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新たなる光 ANOTHER HISTORY TIGA第四話「預言者再来」
ある日の基地内
祐希:なんか最近宗教とかそういうニュースばっかじやない?
瑠奈:そうですね〜ネットニュースもそんなのばっかですし。
悠理:気を付けてくださいね。ああいうの捕まったら色々と大変な事になりますから。
理々杏:特に与田ね!あんたみたいな騙されやすいお子ちゃまはあっちからしたら良い鴨なんだから。
祐希:なによ!チビって言いたいの!
理々杏:そうだけど?w
祐希:あんたも大概でしょ!
真夏:まぁまぁ落ち着いて。
日奈:そこの2人はすぐ揉めるんだから。
理々杏、祐希:すみません。
〇〇:ただ今帰還しました。
絢音:お疲れ様。
〇〇:隊長、特に異常はありませんでした。
真夏:ならいいわ、少し疲れてるだろうからゆっくり休みなさい。
瑠奈:はい、コーヒーです。
〇〇:ありがとう。瑠奈の入れるコーヒーはいつも最高に美味しいよ。
瑠奈:そんな褒めたって何も無いですよw
そんな話をしていると、GUTSに出動要請が
真夏:△△地区で刃物を持った男が暴れているそうよ。
日奈:警察は動かないんですか?
真夏:なんか、特殊な力を使うって言ってたわ。
悠理:なんか、嫌な予感がしますね。
真夏:理々杏と悠理と絢音の3人で行ってきて。
3人:了解です。
真夏:男は1人って言ってたけど気を付けてね。
日奈:2人とも気をつけてね。男は1人だけど刃物を持ってる。いざとなったらGUTSハイパーを使いなさい。
そして3人は現場に向かった
(GUTSハイパーとは、GUTS隊員が携帯している高性能レーザー銃である。カートリッジを変えることでパラライズ、信号銃、バリアー、ガス弾なども発射可能になる。)
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絢音:隊長、現場に到着しました。市民の誘導にかかります。
真夏:わかった、気をつけてね。
悠理:こっちです!こちらに逃げてください!
男:ティガはどこだ!
理々杏:悠理!後ろ!
悠理の背後には刃物を持った男が立っており、悠理を刺そうとした。
男は刃物を振り上げ悠理の頭に刺そうとした。
絢音:くそ!ここからじゃ間に合わない!
カキーン
すると、男の持っていた刃物が地面に落ちていた。
瑠奈:皆さん、大丈夫ですか?
そこにGUTSライフルを持った瑠奈が現れた。
理々杏:今の射撃は瑠奈が?でもなんでここにいるの?
〇〇:隊長が、万が一に備えて1人スナイパーとして見守っといてってことで。
悠理:助かった。ありがとう。
絢音:そういえば、瑠奈ちゃんは理々杏と腕を並べるくらいに銃の使いは上手かったね。
〇〇:はい、大人しく捕まれ。
男:ティガは!ティガはどこにいる!あの悪魔を処刑しなければいけないんだ。
〇〇:はいはい、詳しいことは後で聞くから。
そして、隊員達は男を連れて基地に帰還した。
日奈:あの男はなんと言ってるの?
絢音:今、理々杏と悠理の2人で事情聴取してますけど、なんかティガはどこだって言ってます。ティガを処刑するってなんか訳分かんない事言ってます。
瑠奈:隊長、あの男どうやら今話題になってる、あの宗教の教徒でした。
理々杏:ただいま戻りました。
悠理:その宗教の中では、ティガは悪魔とされている為処刑をしなければならないって事らしいです。
すると、基地のモニターに砂嵐が吹き始めた。
??:やぁ、地球人。久しぶりだね。
〇〇:あれは、キリエル人。まだ残ってたのか。
キリ:ウルトラマンティガはこの世界に害を及ぼす悪魔だ。だから、処刑する。見よ!これが地獄の門だ。この門が開く時、キリエルが大量にこの世界に舞い降りる。そして、ウルトラマンティガ諸共処刑し、新たな世界を作る。
そう言うキリエル人の後ろの空中に謎の黒い門が出現した。
キリ:ウルトラマンティガよ見ているか。君が止めに来なければこの門は開くぞ。さぁどうする。この世の悪魔め
そう言ってキリエル人は消えていった。
理々杏:ヤバくないですか。
眞衣:凄いことになってるわね。
真夏:長官!
眞衣:とりあえず近隣住民の避難を急いで。
真夏:〇〇と絢音で1号に。日奈と理々杏と祐希で2号。あの辺は人も多いから瑠奈も出動して。瑠奈は悠理とシャーロックで現場に向かって。
真夏:GUTS出動!
全員:了解。
隊員達はそれぞれ現場に向かった。
眞衣:成長したわね、真夏。
真夏:いや、これも長官のおかげですよ。
眞衣:ところで、あなたはティガのことはどう思ってるの?
真夏:ティガですか?
眞衣:あの放送だとティガは悪魔だと言われていた。でも、何度も私達を助けてくれている。本当に悪魔なのかしら。
真夏:私はウルトラマンティガは私たち人類の光だと思ってます。何度も助けてくれて、ティガが現れると子供たちが笑顔になる。その子供の笑顔を見て大人もまた笑顔になる。そうやってティガは怪獣が現れたとしても、我々を明るくしてくれた。だからティガは光だと思います。
眞衣:なるほどね。私もその考えには賛成だわ。だから、ティガを闇なんかにしないようにね。では私は失礼するよ。
そう言って長官は去っていった。
一方その頃現場では隊員達が避難誘導を行っていた。
日奈:避難誘導の調子はどう?
瑠奈:この辺りの避難は終わりました。
理々杏:あれ?〇〇は?
