時空を超えた戦い 第三話「新たな戦士
レイビーク星人の連続誘拐事件から数日後の職員会議にて
陰陽:来週から家庭科の✕✕先生が産休に入られるということで明日から後任の新たな先生が来ることになっています。✕✕先生は引き継ぎ作業をしっかりとしておいて下さい。あと、来週から大学の教育実習生が来ることになった。担当は数学と聞いている。心昭先生、指導担当をお願いできますか?
心昭:え、私がですか?不安ですがやらせて頂きます。
氷河:何かあったら頼って下さいね。
月光:頼りにしてますよ!
ハイドロ:あまり圧はかけてあげないで下さい。
翌日
陰陽:昨日の職員会議でも言ったように、新しい家庭科の先生が来ています。では、挨拶を。
ゲマ:本日からお世話になりますゲマと申します。教員歴もまだ浅いのでご迷惑をかけることもあるかもしれませんがよろしくお願いします。
ハイドロ:ゲマ先生は学年の所属は無い予定です。そして、進路の方を担当して貰います。
陰陽:では、これで職員会議は終わりとします。心昭先生、空いた時でいいので私の所へ来て貰えますか?
心昭:はい、わかりました。
ヤマ:え、何かやらかしたんですか?
ユータ:それは無いでしょう。
氷河:多分、昨日言ってた教育実習の事でしょう。
その日の昼休み、心昭は言われた通り校長室を訪れていた
陰陽:すまないね。はい、これが来週から来る教育実習生の資料だそうだ。
心昭:ありがとうございます。
陰陽:主任の方も忙しいとは思うがよろしく頼んだよ。何か困ったことがあったら言いに来なさい。
心昭:はい!では失礼します。
そして翌週の職員会議で
心昭:この子が今日から1ヶ月この学校で教育実習をする子です。皆さんに挨拶を。
のぎエンマ:初めまして、本日から1ヶ月お世話になりますのぎエンマと申します。よろしくお願いします。
(以降はのぎエンマさんのことは「のぎ」とさせて頂きます。御理解の程宜しく御願いします。)
挨拶の後
陰陽:教頭先生、少し話があるので校長室まで来て貰えますか?
ハイドロ:はい
陰陽:最近怪獣の事件が多いですが心当たりはありますか?この辺りは前からそういう事件は多かったのですか?
ハイドロ:いいや、最近になってからですね。心当たりもないです。
陰陽:そうですか、何かあった時は頼りにしてますよ「ウルトラマンダイナ」(ボソッ)
ハイドロ:!!!
陰陽:驚きましたか。別に脅している訳では無いですよ。それに教員がウルトラマンになってはいけないなんてルールは無いですからね。
ハイドロ:いつからご存知で?
陰陽:最初の時ですよ。あと、ほかの先生方も変身できるということもわかっています。何かあったら口裏合わせはやりますので「正義」の為に戦ってください。
ハイドロ:なぜそれを知っているんですか?
陰陽:それについてはまた全員集まった時にでもしましょうか。話はそれだけです。
ハイドロ:…では失礼します。
陰陽:さて、今後どう動くか楽しみだなw
ハイドロ:なぜ知っている。あの校長、何かあるのか?
それから数時間後の授業中
突然ギャラクトロンが5体出現した。
教員は生徒達の避難を始めた。
心昭:君も危ないから逃げなさい。
のぎ:大丈夫です。僕には力があるので。
そう言ってジードライザーを取り出した。
心昭:あいつは強いぞ。5体相手に1人で勝てるとは到底思えない。ここは他のウルトラマンに任せなさい。
のぎ:大丈夫ですよ。
そしてそこにゲマもやってきた。
ゲマ:それは!君もウルトラマンなのか。
のぎ:君もってことは先生も?
ゲマ:あぁ、では行こうか!
のぎ:はい!
心昭:ちょっと!待ちなさい!
2人は心昭の言う事を無視して変身した
のぎ:融合! アイゴー!ヒアウィーゴー!
『ヒュージョンライズ!』
のぎ:決めるぜ!覚悟!
のぎ:ジィィィド!
『ウルトラマン!ウルトラマンベリアル!』
『ウルトラマンジード!プリミティブ!』
ゲマ:ウルトラマンさん!
『ウルトラマン』
ゲマ:ティガさん!
『ウルトラマンティガ』
ゲマ:光の力、お借りします!
『ヒュージョンアップ!』
『ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!』
ゲマ:俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を討つ!
心昭:バカが、なんの忠告も聞かずに
ユータ:大丈夫ですか?
心昭:あぁ大丈夫だ。
ユータ:あのウルトラマンは?
心昭:ゲマ先生と、教育実習生だ。何の忠告も聞かず向かっていった。
ユータ:ギャラクトロンって確かとんでもなく強いですよね?それが同時に5体も。
心昭:あぁ、恐らく勝ち目は無いだろう。ただ、あいつらの実力を測るという意味ではとりあえず様子見では良いのでは?
