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かんがえこと-21 6.4

5月27日(月)

あいかわらず、休憩のたびに踊場へ出て、鼻をかんでいる。

帰り、服屋をのぞく。そのまま同じビルにあるくまざわ書店へ。広い。平日の午後なんだなぁという感じの静かさ。見たかった人文書は少なかったけれども雑誌など多く、うん、行動範囲にひとつはあってほしい店。ずっとチェックしていて買うつもりの本は置いてあったけれども、どこで買うか、今なのか、などとずっとかんがえていて、どうも、買えずにいる。今日も買えず。買えばいいのに。

一度家に戻ってからスーパーへ。なんだか平日は安いらしい。仕事している間はずっと日曜日にしか行っていなかったからあまり気にしていなかったけれども。これからは平日に行こう、とすこし気分があがる。ただ「ポイント5倍」のややうざいあのメロディが流れていないのは、すこし寂しくもある。


5月28日(火)

寝坊。寝付けなくて寝たら起きれなくなるやつ。30分で家を出る。白湯も朝食もなし。学校に着いて昼ご飯に買ったおにぎりをかじる。今日は帰ったら、昨日買いこんだ夏野菜をやっつけると決める。


5月29日(水)

キャリアコンサルティング、の日。2回目。初めて書く職務経歴書についてのアドバイス。「ひと笑い」起こす。とは。私にはありがたくもあるけれども講師はずっとしゃべっていて、いちおうこちらの質問とか、どんな調子ですかとか、聞いてほしいというか、あまりしゃべらない私が、なんだかしゃべれないことに、不完全燃焼。

5月30日(木)

帰り、三越前で下車。通りがかりに「タワー書房」を見つけてのぞく。ビジネス街の本屋らしい。明るすぎない照明が落ち着いて良い感じ。また今度寄る。

地上に出てドトールへ入る。控え目だけどこだわりのありそうな外観。カウンターには、支配人、と呼べそうなダンディがいて、粋な感じを割り増ししている。とても良いドトール。職務経歴書をかく。「ひと笑い」とは。

歩いて小伝馬町まで。「ほんやのほ」をのぞく。不思議な空間に夢中。ちょうど店主いかわさんの友人のアーティスト、みさきさん、がいらしていて、イラストや手作りしたいろいろを見せてもらう。みさきさんは中国にいたこともあるらしく、だからかはわからないけれどチャイナ服のようなファッション。自然体でかわいらしくて、タメ口。タメ口をしていいのはやっぱりキャラクターなのだと知る。私がしたらきっと上から目線になるんだろう。


5月31日(金)

帰り、池袋のくまざわ書店。たまにのぞくところ。ファッションビルの店舗だから、だから、と言ってよいのかわからないけれども、ランキングとか、「女の幸せ」とか、わかりやすいものが目に入る。奥には新聞書評のコーナーもあるけれども、見ている人はあまり見たことがない。植本一子「台風一過」と久しぶりにファッション誌をかう。

6月1日(土)

10時ころ起きる。12時間くらい寝ている。タリーズで先週かなわなかったスパゲッティ。ひとりずつに粉チーズとタバスコがボトルごと支給されて、これ、返さなくていいかな、お昼時だし足りなくならない、どれだけストックしてるんだろう、などと思いながらそのまま2時間くらいいる。「台風一過」をよむ。すごく良い。なんだかずっとおだやかに涙しながら読んでいる。なにか誰かを大切にしたくなるような、そんなおだやかさ。顔を上げて窓の外を見ると、ちんどん屋が。江古田は今日もにぎやかだ。干渉しない、参加自由のにぎやかさは、ないとさみしいくせにありがたくて、ほっとする。久しぶりにドラッグストアへ寄る。「えこねこ」はまつげサロンか何かに変わってしまったようだった。ねこたちはどうしたんだろうか。すべて人間の都合。


6月2日(日)

早く起きたので池袋のドトール。「台風一過」。カルディを物色していると母から電話。車買い替えるけど何色が良いと思う、「お互い乗りやすい色がいいんじゃない」適当に返す。ついでに、父を連れて行こうかと思っていた新潟開催の巨人戦に行けるかか聞く。誘うのはすこし楽しみにしていたのに、言ったとたんなぜかめんどくさくなってしまう。

午後はイベントの下準備。まだひとりで妄想のなかでしか開催できていなくて、本当に行われるのか、まだ現実感が、ないままでいる。




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