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『ヨシコの部屋』におじゃまする、の巻

10月31日(にち)くもり・さむい

今日は、ご招待していただいてからとてもたのしみにしていた、「ヨシコの部屋」にあそびに行ってまいりました。以下、そのときの日記です。

場所は、葛巻にある「cafe やどり木」さん。お店にはいると、暖炉の火があたたかく燃えいていて、よしこさんがサフランライスの美味しそうなカレーを召しあがっていた。くつろいだ、とてもすきな雰囲気のお店。わたしはチャイとさつまいものケーキをいただく。ケーキにジャックオランタンのかたちのクッキーが添えてあって、忘れていたけど、思いがけずハロウィンをかじれてうれしい。

道中、紅葉がとっても!綺麗だった。九戸村からみた折爪岳のうつくしさといったら息をのむほどで、山のふもとから野焼きの煙があがっていたり、農作業をするおばあさんのカラフルなほっかむりがみえたり、なんだか時間がそのままになっているかのようなところでした。山道を走りながら、わたしの運転技術では冬は死んでしまうと思ったので、雪が降るまえにまたのんびりしにいけたらいいなぁ。

よしこさんとは、ヨガの先生がおなじ、というご縁で出会いました。お会いする前の出来事何年分かを、1時間ちょっとでしゃべりたおす!という勢いで、我ながら、わたしたち女性ってやっぱりすごいわと感服。

わたしはだれかとおしゃべりするの、とっても好きだけど、どこか頭のなかで配分とかを計算してしまうようなところがあって、(これって、多くの女性はそうなのかしらん)、あぁちょっと喋りすぎちゃったかなぁ、あの子はもっと言いたいこと、あったのかなぁ、とかぐるぐるしてしまうこともしばしば。

でも、ヨシコの部屋は、ちがいました。はーー!たのしかった!!いいエネルギーつかった!という感じで、両方の分量とか内容とか間とか、なんというか、完璧な時間だった。さすが聞き上手しゃべり上手のよしこさんってすごい。この時間をよしこさんは温泉にたとえていて、お洋服づくりをされるよしこさんが、温泉はいるんなら服着たままじゃはいれないじゃん!あたしが先に脱ぐからさ!っていうおもしろい矛盾、最高だなと思った。もうみんな、よしこさんとおしゃべりして心を丸裸にしてしまって、さっぱりしたあとに蟻さんのお洋服に袖をとおしたら、きっと幸せになれると思う。

おしゃべりの内容は、ちょっと、公共の電波では放送NGという感じなのだけど(笑)、パートナーのお話はとっても盛りあがった。メモ魔のわたしはメモしたくてうずうずしてしまうくらい、名言をたくさんいただいた。今またあたらしい環境にとびこんだ自分にとって、タイミングもばっちりの、この日はすてきなきっかけになるだろうなという予感がする、そんな一日でした。


それで翌朝、というか翌昼、あかるいお風呂場でよしこさんとのおしゃべりや、これまでの恋愛とか、あれこれ考えをめぐらせていたら、ふとひらめいたことがあったので、最後に書きのこしておきます。

それは、わたしの価値は、わたしにしかない、ということ。

わたしに(以下、わたし、をあなた、に言い換えてかまいません。)、

パートナーがいるか否か、結婚しているか否か、パートナーが高身長高収入高学歴イケメンか否か、なにを着るか、なにをたべるか、そんなところには、わたしそのものの価値はない、と。

わたしの、あるいはあなたの価値は、

表情や、仕草や、立ち姿や、声や、使うことばや、

目尻のしわや、笑顔や、愛にあるのであって、

頭で考えることによってオプションでくっついてくるあれこれや、物質的な豊かさには、ほんとうの価値など存在しないのだ、と思ったのでした。


おまけだけど、昨夜帰宅して冷蔵庫を開けたら母が買ってきた「京のおとこまえ鍋豆腐」というお豆腐が入っていて、原材料名の最後にひとこと、明朝体で

「本当の男前は、あなたを裏切らない」と書いてありました。

よしこさーん、これはなんのメタファなのー!笑

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