECTの支持に従い避難していた。

避難中、〇〇の目にはワームと交戦中のゼクトルーパー部隊が目に入った。

ゼクトルーパー部隊はワームに優勢気味であった。

その様子を見て〇〇は自身のズボンのポケットに入っているアイテムをこっそり握った。

〇〇:……まだ俺が出る幕じゃないな………

絢音:なんか言った?

〇〇:ううん、何でもない。早く逃げよ





その頃別の場所で1体のワームがサナギ体から成虫になっていた…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜数日後〜~〜~〜~〜~

この日〇〇達2人は本屋に居た。

絢音:あ、これ探してたやつだ。

絢音:へぇ〜、この人また新しい小説出したんだ。

絢音:前読んだあの作品の続編か。買おっと

絢音は店内を色々見て回って次々とカゴに本を入れていった

〇〇:絢音って本当に楽しそうに買い物するよね

絢音:そう?これが私の日常なんだけど。

〇〇:まぁ楽しいならいいよ。次はどこ行きたい?

絢音:とりあえず腹ごしらえ!

〇〇:分かった。何食べようか

絢音:特に食べたいものは無いからこの辺りブラブラして良さげなところで食べよ。

その後〇〇達はたまたま見つけたおしゃれなカフェで食事をした。


そのデートの帰り道2人が手を繋いで歩いていると目の前にワームの成虫「アラクネアワーム ニグリティア」がワーム(サナギ体)を4体連れて現れた。

〇〇:絢音、逃げよう!

絢音:う、うん!

しかしワーム達の方が足が早く先回りされてしまい、挟み撃ちの状態になってしまった。

絢音:ZECTの人達は来ないの?

〇〇:…使えない奴らだ……

〇〇はそう呟いた

ワームは絢音を殺めようと腕を上げ絢音目掛けて振り落とした。

絢音は目を瞑り死を覚悟したが、その攻撃が当たることはなかった。

絢音が目を開けるとワームの攻撃を〇〇が無傷で受け止めていた。

絢音:〇〇?

〇〇はそのままワームを蹴り飛ばした。

それを見た他のサナギ体のワームが〇〇に襲いかかってきたが、〇〇は焦らずワーム達を攻撃した。

その後サナギ体のワームは倒したとまではいかないが、全員倒れ込んだ。

絢音:〇〇がワームに優勢…?

アラクネアワーム ニグリティア:お前、一体何者だ!

〇〇:絢音、今から起こることは絶対に誰にも言うな。

絢音:う、うん…わかった。

絢音の反応を見て〇〇は青色のアイテムを差し出し叫んだ。

〇〇:来い!ドレイクゼクター!

すると空から青色のトンボのような形をしたメカが飛んできてアラクネアワーム ニグリティアに数発攻撃をした後、自ら〇〇の持っているアイテムの先端にまるでトンボが木に止まるようにセットされた。

〇〇:変身!!

『henshin』

〇〇は仮面ライダードレイク マスクドフォームに変身した。

ドレイクはサナギ体のワームに数発発砲し1体を倒した。

それを見た他のサナギ体のワームが襲いかかってきたが、それらの攻撃をいとも容易く全て交わしワームを狙撃した

そしてサナギ体のワームは全員爆発した。

〇〇:残りはお前だけだぞ。

アラクネアワームは腕から蜘蛛の糸のようなものを出し、近くにあった乗用車を絡め取りドレイク目掛けて投げつけた。

地面に落ちた乗用車は炎を上げ爆発した。

アラクネアワームはそれを見てドレイクが倒れたと思い安堵した。

〇〇:勝手に殺さないでくれるか?

アラクネアワームが声のする方を見るとドレイクが立っていた。

ドレイクは車に押し潰される直前に攻撃をかわし無傷であった。

今度はアラクネアワームは近接戦を仕掛けようとドレイク目掛けて走ってきた。

それを見たドレイクはドレイクゼクターの尻尾部分のスイッチを引いた。

〇〇:キャストオフ!

『Cast off Change Dragonfly』

ドレイクはマスクドフォームからライダーフォームへと姿を変えた

アラクネアワームはドレイクに殴り掛かって来たがその攻撃をドレイクは左手で受止め、銃口をワームの腹に当てそのまま銃撃した。

その後ドレイクは回し蹴りをして吹き飛ばした。

アラクネアワームは一旦逃げようとクロックアップを発動した。

〇〇:逃がさんぞ。クロックアップ

『clock up』

ドレイクもクロックアップを発動させアラクネアワームに追いついた。

そしてドレイクはアラクネアワームを銃撃したり蹴ったりしてひるませた。

〇〇:これで終わりだ

ドレイクはドレイクゼクターの羽部分を折りたたみ、ドレイクゼクターをシューティングモードに変形させ尻尾部分のスイッチを引いた。

〇〇:ライダーシューティング!

『rider shooting』

ライダーシューティングを受けたアラクネアワームは爆発した。

『clock over』

そして丁度ドレイクのクロックアップが終了した。

その後変身解除をしドレイクゼクターはどこかへ飛んで行った。


〇〇:絢音、おまたせ。

絢音:ねぇ〇〇今のは何?いつどこで手に入れたの?

〇〇:俺実は元ZECTの人間なんだよね。その時に俺がワームに対抗するために作ったシステムだよ。辞める時にあいつらに使われるのが嫌だったから持ち出してきてやった。色々黙っててごめん。

絢音:もう!今度からは隠し事なしね!!

〇〇:はい…

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