絢音:逃げ遅れた人がいないか確認してから戻るって言ってました。
悠理:心配ですね。
数分前
絢音:この辺りは大丈夫かな?
??:ティガ、ウルトラマンティガよ。
〇〇:ん?なんか聞こえた?
絢音:いいや何も?
〇〇:そうか。
絢音:とりあえずみんなの所に戻ろう。
〇〇:絢音は先に戻ってて。俺は少しこの辺りを確認してから戻る。
絢音:わかった。気をつけて。
そう言って絢音は他の隊員の元へ戻って行った。
〇〇:誰だ、さっきからティガを呼んでいるのは。
??:ウルトラマンティガ、お前を殺す。
〇〇:お前は、キリエルか!
キリ:フッ、覚えていたか。
そう言ってキリエル人は〇〇に襲いかかってきた。
人間の〇〇ではキリエルに歯向かうことも出来ず、やられ続けた。
キリ:さぁ変身しろ。早くしないと地獄の門が開くぞ。悪魔のウルトラマンよ。
そう言ってキリエル人は消えた。
時は現在に戻る
日奈:さぁ、あのバカでかい門をどうするかだな。
瑠奈:調べてみたんですけど、地獄の門なんてものはTPCのデータベースには無いですね。
そう言っていると辺りが眩い光に包まれ、ウルトラマンティガが現れた。
ティガは地上から飛び立ち地獄の門が開くのを抑えていた。
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するとキリエル人が現れた
キリ:現れたぞ!悪魔が。これより、悪魔に制裁を下す。
そう言ってキリエル人はキリエロイドⅡに姿を変えた
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そして、手から光弾を放ちティガを攻撃し門を抑えていたティガを地上に落とした。
地上に落とされたティガは少しの間立ち上がることが出来なかった。
すかさずキリエロイドはティガを襲った。
何とか立ち上がったティガであったが、攻撃を受けてしまった。
そして立ち上がりキリエロイドに攻撃を仕掛けた。
ティガ・マルチパンチやマルチキックなどを放つが全てかわされてしまう。
そこでティガはパワータイプへと姿を変えた。
それを見たキリエロイドもパワータイプへとタイプチェンジをした。
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ティガはパワーパンチをキリエロイドにくらわすが、キリエロイドはティガにカウンターを入れた。
ティガとキリエロイドは取っ組み合い状態になるが、ティガはパワーで負けてしまう。
ティガはキリエロイドと少し距離を置いてスカイタイプへと姿を変え飛び立った。
それを見兼ねたキリエロイドもスカイタイプになり、ティガを追った。
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キリエロイドの飛行速度はティガよりも速く、すぐに追いついてしまいティガを地上に落とした。
ティガは立ち上がることが出来ず、そのまま倒れ込んでしまった。
そして、地獄の門からは闇の霧が出始めティガを飲み込み始めていた。
絢音:ティガが、闇に飲まれてしまう。
回線で、その声を聞いていた真夏は
真夏:闇?光だ。光を。みんな、ティガに光を!
全員:了解
隊員たちはガッツウイングとシャーロックのライトをつけティガに光を当てた
絢音:まだ、全然足りないです。
真夏:瑠奈、この回線をテレビ局に繋げることは出来ない?
瑠奈:外なので、いつもと環境は違いますが、やれるだけのことはやってみます。
瑠奈は真夏からの通信を全テレビ局の放送の間に割り込ませた。
真夏:TPC、GUTS隊長の秋元です。皆さん目を覚ましてください。ウルトラマンティガは何度も我々を助けてくれました。そんなティガが悪魔な訳ありません。今度は我々がティガを助ける番です。ティガに光を。ティガに光を与えて下さい。
そこで回線は切れてしまった。
瑠奈:これが限界です。
真夏:いいわ。ありがとう。
すると、懐中電灯やサイリウムなどを持った人達が集まってティガに光を与え始めた。
車を持っている人はライトをつけスマホを持っている人はスマホのライト機能で照らし始めた。
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柚菜:こんなところで死なれては困るよウルトラマン。君は私の実験に必要なのだからね。
どこかでその模様を見ていた柚菜はティガのいる周辺の地区のサーバーにアクセスして電圧を上げビルなどの建物から光を与えた。
大量の光を貰ったティガは再び立ち上がった。
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そしてティガはマルチタイプへタイプチェンジをした。
キリエロイドが再び襲いかかってきたが、その攻撃をかわしウルトラ・ライトナックルをくらわせた。
攻撃をもろにくらい怯んだキリエロイドをティガは持ち上げ、地獄の門へと投げた。
そしてゼペリオン光線を放ち、キリエロイド諸共地獄の門を破壊した。
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それを見た人々は歓喜に包まれた。
GUTSの隊員達も喜んでいると、いつの間にかティガは居なくなっており、〇〇が帰ってきた。
〇〇:すみません、遅れました。
日奈:どこ行ってたの?
〇〇:1名逃げ遅れたおばあさんがいて一緒に避難してご家族の方を探してました。
日奈:まぁ無事でよかったわ。
絢音:それにしても凄い怪我ね。
〇〇:まぁ、このくらいなら大丈夫だよ。
絢音:戻ったら消毒ね。
〇〇:えぇ、大丈夫だよ。
絢音:消毒!
〇〇:はい…
瑠奈:絢音さん強い。
日奈:さぁ帰るよ。
その後基地に戻り〇〇は鬼のように消毒されたようです。
一方その頃
柚菜:遂に、遂に完成したぞ!これで私も光になれる。待っていろウルトラマンティガ!待っていろマドカ〇〇!
柚菜の作り上げたものとは、柚菜の目的とは一体…