ユータ:そうですね。とりあえずは2人で戦わせますか。
心昭とユータは最初は2人の戦いぶりを見る為に変身しなかった。
その頃ジードとオーブはギャラクトロンの後頭部から伸びたシャフトで捕らえられ、残りの個体から腕についたブレードやビーム攻撃を受けていた。
のぎ:くっ、こいつら強い。
ゲマ:俺達だけでは勝てないのか。
ユータ:あの2人もう諦めてますよ。
心昭:はぁ…言わんこっちゃない。
陰陽も遠くからその戦いを見ていた。
陰陽:あの2人は新任と教育実習生か。弱いな。倒す価値もない。この世界のウルトラマンはみんなこんな弱さなのか?つまらんな。
2人のウルトラマンの戦いを見ていた心昭とユータは
ユータ:そろそろ行きますか。行かないとあの2人死にますよ。
心昭:そうだな。行くぞ!
ユータ:はい!
心昭とユータはそれぞれギンガスパークとゼットライザーを構えた。
心昭はウルトラマンギンガのSDを出し足の裏のライブサインをギンガスパークで読み取った。
『ウルトラーイブ! ウルトラマンギンガ!』
『Yuta Access Granted.』
ユータ:宇宙拳法、秘伝の神業!
ユータ:ゼロさん、セブンさん、レオさん
『Zero』『Seven』『Leo』
Z:ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーット!
ユータ:ウルトラマン!ゼーット!
『Ultraman Z Alpha Edge』
2人はウルトラマンギンガとウルトラマンZに変身した。
そしてギンガとZはジードとオーブを拘束していたギャラクトロンのシャフトを折った。
のぎ:すみません、ありがとうございます。
心昭:ちゃんと先輩のいうことを聞け!
のぎ:はい…
ユータ:あと、2人とも既に諦めていたよな?
ゲマ:はい、諦めてしまいました。
ユータ:氷河先生の変身するウルトラマンメビウスが言っていた。「最後まで諦めず、不可能を可能にする。それがウルトラマンだ!」と。あんなところで諦めるお前らはウルトラマン失格だ!そこで黙って見ておけ。
心昭:さぁいきますか。
Z:ユータ、久々だからって気を抜くなよ。
ユータ:押忍!
ギンガとZは5対2という不利な状況でも果敢に挑んだ。
ギンガはギンガスパークをギンガスパークランスに変えて戦った。
そして、先端の刃でギャラクトロンの角を切り落とした。
更にギンガファイヤーボールでギャラクトロンを攻撃した。
その頃Zもギャラクトロンに優勢だった。
得意の宇宙拳法でギャラクトロンを攻撃していた。
そして、頭部からゼットスラッガーを出しギャラクトロンの両腕を切断した。
心昭:決めるぞ!
ユータ:わかりました!
心昭:ギンガクロスシュート!
ユータ、Z:ゼスティウム光線!
2人のウルトラマンの光線技により2体のギャラクトロンを破壊した。
のぎ:すげぇ…
ゲマ:俺達が傷一つ付けれなかった相手をいとも簡単に倒した。
心昭:お前達はそこで見ているだけでいいのか?
のぎ:え?
ユータ:名誉挽回はしなくていいのか?
ゲマ:やらせてください!
心昭:じゃあ2人でギャラクトロン一体倒してみろ。倒せたら少しは見直してやる。
のぎ:さぁ頑張りましょう!
ゲマ:そうですね!
するとそこにアブソリュートタルタロスが現れた。
タル:よぉウルトラマン達。
Z:お前は!
ユータ:Zさん知ってるんですか?
タル:我は究極生命体、アブソリューティアンの戦士。アブソリュートタルタロス。お前達ウルトラマンを倒しに来た。
それを見ていた陰陽は
陰陽:何故タルタロスが?少し行ってみるか。
陰陽はトレギアアイを取り出しウルトラマントレギアに変身した。
トレギア:タルタロス、何の用だ。
タル:お前が全然ウルトラマンを始末しないから直接手を下しに来たのだよ。
トレギア:まぁせっかくだから少し鍛えてから倒そうと思っていてな。今のままだとあまりにも簡単に倒せてつまらない。
タル:そうか。
すると
ゼロ:見つけたぞ!タルタロス!
そこにウルトラマンゼロとウルトラマンティガが飛んできた。
Z:ゼロ師匠!
ゼロ:よぉZ!元気にやってるか?とりあえずお前らにエネルギーを分けてやるよ。
ゼロは4人のウルトラマンにエネルギーを分け与えた。
ゼロ:お前ら4人はギャラクトロンに専念しろ。こっちは俺達に任せろ!
Z:わかりました!
そしてタルタロスVSゼロ、トレギアVSティガ、ギャラクトロン3体VSギンガ、Z、オーブ、ジードの戦いが始まった。
4に続く
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