俳句会 2022年1月

今日の俳句会

1、  重箱の  南天の向き  あれこれと

おせちの南天の向きなんて、味は変わらないのに、あーでないこーでもないと置き換えている光景を俳句にしてみました。

3人から選ばれ1人から特選いただきました。

先生の添削は、季語が不十分で、「南天の実」まで入って冬の季語だから、南天だけでは駄目ですとのこと。あちこち、という表現も口語的で、詩的な表現としてはいまいち良くない。遠近(おちこち)などを使ってみる方がいいとのこと。

とりあえず、もうちょっと歳時記ちゃんと読みなさい!の事でした。

歳時記の読み方は、

①季語を調べる(主題、副題を調べる)

②解説を読む(解説文の中の表現は、俳句中に入れないこと!)

③他の俳句を読む(上五、中七、下五のどこでその季語が使われてる事が多いか、どこにくるとどういった味わい、効果が発生してくるか考えること!)

2、年始Tel  終えてはたとす  「叔母でない」

正月に叔母さんの家へ電話をしたら、電話の切り側の挨拶で、何となく違和感を感じました。叔母さんだと思って話していた人が、実は娘だったんじゃないかと、電話を切った後分かってきた、という情景を俳句にしました。

添削は、英単語とカギ括弧使うな!とのことでした。

初電話  終えてはたとす   叔母でない

でない、を、「出ない」と思う人いるので、もうちょっと考えてみてとのことでした。

又、終えて→終へて   文語体にしましょう、とのこと。

3、値切りたい 塾長 ゑびすな だるま売り

だるまを買おうとしている塾長、値切りたいけどあまりすると合格率下がっちゃうから強く掛け合えないでいます。そんな事を承知のだるま売りさんは、余裕綽々のゑびす顔で応じています。という光景を俳句にしてみました。

添削は次回にくださるそうです。


4、初詣  馴染みの易者 姿無し

いつも毎年同じ場所に居る易者さんに占ってもらっていて、その人が今年はいませんでした。高齢だったから、どうされたかなと、心配してます。

添削は次回


5、初春や  祖母の晴れ着に 潤む母

季語が難しかった。思いつかなかった。

添削は次回


メモ

淑気満つ

枝垂れる  しだれる

良しと納得、とか、定位置決まる、とかは意味の重複があって言葉の無駄

三段切りに気をつける。



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