男と女
私は日常を誰かに話したい。悩みや嫌な事があったら、話して、
聞いてもらいたい。
アドバイスは、ほぼ不要で、共感してもらえば有難い。そんな典型的な女。
夫は、子供が産まれてからも私の日常の事まで、ずっと聞いてくれていた…か、聞いてるふうに相槌を打ってくれてた。
私は夫の愚痴や日常を聞きたかった。会社の事も知りたかったし、
何でも把握していたかった。
でも、それは子供が産まれるまで。
子供が小さい時は、愚痴を聞いたとしても「予定通りに物事が進んで
羨ましい」って妬みが入った。
夫がスポーツクラブに行く事も、飲み会に行く事も「パパは自由に動けて
いいね」「私はスポーツクラブに行く余裕もないし、日常生活が運動だよ」
って思ってた。嫌味はいっぱい言った。
今、夫は適当に自分の話をしてくれるけど、私の日常には興味は無い。
考えてみれば当たり前かもしれないけど。それでも、子供の話なら
興味あるだろうと考えて、必要そうな情報は話す。
私が、夫に、興味の無さそうな話を始めると、夫はTVを点けて
TVに入り込む…と、あからさまなので、私は話を止める。
途中で話を止めても、違和感はないようで、気付かない。
夫は、話したい時は話してくる。子供の事で聞きたいことは聞いてくる。
それで十分みたい。
典型的な男か。
私は聞いてない…って態度をされると、自分がダメージを受けるから
「つまらない」と思われそうな話は、しない様にしている。
つまらない話は、子供に聞いてもらうか、友人か、彼に聞いてもらう。
今の夫婦の会話はこんな感じ。
ただ「今日何してた?」なんて、全て話していたら、嘘をつかないと
いけないことが出てきてしまうから、結局、今の状態は私には有難い。