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新月と海鮮丼

11月5日(きん)忘れちゃった、たぶん晴れかな?

・新月。からだがとてもおもい。日中も一度ねむる。母は台所のふるーーーい棚を捨てて、あたらしい棚を自ら組み立て、整理整頓していた。うれしい兆候。

・夕方、中学一年生からの付き合いの友人と電話。学年一の秀才で、もちろん生徒会役員。赤いフチの眼鏡をかけ、大多数の女子(もれなくわたくしめも)が靴下を伸ばしてソックタッチでとめるなか、最後までくるぶし丈で堂々としていた彼女も、もう2児の母。「子育てや家事はニガテ、これまでの学歴なんて今の生活じゃまるで役にたたない」と嘆いていたけれど、きっと、そんなことはないと思う。人知れず誰よりあなたは努力していたし、今必死に子育てを頑張っているあなたはほんとうに愛らしくて、13歳のころから変わらず、尊敬しています。わたしは数学が致命的にできなくて、塾に通うかどうかシクシク悩んでいたら、「あたしがこずえちゃんに教えるから!」と宣言してくれたそのこと自体がとても嬉しかったし、テスト用紙が配られているさなか、消しゴムを机に出し忘れたことに気がついたちびまるこみたいなわたしに、咄嗟にじぶんの消しゴムをぎゅっとちぎって渡してくれた衝撃は、いまも忘れられない。

真面目子ちゃんとワルになりたがってる中途半端な女の子の友情、まるで漫画みたい。もう17年の付き合いかー。ちょっと信じられない数字だなー。林間学校の思い出あれこれ(カレーづくりのとき、彼女が肉を洗ったのだとずっと思いこんでいたがちがう子だったということが昨日判明)で、おばあちゃんになっても、大笑いしていようね。


11月6日(ど)はれ!あたたかい

・盛岡から来た友人がはるばる、遊びに寄ってくれる。地元のいちおう観光地というか、海産物がずらーっと並ぶ市場にいく。好きなものをえらんで、七輪で焼いて食べられるコーナーがあって、そこで食事をすることに。ここにあるもの何でもえらんでいいんだ!!と思うと胸がときめいて、おとなになってよかったわぁと思う。

きれいなクリームいろのほたて、ぶあつい縞ほっけ、つぶ貝が串にささったの、揚げもの屋さんでサメのフライ(!)、それから中トロやぶりんぶりんの牡丹えびや玉子に蟹、口のなかで潰そうにもにげていってしまうくらい弾力があったイクラがてんこ盛りの海鮮丼、千円也!ノンアルビールで乾杯して、最高においしかった。

正直にいって、地元を好きだと思ったことがないのがすこしかなしいのだけれど、はじめてここに生まれてよかったなー、と思えた気がする。ありがとう。

・きょうは一粒万倍日に大安、しかも昨日友人と電話でインドの話をしたからか、インドの象の神様が夢にでておわしたので(にほんごむつかしい)、なんとなく日がいいかーと思って、夜、あるお仕事に登録した。こういうのって、きっかけはなんでもいいのだろうね、ただそのきっかけは楽しいほうがいいな。

まいにちを、こつこつと、すごしていきたいです。

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